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「デジガバ読経会」三が日早々開いてみた
2021年、新年早々見た方はドン引きするんじゃないか?と思われるビジュアルではありますが…大真面目に、読書会ならぬ読経会を開催しました。
内容は、今年9月に設置予定のデジタル庁設置前に2020年12月に開かれた「デジタル・ガバメント閣僚会議」。そこで提示された資料をみんなで読み解きながら、ざっくばらんに話してみようよ!というものでした。
誰が参加するんでしょう…そんな会
行政のICT関連担当者にとって、デジタル改革関連の国の動きは大きく、しかし姿の見えない夜の波のように押し寄せていて、「いつくるの?どれくらい大きいの?」というのがわからない。遠くから音だけはなんとなく…といった状況になっているんじゃないか。という印象を強く持ったのは、去年の12月、千葉県地域IT化推進協議会データ活用部会で開催したセミナーでのことでした。
デジタル改革がはじまるって言われも、今の業務でいっぱいいっぱい。
一から教えてもらえるわけでもない。
覚えた頃には担当替え。なにからすればいいのかわからない。
そんな想いが吹き出した瞬間だったように思います。
たしかに…でも、誰かが何かしないと何もはじまらない。
何かが少しでも変わらないと何も変わらない。
どうせやるなら民発、楽しいと思うやり方で!!
新春デジタルデジガバ読経会開催
すみません。少し悪ふざけが過ぎたかもしれません。
でも、でもですね、当日は本当に真面目に
住民サービスの向上にそれは繋がることなのか?
担当は都道府県なの?市区町村なの?
それを教えてくれる人は、誰なんだ?
そんな不安を持っている行政職員の方
国内にも海外にも民間のいいツールがあるのに使わないの?
企業だとやっていることだけどビジョンとかどうなっているの?
官民連携っていうけど、どんな風にやっているの?
そんな疑問を持っている一般市民の方
60名近くが、新年から自分のお休みの時間を使って政策文章を読み解く会に参加されました。
正直、正月休みの真っ只中でこんなにたくさんの方が参加してくださるとは、初夢には見ませんでした!
閣僚会議の資料を読み解こうと思ってわかったこと
最初にわかるのが、ワーキングクループの多さ。各テーブル専門性の高い議論をするためにその道の専門家の方々が出席され議論を深めています。当然、見識が広い分まとめた資料は多岐に渡り、資料もWGの数出来上がります。
上から読んでいくと議論の内容、資料の深度が複雑に絡み合っていて、戦略、制度、個別目標など階層が違う話しが数珠繋ぎに。「概要を見るとわかりやすいです」というお話しもあり概要もみてみることにしましたが、WG別に概要が乱立。(それぞれの資料は概要で大体の流れを掴むことができます。)
こ、この読経は、難しい。まさに教えのように系統だっていない文章を読んでいる。宗教を超えた教えを読んでいる感覚に似ています。自分を鍛え上げる修行。昔ドラマの主人公が使っていたセリフを言いたくなる。
「たかまるぅ〜〜!」
と、冗談はさて起きますが、そんなところにも救世主はいるもので、神様なのか仏様なのか何様なのか、懇親会でとある方が資料をチャートにしている資料を見せてくれました。これがすごい!!
それぞれの制度と目標などが関連付けされていて、その中に閣議資料などを入れて、目標から実行計画まで系統立てて議論することができる形になっていました。
海外では、もうすでに進んで来る技法で、日本の会議にはまだあまりない手法だという話しでした。
どこの会議でもなのですが、一人の発言が布石となって会議全体の流れを変えて細かいところまで議論が落ちてしまい、階層がずれた話しが議論されてしまうといったこと(逆もですが)が多々あります。階層に分けて議論をするということをしていないので、単独の議論でも先の読経のような状況に陥ってしまうんですよね。
今回の場合は、それぞれの会議が近い議題を話しているので、議論が被ってしまっている。それを集約するのに難儀する。というものでした。
個人的に、このシステムはもう少し深掘りしたいなと思っています。
やっぱり面白かったけどやりのこした
当日は、Zoomのブレイクアウトルーム7部屋を利用して内容について話し合いをしました。Jambordを使って、各グループ情報の共有や困りごとを共有。
みなさん読み解くのにかなり苦労されていましたが、各地でCIOや情報戦略担当として民間から行政に参画している方の話しも共有できたりと、同じ修行をする仲間で話しをしてもらい、アンケートも好評でした。
最後に記念撮影
と、ここまではよかったのですが
最後に、やりわすれていた写経会。新年でもありますので、書初めをしていただきたいなと思っていたのですが…くぅっ
ということで、補講的に掲載させていただきます。
デジタルガバメントが今年は進みそうだ、ということで新年早々書初めしたところ。まだ、うまく書けない。#civictech #デジタルガバメント pic.twitter.com/OC0SSSiOc5
— ツッチーマウス (@tutti666) January 5, 2021
①もっと話す!
②方向(性)を揃える!
③もっと突き抜ける!
④よりオープン(マインド、ガバメント、データ)に!
以上点、ご留意いただき新年の書初めをしていただければ幸いです。
修行は続くよどこまでも
今回のイベントは三ヶ日での開催でしたが、イベントにも色々な形で開催しています。
先日まで、加古川市さんにご協力いただき、同市が導入しているDecidimの体験をしながら新春の歌会始を開催していました。
加古川市さんは、市民からのアイディアの集約のプラットフォームとしてこのシステムを導入し、合意形成までのステップを見える化しています。
先進的な取り組みで、これを実行できる自治体はすごいなと市民目線でも思います。
地域、行政のデジタル化を推進したい
デジタル化による市民参画を促進したい
そんな方は是非ご相談ください
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よくわからないと聞かれることが多いので白澤は、こんなことしています。