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「個人が生き方を主体的に選ばなければならない時代」を生きる私たち

はろ、清水美由紀です。
Instagramの肩書きをライフスタイルアーティストからフォトグラファーに戻したら、フォロワーがずんずん増えるようになりました笑
わかりやすさって、やっぱり大切ですね笑

今日は、わかりやすさとわかりにくさについて最近考えていること、それから、この不安定な時代だからこそ大切にしたいことをシェアしますね!

今の時代って、正解がない。だからこそ、心も揺れるし、振り回されてしまったりもする。これまでの時代は、誰かが決めた正解に沿って生きればよかった。いい大学に行って、いい会社に入って、マイホームを買い…と、レールから外れないように生きる。いい妻でいい母の定義もあった。逆に言えば、選択肢が狭かったんです。だけど、今は違う。

「個人が生き方を主体的に選ばなければならない、史上初めての時代だ」という人もいます。しかも、物事の価値がコロっと数年単位で変わってしまう。去年までの当たり前が、今日になったら責められる可能性があったり、去年まで白い目で見られていたことが、今日になったら歓迎されることもある。オセロみたいに価値観がくるっとひっくり返ってしまうんですよね。

だからこそ、私は、自分自身のものの見方を固定したくなくて、旅に出たり、色々な人の本を読んだり、話を聞きに行っているし、娘に対してもたくさんの選択肢を見せるとか、いろんな人の暮らしに触れる機会を作っています。(直近で言えば、12月にバリのグリーンスクール、1月2月はシンガポール・マレーシア・タイをめぐってボーディングスクールの見学をしたり、80組の母娘と過ごしたりしました。そして3月4月はオーストラリアの友達家族の家に滞在させてもらったり、別の友達母娘の住む街を訪れたり!)

私たちは今、頑丈にあった地面の上を歩いているというより、波乗りしなきゃいけない時代に生きていると思う。友達が私のことを、「みゆきちゃんは深く潜って自分を知ることを大切にしたかと思うと、思いもよらないところで大胆にチャレンジして自分の枠を壊して、自分にフィットする暮らしや生き方をバランス取りながら模索してる」と、私の好きなスキンダイビング/空中ブランコ/サーフィン(実際やってたのはボディボードだけど)で表してくれたことがあるのだけど、本当にそうやって3つを繰り返して、いつでも自分自身を変えていく覚悟が必要な時代だなあと思っています。

だから、心が揺れることも多い。だって、自分が変わらなくても、状況がどんどん変わるんだもん。それに、不安定に感じるってことは、蝶になる手前の青虫から身体が変化して蛹になっていく時。「こんなはずじゃなかった」「これからどうなっていくのか怖い」そんな感情が出てくるのも仕方ないことなんですよね。しかも、一度蝶になったからといってずっと蝶のままでいられるわけじゃなくて、また蛹になって、今度はカブトムシにトランスフォームしちゃうことだってあるわけで。なんなら、エラ呼吸できるようになっちゃって水の中をスイスイ泳ぐ魚にトランスフォームしちゃう可能性だってあるわけで。

世の中では、わかりやすいBefore/Afterに溢れています。私だって、理解してもらいやすくために使うことがあります。だけど、Afterは、シンデレラでいう王子様と結婚したあの場面なだけで、シンデレラだってその後の人生の続編が続いていく。永遠なるAfterなんて存在しないんですよね。

だからこそ私たちに必要なのは、いつでも問いをもち、それに対する自分自身の答えを探し続けること。そのためにはたくさんの視点を得ることが必要です。物事を多面的に見られるようになると、時代が激しく変化したとしても、振り回されにくい心を得られたり、「じゃあ自分はどうするか?」という行動指針を得ることができるなあと感じています。

たくさんの視点を得ること、自分自身で咀嚼する力をつけること。自分にとっての人生の選択肢を増やしていくこと。

最近ハマっていたドラマ「不適切にも程がある!」の全編を通じて描かれている問いは、そんなことに通じるんじゃないかと思っています。

4年前、娘が小学校入学する頃、私は「今の学校教育は…」というマイナスイメージがあって、とても不安でした。でも、今は、どんな人も、違うバックボーンを持ち、違う価値観を持ち、その中でその人にとってのベストを選択し続けながら、懸命に生きているんだと思うようになりました。要は、「あの人はああいう人だから」と決めつけないってこと。

迷っている人が多いから、断言する人に人が集まる。だって、枠にハマっていられれば考えなくて済むから。でも、本当に必要なのは、考えること。

では、なぜアーティストは創作活動をするのか。繰り返しになりますが、それは見る者に「問い」を投げかけるためです。作品や活動を通して、アーティストは自分で見つけ出した問いを鑑賞者に示し、見ている者の心を揺さぶり、深く感じさせ、今までになかった経験をさせ、新たな世界へと導くのです。それがアートの本質だと、私は思っています…

