「瀬戸内寂聴99年生きて思うこと」から感じたこと
あなたの気持ちに寄り添うエンジョイライフパートナー
自分のご機嫌をとる天才のMIYUKINです。
6月1日。
1日は毎月映画の日。
昔は1,000円で映画が観れましたが、今は1,200円になったようです。
5月27日から瀬戸内寂聴さんの映画が公開されたことを知り、オンラインでチケットを予約。
仕事帰り笑って泣く覚悟で、映画の日である6月1日に鑑賞に行ってきました。
わたしは若い頃(20代前半)から寂聴さんの大ファンでした。
女性自身の連載コラムは毎回楽しみに読んでいました。
岩手の天台寺には2回法話を聴きに行きました。
2回目に行った時、寂聴さんの頭にトンボが止まって逃げない。
「あら、わたしの頭に何かおいしいものでもついているのかしら」という寂聴さん。
ドッと笑いが。
その時に撮影した写真が家のどこかに何枚かあります。
いつか京都の寂庵へ法話を聴きに行き、寂聴さんご本人に手渡しでお渡ししたいというのが夢でしたが、残念ながら叶うことはありませんでした。
それでも、生で寂聴さんの法話を二度も聴く機会が持てたわたしは幸せ者だと思います。
映画の中には、心に深く刺さる言葉が何個もありました。
ここではあえてご紹介しません。
ぜひ、映画をご覧になって皆さんがどんな言葉がご自身に響かれるかを感じとっていただきたいです。
そして、映画の中の寂聴さんの笑顔、お酒やお肉、美味しそうなお食事を召し上がって、「美味しい」と笑顔になられるお姿は本当にチャーミングで微笑ましいです。
アイスクリームをおねだりするシーンもとっても可愛らしかったです。
わたしにも、人様から恨まれるようなことや後ろ指を刺されるようなこと、地獄に落ちて当然なような過去があります。
仏教には「戒律」といわれるやってはいけないことがあります。
そのうちの「五戒」といわれるものは次のものです。
1不殺生(ふせっしょう)
生き物を殺さない
2不偸盗(ふちゅうとう)
盗まない
3不邪婬(ふじゃいん)
(間違った)性行為を行わない
4不妄語(ふもうご)
嘘をつかない
5不飲酒(ふおんじゅ)
お酒を飲まない
寂聴さんは出家されましたが、お肉も食べるし(不殺生)お酒も飲まれ(不飲酒)戒律を破っています。
ただ、不邪婬だけは守っていたということです。
なんとも人間らしいと思いませんか?
僧侶はこうでなければいけないという枠に囚われることなく、美味しいものをいただき人生を楽しまれた。
ただ、ご自身で決められた不邪婬だけは守られた。
わたしも、自分との約束を守れるようになりたいですが、それができない自分も受け入れる、それも大事だと思います。
例えば不飲酒。
わたしは3年くらい前まで毎晩浴びるほど飲酒をしていました。
でも今は休肝日があります。
絶対に飲まない、禁酒するのではなく飲みたい日は飲む。
翌日仕事の平日は基本的には飲まない日としていますが、暑くなってくると缶ビール一本も飲みたくなる日もあります。
そんな日は、今日は一本だけ飲もうと自分を許してあげる日もあります。
でも、毎日は飲まない。
人間ですもの。
できないことができるようになるように成長していくのです。
そして、今世でできなかったことはまた生まれ変わって次回の世でまた成長するのではないでしょうか。
烏滸(おこ)がましいとは思いますが、映画を観て寂聴さんに共感すること、同じ考えのことがたくさんありました。
人間死んだら「無」になると思っていました。
でもそうじゃないんじゃないかと思うようになったと寂聴さんは映画の中でおっしゃっていました。
わたしも30歳になった頃まで人間は死んだら「無」になる、そう思っていましたが、そうではないとわかるある出来事がありました。
そして、何にもない極楽浄土より、地獄で少し痛い思いをした方が刺激があっていいんじゃないかとも(笑)
実は、これと同じようなことを以前わたしが大変お世話になった方もおっしゃっていました。
そして、最後に人生情熱的に生きるには・・・・・
どういう道を選んだらいいかをおっしゃっています。
ぜひ、映画館に足を運ばれて寂聴さんからのメッセージを受け取っていただきたいです。
わたしは、映画を観て帰り道、心に深く響いたお言葉を思い出しながらいろいろなことを考えました。
寂聴さんが出家されたのはわたしが生まれた年、51歳で出家されました。
わたしも約半世紀生きています。
間違いなくもう人生の折り返し地点は過ぎていることと思います。
残りの人生どのように生きていくのか考えさせられました。
わたしも美味しいものたくさん食べて、大好きな場所に行って、大好きな大切な人たちと過ごし人生を楽しみたいと改めて感じることができた映画でした。
映画の情報はこちらです。
映画の中から皆さんの人生を豊にしてくれるヒントを得られると思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。