【登壇資料公開】 みてねではたらくデザイナーの仕事について
こんにちは!みてね事業部デザイナーの松本です(@___31miu)
先日、ビビビットさんのデザインアンヌアーレ2021に登壇させていただきました!
デザイナー志望の学生さんたちに向けたイベントで、その時にお話しした内容をnoteでも公開してみようと思います👏
自己紹介
株式会社ミクシィでデザイナーをしています。
2019年新卒入社で、配属からずっと家族アルバム みてねというサービスに関わっています。
今日は普段担当しているデザイン業務などについてお話しできればと思います😌💭
みてねについて
みてねは子どもの写真や動画を家族で共有し、コミュニケーションして楽しむサービスです。
2015年にリリースし、今年で6周年を迎えました🎂
日本語だけでなく英語やフランス語などの7言語に対応をしていて、世界中で使われているサービスです。
また今年の4月に利用者数が、1000万人を突破しました!
私が入社した頃は400万人くらいの利用者数だったので、サービスが大きくなっていくのを日々実感しています...!
(余談)
6周年と1000万人ユーザーを記念して、グッズを作ったりもしました🎉
そんなみてねですが、アプリだけでなく家族に関連した12の商品やサービスも運営しています。
ほとんどのサービス・商品をここ1、2年で立ち上げています。
フォトブックや写真プリントなどといった写真商材や、母の日・父の日に贈るギフトなども販売しているのでぜひチェックしてみてください🌷
どんな人たちがみてねに関わっているのか
私が学生だった頃に知りたかったことを考えてみました。
サービス情報はネットで探せばたくさん出てくるのですが、働いている人たちについてや、デザイナーとしての関わり方などは、ネットの情報だけではわからず困っていた記憶があります...
そこで、みてねの体制についても少しご紹介します💡
ざっくり分けましたが、こんな人たちがいます。50人くらいのチームです🏠
他にも、提携サービスを運営しているスフィダンテやラブグラフの方々とも、よく一緒にお仕事をしています。
今年から、プロジェクトチーム制による開発体制を取り入れています。
各グループから様々な職能のメンバーが集まりプロジェクトチームが結成され、施策を進めていきます。
みてねには企画専門グループは存在しないため、プロジェクトチームで企画検討・デザイン・開発まで行います。
デザイングループについて
デザイングループには、現在10人在籍しています。
2つのチームで構成されていて、緩やかに連携してサポートしあっています。
プロダクトデザインチームでは、アプリのUI/UX、新商品の企画・デザインなどを担当します。
またプロモーションデザインチームでは、新規ユーザー獲得のためのクリエイティブ制作や、商品販促のためのLPやバナーデザインを担当します。
ちなみに私はプロダクトデザインチームにいます🙋♂️
ここまでがざっくりとした、みてねの紹介になります。
今日のテーマ
やっと本題...
ここから担当した案件の制作フローなどをお伝えしつつ、学生のうちからできることも合わせて紹介していきます✌️
仕事紹介01 : 新商品の企画・デザイン
まず最初にご紹介したいのは、新商品の企画・デザインについてです。
ここでは、みてねカレンダーの制作フローについてご紹介します!
みてねカレンダーとは...
みてねにアップロードした写真からお気に入りを12枚選ぶだけで、
簡単に作れるオリジナルフォトカレンダーです📅
シンプルでお部屋に馴染みやすいデザインなので、自宅にも飾りやすいく、離れて暮らす家族へのプレゼントとしても人気です!
みてねカレンダー制作のプロセスをまとめてみました。
プロダクトデザインだけでなく、リサーチやアイディア出しなどといったデザインの上流工程から関わって作成していきます✍️
それぞれの工程を少しずつご紹介します!
リサーチ
アプリ内でアンケートをとったり、ペルソナを作成してユーザー欲しい商品や、抱えている課題感などについてリサーチをします。
コンセプト作成
商品企画・デザインのために指標となるコンセプトを作成します。
コンセプトがしっかりしていると、チームで共通認識を保てたり、ユーザーにも伝わりやすい商品を作ることができます💡
商品企画
商品アイディアだけでなく、ラインナップや価格帯についてアイディア出しをします。
何度も何度も商品について、チームで話し合いをしました〜 懐かしい!
プロダクトデザイン
納得のいくカレンダーができるまで、試作を繰り返します。
紙面のレイアウトや暦のデザインは特にこだわって作成しました🌟
完成!