吉井仁美著「<問い>から始めるアート思考」より


こんな、不安定な時代だからこそ、改めて大切にしたいことがいくつかあります。

①自然の中で過ごすこと

SNSには常に「誰か」のおすすめが溢れています。「誰か」にとっての理想が。オーストラリアに行って思ったのだけど、オーストラリアの海辺やプールサイド、電車の中にいる人たちってほとんどの人がスマホを見てない。本を読んでいたり、おしゃべりしていたり。それで私もスマホをあまり見ないようにして過ごしていたのだけど…私はやっぱり、高級な食事より、素材そのもののおいしさを味わうことのできる料理が好きだし、着飾ることよりも、海と遊び、そのおかげで引き締まった身体で、シンプルで素材と形のいいお洋服をサラッと身に纏っている人が好きだなと(いやあ、そのためには素材をよくする努力が必要だと身に染みて感じてるわけですが!笑)。空間も、シンプルだけど上質で、風や光、緑や空といった地球を感じられるような設計で、愛情を注がれている空間が好き。

本質的に何を求めているのかを知るためには、自然の中にいることが一番だと思う。自分の命が地球と繋がっていることを身体で理解することが、一番本質に戻らせてくれるから。だって私たちは、本来、地球の一部であり、自然そのものなんだから。

②自分をご機嫌でいさせること

これは、本当に、頭では理解できていても、そして一度体得したと思っていても、いつの間にやら忘れちゃうよね。不安の波に飲まれたら、どうご機嫌とったらいいのかわからなくなってしまうんだよね。そして、誰かのご機嫌に振り回されたりだとか、誰かのご機嫌を取るための行動をしてたりする。

「不安からの行動ではなく、愛からの行動を選べ」だなんて、耳がタコになるくらい聞いて知っているのに、不安な時って自分が不安から行動してしまっていることに気がつけない。そんな時におすすめなのは、まずは不安な気持ちをノートに書くこと。あとは、自分をフラットに戻してくれる本を読むとか音声とか音声を聞くこと。それから、不安になるような場所からは離れること。

③視点を得るためにたくさんの人の話を聞くのは大切。だけど、誰かの意見は参考として聞くこと。

「この人みたいになりたい」と決めたメンターの話ならともかく、たまたま隣に座ってた人が言ってた話だとかに振り回されない。何か心に引っ掛かるポイントがあるなら、それを今の自分の「問い」として、心の中で泳がせておく。そして、自分なりの回答を探していく。そんなことが必要じゃないかなと思っています。

唯一無二の自分を表現したいと思っている人は多いと思います。特に私のnoteを読んでくれている人はそうだと思う。

もし、唯一無二で、他の誰とも違う換えの効かない「私」になりたいのなら、自分のユニークネスを表現するために、本当の自分の心が求めるものを信じて、それを自分自身にしかできない表現で表現していくしかない。それは、簡単な道のりではないかもしれない。世の中にある「〇〇するだけで!簡単に!」というものに流されたくなってしまうかもしれない。だけど、誰かの真似をして生きたって所詮二番煎じ。心は満たされない。

④インプット過多にならず、小出しにアウトプットすること

なんでもいいからアウトプットすることで、自分の脳も手も足も口も心も鍛えられる。誰に何を思われるか気にしなくていい。てか気にしてたら唯一無二になんかなれるわけない。

ワークショップに参加したらアンケートを書く。感想をSNSでつぶやく、noteに書く。誰かの言ってくれた言葉に何か感じたらならまとまらなくてもいいから感じた気持ちをそのまま伝える。そうやって考えを言葉にしていくことでしか、言葉の力は磨かれないし、誰かとの交流も生まれない。私はライブ配信を見ればすぐに何かしらのコメントを打ち込むし、それによって自分の考えも明確になるし、配信してくれている人への感謝を表すことができていると感じてます。

⑤リアルを大切にする

これ、今年の私がとにかくやっていきたいことです。おとといも、リアルの集いに参加してきたのだけど、本当に多岐にわたる話題に触れてきました。恋愛のこと、裁判のこと、物販のこと、センスのこと、モデル事務所について、コミュニティのこと…これってやっぱり、いろんなタイプの関心を持ってる人がリアルに集ったからこそだなあと!どうしてもオンラインで見るものは自分の関心ごとに限定されてしまうから、もっと幅を持たせた話題に触れるなら、完全リアルだなと感じました。

やっぱり、みんなで力を合わせるってことがすごく大切なんだろうなって思っています。人間は社会的な生き物で、それは情報をシェアしあったり、手助けをしあったりするから発展し、生き残ってきたわけで。

オーストラリアの旅についてのシェア会も、オンラインでやろうかなと思っていたのだけど、やっぱりリアルなんじゃないかと思い始めてます。どっちがいいかな?これは意見聞かせてもらえたら嬉しいです。




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清水美由紀 / Miyuki Shimizu
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