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セルフライナーノーツ 週末♡あばんちゅ〜篇

「アバンチュール」ではなく「あばんちゅ~」なのは、主人公のキスくらいしましょうという想いの表れなのだと思う。なぜ、自分で書いた詩についてこのように想像しなければならないかというと、私がこの詩を書いた時から、曲として形にするまでに4年ほどかかっているからなのだ。4年の歳月は、自分の想いすら忘れさせる年月らしい。しかし、それでよかったこともあった。実は最後の「赤になって繋いだ左手」という歌詞、当初は「赤になって触れた左手」だったのだが、メロディとリズムが合わずに「繋いだ」に変更になった。4年の歳月をかけて、触れただけで終わるはずだった左手はしっかり繋がれた。昔の自分には思いつかなかった表現だったのかもしれない。しかも、これがレコーディングの時に咄嗟に出てきたことがよかった。恋の始まりの焦れったくも甘く楽しい時間を、ここに。

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