絶賛販売中なので、みてねと連携している「OKURU」アプリからチェックしてみてくださいね😌(宣伝)
この仕事を通して感じたことは、一つの分野だけでなく幅広くデザインできると言うことはとても強みになると言うことです🔥
デザイナーがたくさんいる会社や事業部だとデザイン業務が分業されているので、担当領域がはっきりしているのですが、10人以下の少人数デザインチームだと領域を跨いで幅広くデザイン業務を行うことが多いと思います。
どんな会社で働くかにもよりますが、学生のうちは視野を広く持って様々なデザインについて学ぶと良いと思います📔
仕事紹介02 : アプリ機能の改修
お仕事紹介2つ目は、アプリ機能の改修についてです。
ここでは主にどのように改修を進めていったかについて紹介します💡
つい最近まで初期体験を改善するプロジェクトチームに参加していました。
初期体験部分はリリースからほとんど大きな改修が入っておらず、改善すべき点はたくさんある状態でした。
例えば、初期体験改善の一部にあたる新規登録フローには、以下のような課題感がありました👇
新規登録フローの課題感
・全体的にデザインが古くなっている
・新規登録・招待されたユーザーが入り口で迷ってしまう
・ユーザー登録が説明的で難しく感じる
・多様性を考慮できていないグラフィック
・家族を招待するメリットが伝わらない... など
新規登録フロー以外にも改善したい点はたくさんあり、なるべく早くデザインを企画・検証する必要がありました!
そこでプロジェクトチームでデザインスプリントというフレームワークを取り入れて、デザインの企画・検証を行いました。
デザインスプリントに参加したのは初めてで、とても勉強になる体験だったので軽くご紹介します💡
デザインスプリントはこのようなフローを5日間で行なうので、かなり早く課題出し〜デザインの企画・検証まで行うことができます。
今回の初期体験改善プロジェクトでは5日間ではなく、1日に数時間とって進めていきました。
デザインスプリントには、デザイナーだけでなく違う職能のメンバーで集まって行います。
今回は5人でデザインスプリントを行い、先輩のリードデザイナーがデザインスプリントの企画・進行を担当していただきました🙇♂️
理解のフェーズ
理解のフェーズでは、サービスが解決すべき課題を定義するために、過去に行ったユーザーインタビューを読み返したり、現状の数値データを分析したり、競合調査を行ったりします。
みてねの現状を理解した上で、様々なワークショップを行い課題を定義していきました。
(リモートワークだったので、全のワークはFigmaで行いました💻)
発散と決定のフェーズ
定義した課題を解決するアイディアだしを行いました。
ここではクレイジー8という短時間でアイディアを出し合う手法で、チームメンバーでアイディア出しを行いました!
様々な職能のメンバーが集まっているので、多角的に課題を捉えることができてアイディアに幅が出るのでとても参考になりました。
たくさん出てきたアイディアを絞り込むために、チームメンバーとPOで投票を行い、検証するアイディアを決めることができました🌟
ここからはプロトタイプを作成し検証していきます。
みてねでは海外に住んでいる方にもユーザービリティテストやインタビューを行います。今回は、英語圏に住んでいる方にユーザビリティテストを行いました🌍
ユーザビリティテストでは、作成したプロトタイプの操作性やデザインが課題解決になっているか検証していきます。実際にユーザーが画面を触っている際の言動が録画されて届くので、それを観察して分析します👀
プロトタイプの検証を終えて、細かいデザイン調整などを行いデザインを整えていきます。
様々なデザイン検証を行い、元々上記のような画面でしたが...
このような改善を行いデザインを新しくすることができました👏
この仕事を通しての学びは、まず課題をしっかり理解して、デザインが課題解決になっているか検証することがいかに大切かということです。
学生のみなさんも、ターゲットユーザーや友人などにプロトタイプを触ってもらい、デザインが本当に課題解決になっているかを検証してみると良いと思います。意外と使いづらかったり... 新たな改善点が生まれるかも💡
最後に
最後にですが、デザイナーとしての働き方は会社や関わるサービスによって様々です。少しでもみてねでの仕事や雰囲気が伝わっていると嬉しいです🌸
現在ミクシィグループでは、デザイナーの採用を行っています。
ぜひ興味がある方はチェックしてみてください🙇♂️
長くなりましたが、以上です!!
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