スキルシェアサービスのプライシング
またしても、久々の投稿となりました。
ご無沙汰しております。
昨日は久しぶりに大阪に行ってきました。
今帰りの新幹線で記事を書いています。
さて、プライシングについて。
マーケの大事な要素のうちの一つです。
昨今クラウドソーシングがかなり一般的になっていて、
いろんな方がいろんなスキルを出品してます。
副業の方もいれば、フリーの方もいるのかなと思うのですが、
そこで大事なのが価格設定。
フリーランスや副業など、スキルシェアについてのお話となります。
皆さん、コンテンツのクオリティにはこだわったり、
SNSとか使って拡散の仕方を工夫したり、
またはどのサイトにだせば一番反響があるか、
みたいなところは考えるとは思いますが、
これをいくらで売ろう、みたいなところはどうやって考えているんだろう?
と思います。
商品やサービスの価格の決め方は大きくわけて4つあって、
それぞれ
コスト志向型、需要志向型、競争志向型、心理志向型
となります。
コスト志向型が一番わかりやすくて、
原価にマージンを乗せて価格設定をする方法になります。
需要志向型はコスト志向型の逆で、
ユーザーや市場の決めた価格から逆算して調達を行う方法です。
競争志向型は競合の価格にぶつけて勝てる価格を設定します。
心理的価格設定はブランドや価格から想起されるイメージなどをベースに
価格設定を行います。
それぞれ個別に判断することになりますが、
上記はあくまで、一般的な価格設定の方法になります。
つまりは普通の企業がどうやってプライシングをしているか、
ということです。
では、フリーランスなどのスキルシェアの場合、
どうでしょうか。
まず原価+マージンという考え方だと、
価格が属人化しますよね。
ずっと1人でやってるとスケールしないですし、
一生作業者で終わってしまいます。
もちろん生涯現場!みたいな考え方であればそれもいいとは思いますが、
1人でやってると提供できるサービスの限界がすぐ見えてしまいがちなので、
行く末ジリ貧になりがちです。
では、需要志向型であるとどうでしょうか。
これは事業がスケールしたときにはいいかもしれませんが、
個人でやっているフェーズであると、
次々出てくる競合により安い価格で出されると、
市場の価格期待がどんどん下がっていきます。
そうなると価格競争になって売上は上がりにくくなりますよね。
同じ理由で競争志向型は競合が増えれば増えるほど、
価格は下がりがちなので事業継続が難しくなっていきます。
原価圧縮できるようなコンテンツ、
わかりやすい例でだとUNIQLOなどのようなビジネスであればいいですが、
個人でスキルを切り売りしている形だと、
原価の圧縮は結局個人事業からスケールメリットを出す戦略に出ないと、
難しいですよね。
上記3つのプライシングだと、
例えば価格が
原価だったり、
市場期待値だったり、
競合だったり
に依存する形になります。
これらは個人事業主であるとなかなかコントロールは難しいですよね。
では心理志向型であると、どうでしょうか。
例えばブランドイメージであったり、
価格ーコンテンツのマッチングであったり、
これって、なんとかなりそうですよね。
ブランドイメージであれば、
これまでの経歴であったり実績であったりで、
ある程度こちらでコントロールできそうですよね。
スキルシェアマーケットって結局D2Cみたいなところがあるので、
強みとしてはブランディングだったりポジショニングだったりを、
ダイレクトに仕掛けられるのが強みだったりします。
なので結局は競合と価格競争したり、
原価にマージン乗せて売るといった方法だと事業継続がかなり難しくて、
どれだけ自分のブランドと価格をマッチさせるか、
というところに尽きるのかな、と思います。
さてさて、またしても長くなってしまいました。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
よりよい未来のために!