今こそ雛ちゃんを落とす時!!『雛ちゃんブレイカー2ndBreak』
この記事を開いていただきありがとうございます。
皆さんは『雛ちゃんブレイカー2ndBreak』、通称『雛ブレ2』をご存知でしょうか?
本作品は間もなく2周年を迎える良い機会ですので、多くの方に知ってもらいたいと思い、ちょっとばかり紹介してみます。
大まかにこんなゲームです。
・1試合1分のオンライン対戦
・完全無料で遊べる
・物理演算のミニゲーム
本記事は東方Project、及びISYの二次創作です。
※本記事の文章や画像は東方Projectの二次創作ガイドライン、及びサークルISYのガイドラインに従うよう心掛けていますが、問題がある場合は削除いたします。
【2024/7/30追記 一部誤字を修正しました】
【2024/8/2追記 一部誤謬を修正しました】
1. 概要
『雛ちゃんブレイカー2ndBreak』はサークルISYから2022/7/28にリリースされた東方Projectの二次創作ゲーム。
制作者はいすぃさん。他にも鍵山雛(雛ちゃん)を主役とする数多くのゲームを制作されている方です。
オンライン上でのプレイヤー間の対戦がメインとなります。
PCとAndroidに対応しており、異なるプラットフォーム間での対戦も可能です。
GooglePlayストア、BOOTH、Steamから販売されています。
いずれも無料です。
アプリ内課金もありません。
(BOOTHのみ、無料の通常版と600円の開発応援版が存在。開発応援版はおまけとしてゲーム内素材がついています。現在はver1.04までの素材が収録されており、随時追加されるようです。)
↑制作者によるリリース記事
各種DLできるサイトのリンクも掲載されています。
2. ゲーム概要
2.1 ゲームの流れ
このゲームは、雛ちゃんを画面外に追い出した方が勝ちという非常に斬新なルールの対戦ゲームです。
各プレイヤーは、ボールの投擲などを駆使して障害物や雛ちゃんをふっ飛ばすことを狙います。
プレイヤーの選択肢としては主に、画面横から投げる「ボール」、画面上から落とす「ボックス」、使用キャラに応じた「スペル」です。
操作も至ってシンプルで、ボールは画面の投げたい高さを押すだけ、ボックスは画面の落としたい位置を押すだけです。
本作品は物理演算を使用しており、微妙な力の当たり方の違いによって結果が変わるのも特徴です。
物体の動きが完全に止まると、相手ターンに移ります。
また、物体を動かすと、画面左下の魂ゲージが増加します。
これにより強力な「スペル」が使用可能となるので、とどめを狙うのが基本的な流れです。
基本的に難しい操作は無く、感覚で理解できるものがほとんどです。
説明を読むよりも、実際に動かしてみる方が分かりやすいと思います。
2.2 種類豊富なキャラクター
本作品で使用できるキャラクターは、現状31種類。最終的に35種類までの更新が予定されています。
本作品の良い点として、最初から全キャラ使用可能であり、キャラの強化要素も存在しない仕様となっています。
最初から、全プレイヤーが対等な性能で対戦できます。
各キャラクターには、固有のスペル2種類とキャラストーリーが設定されています。
スペルは全てのキャラで異なりますが、主に
強力なショットや特殊効果のショットを放つもの
フィールドを特殊状態に変えるものや、物体を設置するもの
フィールドのオブジェクトを破壊するもの
の大きく3種類に分けられます。
いずれも、雛ちゃんを落とすことに役立つものばかりです。
一応、対戦ゲームという観点から補足すると、キャラの間である程度の強い・弱いといった差はあると思います。
私の感覚では、スペルの使用に必要なコスト(魂ゲージ)が少ないキャラや、高火力のショットを出しやすいキャラは強く評価されている傾向を感じます。
しかし、特定のキャラばかりが蔓延する環境にはなってはいません。
これは、ステージ毎に動かしやすいキャラが異なることや、プレイヤーによって使いやすいキャラが異なるためだと思われます。
また、全キャラ共通のボールが高めの威力に設定されており、これだけで十分に試合を進めることが可能なためでもあるでしょう。
勝率の振るわないキャラに対しては、アップデートの際に強化されることも度々あります。
