日常から視えたもの
夜は考え事をするものではない、とよく聞くが
私の生活の中の時間の使い方があまりにも下手だ。
それに優しくできない。自責が多い。
1日の目標や最低ゴールを決めてもそれでも自分を頑張ったと褒めることの出来ないストイック人間だ。悪く言えば、頑なに頑固である。
雷鳴が轟く
降りやむ気配のない豪雨
異様に照り返しのある晴天
・・・・・・・・・・・・自然は自由だ。
予期せぬ天候の変化があったとしても、
その都度生き物は 柔軟な対応の後、その日常をもそれなりに過ごすことが出来ている。
それでも、「それなりに過ごす」が急激に苦手分野になる人種もいる。
私のことだ。
昨晩の雷鳴で 驚いた。
…では収まらず
心臓周りというか、私の中で異変に気付いた
私が持つ疾患のひとつに「聴覚過敏」がある。
そいつが本領発揮をしてきた。
予定になく突如やって来てはいつ帰るかも分からずドカッと居座り続ける…ハッキリ言って迷惑な来客のような感覚だ。
・・・・こっちの都合も知らないで。
来てしまった以上 こちらも迅速な対応をする
両耳を塞ぐ。早く帰ってよ。
苦しい。迷惑だ。。
それが真実であり、現実であるが、
ふと考える。
「なぜ、私が????」
それと同時に押し寄せる。
大きい音は 罵声や怒鳴り声に聞こえる恐怖。
…これ以上責めないで生きていたい。
これも私なんだと生きていきたい。
だが、「これが私だから」と開き直る様な生き方はしたくない。
冒頭で、自身のことを「頑固である」と書いたが
十分に弱い人間だ。なんなら かなり脆い。
それでも甘えを最低限にして甘えずにここまで生きてきた。
その結果として疾患が出た。
話を戻すが、昨晩はここ最近で一番苦しかった。
今朝目が覚めて、愛犬や周りの声、物音が聞こえた時
散歩をしながら大量の涙を流した。
ふと声に出したのは
「…音が聞こえるっていいね」
元気に駆け回る愛犬の姿。
昨晩の悪天候とは正反対の晴天。
意味は違えど 次に出た言葉は
「嬉しいね。嬉しいね。」
・・・昨日の辛さを引きずるのは もう辞めよう。
少しでも笑ってみよう。
だらける…のは私の性に合わないなw
天気の急な変更が自然だから仕方ないと言え、
「自然らしくていいね」と言えるならば
生きている以上 感情を抑えるのではなく
「あなたらしくていいね」と言える、思われる
人生を歩んでみたいと思った。
そんな苦手分野と直面した時に
「これが苦手なんです。可能でしたら助けてくれませんか?」
と素直に意思表示をしていけるようになりたい。
自然界の会話は分からないけれど、
人間として生を受けた以上、人間としての特権は活かしてみたいもの。
この文章を打ちながら 余力が出てきた私は
竹内まりやさんの「いのちの歌」を聞いている。
これを読んでくれたあなたが、
読み返したわたしが
少しでも 「らしく」いられますように。
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