Yシャツにアイロンを掛ける私
みゆです。
脳内再生する曲シリーズ(シリーズ化するのかw)です。
この前アイロンをたくさん掛けたからか、頭の中でこの歌が流れます。そして「これで記事を書いてみたら?」と言われた気がしたので書いてみます。書けるかな?
平松愛理さんのヒット曲。この曲が出た頃、私はハタチそこそこの小娘でした。
この曲を聴いた時、「なんか怖いし。そんな人いないでしょ。」と思いました。
結婚して、専業主婦になり、夫の為に掃除し、ごはんを作り、シャツにアイロンを掛ける日々。服を買うにも許可を得て、挙句の果てには浮気したら毒入りスープ。
その頃、年頃だったので結婚に薄ぼんやりと憧れを抱いてはいました。専業主婦になるのもいいよねとか。でも、歌の様な縛られるような生活は嫌だなと思いました。
服も自分で好きに買いたいし、友達とのパーティも自分の意志できれいにして行くし、毒入りスープなんて怖すぎるし、人の気持ちなんて永遠じゃないんだからって。
私はおしゃれは好きにしたいし、干渉はされたくないし、したくない、のです。(だけど、基本的に私はウエットな人ではありますが)
そんな事をついさっきまで思っていました。
今回、これを書くにあたり動画を見て、歌詞もじっくりと見ました。そしたら、少し印象が変わりました。
まず、動画。夫婦の間に生まれた女の子の成長の記録の作りになっています。初めは縫いぐるみだった猫ですが、やがて本物の猫を飼うようになります。みんなに可愛がられる猫ですが、女の子の成長とともにポツンとしている事が多くなり、天国へ旅立ちます。大人の女性に成長した女の子と婚約者、両親と猫の写真と記念撮影をする、というもの。
涙腺が緩くなってくるお年頃なので、かなりぐっときます。ポツンとしている猫・・・。
歌詞は、やっぱり共感できかねる部分もあるんですけど。でも、年を重ねた今思う事は「こんなに一途に人を愛せるっていいな」です。
今の私には無い、純粋な心。
ただ、最後に自分が先に死ぬ時には「俺も死ぬ」と言って欲しい。その時には夫の右の眉を見届けてから死ぬって主人公は言うんです。この夫さんは嘘をつく時に右の眉が上がるから。
本当は、分かっているのかもね。
色々な事。
なんて、ヒネた考えをする私は思うのでした。
あら、「部屋とYシャツと私~あれから」ですってよ。
結婚して、年月が経ち、少し(かなり)変わった主人公。
飲み過ぎて帰ってきたら、ごはんはあるけど食べたら茶碗洗ってご機嫌取りね。
浮気したら、1人でゲフンゲフン。
同窓会行くから、靴と服とエステよろ。
夫婦別室で寝ようね。
同居するなら、あなたお一人で行ってね。
あはは、こっちの歌は共感できますね。なんて。
自分が先に死んで、その後に彼女ができたら自分は最高の妻だったと言うんだよ。天国で、あんたの右の眉見てやるからね。
って最後に言う主人公。やっぱり年月が経っても夫さんを愛しているのかな。ちょっと、羨ましいかも。
で、私は昨日もおとといも、その前もYシャツにアイロンを掛けたし、今日も明日も明後日も、その先もYシャツにアイロンを掛けるのです。