今のところ、誰も使っていないようなキャラは存在しないため、丁寧にバランスが取られているゲームです。
キャラストーリーに関しては、各キャラが参戦した経緯が語られています。
参戦理由は様々で、どれも手が込んでいます。
本作のあらすじに詳しくありますが、雛ちゃんが自ら落とされようと企んでいることを知っていると分かりやすいです。
2.3 持ち込みスペカ
他にも、各プレイヤーは1つ持ち込みスペカを選択できます。
様々なものがありますが、一例として
「PBロケット」…横からやや強力なショットを放ちます。ショットの使い分けや、高威力のスペカを持たないキャラの打点を補えます。
「伊吹のお酒」…即座に魂ゲージを増加させます。各キャラの強みを活かしたい場合や、早い試合展開ができます。
「妖刀鍵山」…画面上の障害物や、相手が設置したギミックを破壊できます。特定のステージやキャラに対して、強く立ち回ることができます。
などがあります。
この他にも、様々な持ち込みスペカが存在しており、どれを選ぶかで個性が現れる要素です。
同キャラ対決でも、差が生じる一因になります。
2.4 対戦の種類
本作品には、大きく3種類の対戦方法があります。
1つ目の対戦方法は、段位ポイントをかけて対戦するランクマッチ。
勝つと段位ポイントが上昇し、負けると減少するルールです。
段位ポイントが一定の値まで上昇するとプレイヤーの段位が上がります。
補足として、一定の段位差がある対戦では、負けたプレイヤーの段位ポイントは減少しません。
また、負けた際の段位ポイント減少量は、段位が低い内は少なく、次第に増加していく仕様になります。
これらの仕様により、初心者が一方的に狩られ続けて一向に段位が上がらない、といった状況は起こりにくいです。
2つ目の対戦方法は、カジュアルマッチ。
こちらは段位ポイントの増減が無く、勝敗にこだわらず気楽に楽しめる対戦です。
また、本作品は4ケタのパスワードを使用することで、特定の相手との対戦(プライベートマッチ)が可能ですが、この場合もカジュアルマッチとなります。
3つ目の対戦方法は、イベント。
実際にはこちらもカジュアルマッチなのですが、使用可能なキャラや持ち込みスペカを指定したルールで遊ぶことができます。
ユーザーが自由に設定できる他、稀に制作者主体の公式イベントも開催されます。
公式イベントでは、通常よりもBP(ゲーム内通貨)を獲得しやすい他、通常とは異なる仕様の対戦が楽しめることもあります。
直近では、7/31に公式イベントが開催予定です。
都合が合うようなら、参加してみても良いでしょう。
2.5 やりこみ要素
本作品は豊富にやりこみ要素が存在しており、その一例を紹介します。
これらの多くは、対戦後に手に入るBPを使用するもので、コンプリートにはかなりの対戦数が必要になります。
・各種スキン
本作品は数多くキャラクタースキンが実装されており、各キャラクター使用時に表示される見た目を設定できます。
色違いのものから表情違いのもの、あるいは全く別の書き下ろしのものもあります。
多くはショップにてBPで直接交換できますが、一部の希少なスキンはランダム入手であり、揃えるのはかなり大変です。
その他、ボールのスキンやボックスのスキンも存在します。
・肩書き
本作品には「肩書き」の要素もあり、特定の言葉2つと、繋ぎ言葉を組み合わせて自由に設定できます。
肩書きは対戦中に表示され、対戦相手からも確認できます。
肩書きの解放にもBPが必要なため、対戦で選択肢を増やすことで好みの組み合わせが作れるかもしれません。
肩書きは何も設定しないこともできます。
3.実際に遊んでみて
色々と書いていたら随分と長くなってしまいました。
このゲームは手軽な対戦が楽しめ、非常に良いゲームだと思います。
少し空いた時間に数戦やるのも良いですし、一度始めると中々止まらず、数十戦続けてしまうこともよくあります。
また、チュートリアルや周回作業無しに自由に始められる点も非常に良かったです。当然リセマラ的な要素もありません。
個人的には魅力的なスキンが多いのが素晴らしいと思います。
ほんの一部しか紹介していませんが、是非とも色々と探してみてほしいです。
この記事が誰かの目に入り、少しでも遊んでいただける方が増えたら嬉しい限りです。
最後までお読みいただきありがとうございました。