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理学療法士として役に立っていないと感じ始めたとき

私が理学療法士を選んだのは、

◎直接人の役に立つ仕事がしたかった
◎身体を動かしながらできる仕事だから
◎主体的にプログラムを立案できるから
◎心のケアも含めたサポートができるから

高校2年生から3年生になる春休みに
理学療法士という職業があると知った時

まさにコレが
私の天職なんじゃないかと感じて

それから迷わず
理学療法士になることを決めた!


今から思い返すと 《臨床心理士》という
選択もあったんじゃないかと思うけど、

「身体を動かしながらできる!」
という観点から

当時の私は
理学療法士の方を選んだんだと思う🤔

我ながら人生におけるこの選択は
今でもベストだったと思う。

高校生の頃の自分に感謝したい💕笑


だけど、
理学療法士をやってる中で2回ほど

理学療法士って人の役に立ってなくない!?
と感じていた時期がある。


理学療法士として人の役に立ってない!
と感じた1回目のこと

1回目は、
まだ1-2年目くらいの頃

この当時は、私自身がかなり未熟で
理学療法士としての
十分な知識と技能を持ち合わせておらず

主に整形疾患で骨折後などの患者さんの
リハビリを担当させてもらっていたけれど

「可動域訓練」と称して
よくわからず関節を動かすだけ

「筋力訓練」と称して
全ての患者さんに対して
ほぼ同じメニューを伝えるだけ

「歩行訓練」と称して
患者さんが自分で歩くのを
転ばないように見守っているだけ

「ADL訓練」と称して
多少やりやすい方法をアドバイスするだけ

唯一、
杖の高さを調節する時だけ

理学療法士としての知識と経験が
役立っていると感じていたものの

それ以外は

多少の知識は必要かもしれないけど
誰でも出来ることしかやってないよな…

と感じていた。

結局この時は、2年間働いて
理学療法士の仕事に誇りを持てないまま
一度海外に逃亡することにした。笑


理学療法士として人の役に立ってない!
と感じた2回目のこと

ワーキングホリデーのビザを使って
カナダで約1年半を過ごす中で

カナダの理学療法を学ぶ機会に恵まれて
ようやく私の考えに変化が…

理学療法をちゃんと学んで実行したら
めちゃくちゃ専門職としての価値がある!!


帰国後は、整形外科が中心で
スポーツドクターもいる一般病院に就職。

カナダで学んだことを活かしつつ
専門職だからこそできる理学療法を提供しようと

リハビリテーション科の仕組み作りから始めて
とにかく楽しくて夢中で働いた。

この時は明らかに、理学療法士として
患者さんの役に立てている実感があった!!



だからこそ
もっと治療技能を伸ばしたくて

全国を飛び回って
色んな勉強会に参加してたんだけど

学べば学ぶほど
だんだん雲行きが怪しくなってきた😅


私の治療スキルが上がっても
治る人と治らない人がいる!?

私のことを信頼して頼ってくれる人は
一見治っているようにも見えるけど

その場で治って満足しても
なかなかリハビリ自体を卒業できない…


「“理学療法士”として私がやっていることは
 本当に人のためになっているんだろうか?」

誰か( or 何か)に依存したい人を
増やしているだけなのではないだろうか?

↑ここまでは言い過ぎかもしれないけど

何か“ホントの意味”で
人の自立のサポートになっていない気がしていた。


誤解のないように補足しておくと

病院での理学療法士の仕事は
とても有意義なものだと思っているし

それを必要としている患者さんがいて
それで救われている人もたくさんいる!



ただ、私が本当にやりたいこと
創り出したい世界ではなかった。


私は、
もっと自分で健康になれる人を増やしたくて

ただ健康なだけでなく
自分らしく社会で活躍できる人を増やしたい!


この頃はまだ
そこまでハッキリ気づいていなかったけど

私の中で何かが目覚めようとしていた🤭

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