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86【海外就職】アイルランド就労ビザについて(ついに取得🎉)

Hej、Miyuです!
先日、無事にアイルランドの就労ビザを取得しました🎉とても嬉しいです!

この出来事を、まだ記憶が新しいうちにメモとして残しておこうと思います。
私の場合は、ワーキングホリデービザ(以下、ワーホリ/ワーホリビザ)から就労ビザへの更新という形になります。

アイルランドでのワーホリから就労ビザへの更新についての情報はあまり多くないので、今回まとめてみました。
少しでも誰かの何かの参考になれば嬉しいです!


前提

  1. ワーキングホリデービザから就労ビザへの切り替え手順  
    ワーキングホリデービザから就労ビザへの直接切り替えはシステム上できないため、一度ワーホリビザを終了してから新たに就労ビザを申請する必要があります。申請には雇用契約書や必要書類の準備が求められ、通常申請から許可が下りるまで6〜8週間程度の時間がかかるため、早めの準備が重要です。

  2. EU圏内滞在の具体例  
    ワーキングホリデービザが切れた後は、原則としてアイルランドから出国が必要ですが、シェンゲン協定加盟国(例:フランス、ドイツ、スペインなど)への短期滞在が可能です。この場合、90日間の滞在が一般的な上限となるため、ビザ要件や滞在期間を確認することをおすすめします。なお、日本への一時帰国は必須ではありません。

  3. Critical Visa と General Visa の概要
    アイルランドでは就労ビザとしてCritical Skills Employment Permit(クリティカルスキルビザ)とGeneral Employment Permit(ジェネラルビザ)の2種類があり、それぞれ最低年収と条件が異なります。クリティカルスキルビザは主に医療、IT、エンジニアリングなどの専門職が対象で、最低年収は€38,000(特定の職種では€64,000)です。一方、ジェネラルビザは幅広い職種を対象とし、最低年収は€3,400に設定されています。ただし、職種やスキルレベルによっては例外規定もあるため、詳細はアイルランドの就労ビザ公式サイトを確認することを推奨します。
    ちなみに、現在公式サイトには補足として雇用主や業種によっては最低年収が達成されていなくても申請の対象になることがあるそうです。私もこの辺あやふや。

詳しくは、国が公的に出しているサイトから確認ができます!
また、情報はかなりの頻度で更新されるのと、今年からアイルランドでの最低賃金が上がったことから、またこちらのビザ関連の最低年収もあがるのではと噂されています。移民対策もありこの辺り年々規則が厳しくなっている気がします。

アイルランドにおけるワークパーミット提出における必要書類

  • CV

  • 前職からの推薦状3枚

  • 証明写真PDF

  • IRP 裏表写真 PDF

  • GNIB 裏表写真PDF

  • パスポート最新渡航歴 PDF

  • ワーホリが切れてからの滞在先住所

  • 渡航チケット

最後に記載した2つに関してはワーホリのビザが切れたあとにアイルランドから出国する意思があるのか、出国しているのか確認のため必要になります。また、就労ビザ(Work permit Visa)のオファーレターに滞在先住所が載った形で届くため、しっかり出国をしてアイルランドに戻る際には滞在予定先から渡航することをお勧めします。

私の場合

9月:人事と上司と面談してビザスポンサーをしてくれることが確定
すぐに人事が動いてくれてビザを専門に取り扱っている弁護士とコンサルの会社に依頼。その後、人事経由で必要書類の連絡がきて準備に取り掛かる

10月:必要書類を人事に渡しそのままコンサル会社へ。ここで問題発生。
最終学歴と直近のポジションがマッチしていないとみなされコンサルから指摘を受けました。そのため、CVを書き直し卒業した学部にフォーカスをするのではなく何を選考してどのような勉強をしたのか、それがどのように直近のポジションにつながっているのかを補足事項としてCVに記載しました。結果、コンサルの方からこれであれば申請可能と来たので申請準備にとりかかりました。

11月:コンサル側での労働市場アクセススタート。
アイルランドでは労働市場アクセスというのが設けられており、簡単に言うと私のポジションはビザ申請の対象なのかを確認する調査です。
また最初のほうでも触れたビザの種類にも関連してきます。
11月末にこの労働市場アクセスが完了し、申請予定のポジション確認、業務内容確認、前職からの推薦状3枚の確認、CVの確認などもろもろ完了。

12月X日:私のビザが切れる1日前にロンドンへ渡航。ロンドン渡航後(翌日)にビザ申請開始。

1月:1月上旬にビザが受理され滞在許可書がでたため書類とともに即アイルランドに帰国しました。


補足: 

学部とキャリアの不一致がビザ取得に与える影響

日本では新卒一括採用の文化があるため、卒業した学部と現職のキャリアが一致していない場合が多いです。しかしアイルランドで就労ビザを申請する際、この不一致が指摘の対象となりやすい点には注意が必要です。私自身も卒業学部と現在のキャリアが一致していない状況でした。そのため、履歴書(CV)の上部に補足事項を追加し、学歴とキャリアの関係を説明する工夫をしました

キャリアの一貫性と実績の重要性

就職活動やビザ申請では、キャリアの一貫性や実績が非常に重視されます。一貫性が薄いキャリアは指摘の対象になりやすいため、特に注意が必要です。私の場合、アイルランドの大学(UCD)のDiplomaを持っていたことが、ビザ申請の際に大きな武器となりました。現地のコンサルタントも「その国のDiplomaや資格を持っていることは大きなプラス」と言っていたので、これからアイルランドで就職を目指す方やビザを申請しようとしている方には、現地の大学やコースを修了することをおすすめします。

実績をどのようにアピールするか

私は前職で、SQL、Tableau、Salesforceといった世界的に有名なシステムを使った経験がありました。そのため、これらのスキルを具体的に説明し、マーケティング業務との親和性をアピールしました。このような実績のアピールがビザ取得の大きな助けとなります。特にIT分野は就労ビザが取得しやすい分野と言われているため、自身の経験やスキルをどのようにビザ申請やキャリア構築に活用するかがポイントになります。

最後に

私のように海外で就職したい方でワーホリが利用できる年齢の方はワーホリを利用して渡航をし現地で就職する方法はかなりおすすめです。
もし私のような方法で就職を検討されている方がいらっしゃったら、渡航前から就職活動は初めることがポイントです。ただ、どの国でもスポンサービザ(就労ビザ)をしてくれる企業を探すのが大変。

私はかなり遠回りしたし失敗もたくさんしてきたのですが、挑戦してよかったと思うし、これからも挑戦していきたいと思っています。結局は海外就職がゴールではなく、スタートラインにたっただけなので、なりたい自分になれるように頑張っていきたいともいます。

私は帰国子女でもなく、英語もまだまだ苦手意識が強いです。ITに特別強いわけでもなく、マーケティングのキャリアも5年ちょっととアピールポイントは弱いです。ごく普通の30代ですが、海外・ヨーロッパ就職を実現しているので、同じような思いを持っている方の背中を少しでも押せたていたら嬉しいです。

では、また次回の記事でお会いしましょう。
Vi ses!!

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