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Movie『黄金のアデーレ 名画の帰還』
今までみてきた美術史映画の中で一番面白い。他はドキュメンタリーなのに対してこれはドラマだから、同じ天秤にかけてジャッジしていいのか微妙だけど(笑)
これからクリムトを勉強するにあたっての導入として観た。ナチスが関わっていたなんて全く知りませんでした。ナチス関連の映画はどれも胸が痛む。幸せな暮らしぶりから一転して、ナチス政権に抑圧される彼らの姿を見ていられない.....
クリムトをはじめとするさまざまな絵画を部屋中に飾り、ストラディバリウスのチェロを所有する。芸術の価値を理解している彼らから略奪するナチスが物凄く憎らしい
マリアがナチスから逃亡するシーン、「黄金のアデーレ」の判決、結末は分かっていながらも手に汗握るほどドキドキした
絵画を頑なに手放さなかったオーストリア政府に勝利し、「叔母(アデーレ)を一緒にアメリカに連れて行く」とハッキリ言ったシーンはスカッとした最高〜〜
あー、この映画みたあとにクリムト展行ったら今日以上に泣いてしまいそう😭
追伸
たとえ悲惨な状況におかれても、芸術の美しさに逆らえないのは一瞬でもアウラを感じるからだろうか?
いやいや、フェルメールの絵画が強盗によって無残にも作品を切られたことあったし関係ないのか.....?ナチスに関しては、ヒトラーがかつて画家志望だったことが救いなのかもね🤔