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2025/1/16 開催メモ / 「ゆる哲学カフェ」の「哲学」って?


「ゆる哲学カフェ たかおDEたいわ」とは?

なんとなく気になることを入口に、正解のないテーマについて、参加者同士で考え合い、語り合う対話イベントです。 初めての方も気軽にご参加いただける、ちょっとゆるめの哲学カフェです。


概要

日時: 2025年1月16日(木)am10:00~12:00←※新年スペシャル
会場: Gallery TAKAO(東京都豊島区雑司が谷1-52-1)
参加者:5 名

◆2025年1月は、新年スペシャル◆
といっても、いつもと同じゆるめの哲学カフェです。が、持ち物が一つだけ増えます。

あなたの「気になる絵本」を1冊お持ちください。
どんな絵本でもOK。
書店や図書館で一目惚れした、ちいさい頃に好きだった(あるいはキライだった)、親友に薦められた、兄弟で自作した……など、あなたの「気になる絵本」を探してみてください。

ページ数や文量は問いませんが、もし長い場合は、特に気になるところを6分以内(目安)で音読できるように目星をつけておいてください。

必ず「紙(または布や革など)の絵本」でご持参ください。
※哲学カフェの時間中、電子機器の操作はご遠慮いただいています。

哲学の知識や経験は不要です。持ち物は、あなたの中の好奇心 と 「気になる絵本」を1冊。

↑↑↑
こんな新年スペシャルに魅力的な絵本が集まりました。それぞれの声で読まれることで、聞いていて心が揺さぶられます。

一人ひとりの「気になること」から生まれた問いの一部はこちら。

  • 人生の課題として、何をなすべきか?

  • これまでどんな人とつながってきたのだろう?

  • さりげない一言で、防げた事件もあるのではないか?

  • 自分のカケラって何だろう?

  • どんなおじいちゃん・おばあちゃんになりたい?

  • 自分って何なんだろう?

※ 上記は対話の場と文脈の中で生まれたものです。これらをもとに特定の解釈やご判断はお控えください。

【ご参考】
当日の様子は、コチラ(↓)をご覧ください。

何となく気になることを入口に、生まれた問いを対話で深める。そこからさらに問いが生まれる。帰り道では、何となく気になることが増えていたり、思いがけないアレとコレとの繋がりが見えてきたりするかもしれません。


対話を終えて

安心してお話ししていただくために、公開するのは「問い」のみに留め、それ以外の対話内容については一切公開していません。

かといって、何も書かないのも物足りない。ということで、何となく頭に浮かんだことをここにポツポツ書いてみます。


「ゆる哲学カフェ」の「哲学」って?

「ゆる哲学カフェ たかおDEたいわ」では、哲学の知識や経験を問うことはない。だから事前に予習をしておく必要もない。抽象的な知識より、むしろ自身の実感に基づくことを重んじている。

あたまに「ゆる」と付けているとはいえ、「哲学カフェ」を標榜しながら哲学の知識がなくても構わない。それどころか、実際これまでニーチェもプラトンも登場したことがない。(反対に哲学の知識があっても構わないし、それを登場させても構いません。念のため。)

哲学の知識ではない「哲学」をする「哲学カフェ」。とすると、ここでは「哲学」をどう捉えているのだろう。

ところで毎回、対話を始める前に参加者全員で約束ごとをしている。その中の一つにコレがある。
↓↓↓

  • 自分の心に正直に話す。(まとまらなくても、途中で意見が変わっても大丈夫)

そう、ここでは自身の心に対する正直さや率直さを大切にしている。だから仮に他の参加者から何か尋ねられたとして、もしそれが話したくないことであれば、「答えない」という選択肢も常に用意されている。こんな例も含めて、論理的な整合性よりも、正直さや率直さを重んじたい。

なぜかというと……ちょっと大きな夢なので言葉にするのに勇気がいるけれど、思い切って言ってしまおう。この「ゆる哲学カフェ」が、少しでも自身の人生哲学に目を向け、語ることのできる場となれば、と願うからだ。

私たちは日々、気づかぬうちに大小の判断や決断、選択を次々と重ねながら生きている。それらの大小の判断たちには、その人の人生哲学が色濃く反映されている。だからこそ、人それぞれ判断が異なり、その結果として現れる言動も異なる。

一方で、「あなたの人生哲学は?」と尋ねられて、立て板に水とばかりに語ることのできる人はそういないだろう。だって毎日忙しくて、そんなところに立ち戻って考えてる暇ないもの。

どんな人生哲学に基づいて判断したかは知らないけれど、とにかく自分の下した判断だけが厳然とある。すると自動的に自分の判断は正しいことになる。というか、そうしておくしかない。異なる判断を下し、異なる行動をする他人は、自動的に「変な人」と認定することになる。というか、そうしておくしかない。

うーむ、このままいくと、柔軟な考え方など遥か彼方に遠ざかってしまう。それに、せっかく縁あって知り合った皆さんとの関係も、残念な落とし穴にハマりそう。

だったら、いっそのこと、自分の考えが硬直化したり落とし穴にハマったりしかねないことも認めちゃったらどうだろう。そのうえで、少しずつ自分の人生哲学に目を向けてみたらどうだろう。そうしたら、自分の人生哲学はもちろん、異なる人生哲学にも、それに基づく異なる判断にも、興味が湧くかもしれない。うん、なんだかおもしろくなってきた。

そんなふうにして始めたのがこの「ゆる哲学カフェ」。

ええ、もうご推察ですね。
「ゆる哲学カフェ」の「哲学」は、その人の人生哲学と捉えている。


あ、上記はあくまで私の捉え方であり考え方。
ひとくちに哲学カフェといっても数多く開催されている。それぞれの考えや方針があることだろう。あちこち参加されている方は、そんな違いも楽しまれているのかも。


相も変わらず、とりとめもなく書きました。読んでくださってありがとうございます。

今日のところはこの辺で。またお会いしましょう。


何となく気になることを入口に、生まれた問いを対話で深める。そこからさらに問いが生まれる。帰り道では、何となく気になることが増えていたり、思いがけないアレとコレとの繋がりが見えてきたりするかもしれません。


次回のご案内

毎月第3木曜日に開催しています。お時間とご興味がありましたら、気軽にお申込みください。

ゆる哲学カフェたかおDEたいわ
日時: 2025年2月20日(木)am10:00~12:00
会場: Gallery TAKAO(東京都豊島区雑司が谷1-52-1)
参加費:各回 500円
定員: 8名程度

哲学の知識や経験は不要です。持ち物は、あなたの中の好奇心。気軽にご参加ください。

【詳細ページ】お問合せ・お申込みはこちらから。

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