夏こそ温泉へ!ぬる湯温泉のススメ
温泉といえば、熱い湯でほっこりのんびり。癒し。
だから季節は秋以降の肌寒くなった頃から、春先くらいまでがベストシーズン。
夏に温泉?暑い時に熱い湯は無理だ・・・
このように思っている方って多いと思います。
でも温泉マニア、温泉愛好家は知っています。
実は夏こそ温泉へ、ということを。
ぬる湯の魅力とは?
まず、ぬる湯に対してあつ湯があります。
あつ湯は、42℃以上の温泉のこと。
これに対しぬる湯とは、一般的には38℃以下の温泉をいいます。
この2つ、温泉で得られる効果が別モノです。
あつ湯は交感神経が優位に、
ぬる湯は副交感神経が優位になります。
朝目覚めて「今日一日頑張るゾー!」という時は”あつ湯”
1日が終わり、疲れを解したい時、ぐっすり眠りたい時は”ぬる湯”
ゆっくり寛ぎ、癒されたいのに、”あつ湯”を選ぶと興奮状態のようになるので、
お休み前は”ぬる湯”がオススメ。
ということで、ぬる湯とは「からだがよろこぶ温泉」といえるのが
最大の魅力です。
ぬる湯って素晴らしい!
私は湯巡り歴は10年以上、
これまでに国内外2000以上の温泉と出会ってきました。
その中でも初めて”ぬる湯”と出会った時、
「あれ?温泉がぬるい!けれども、浸かっているとコリが解れるなあ」
心地よさを知ってしまったひとときでした。
しかも、長湯をしてものぼせない!
からだがとことん癒され、
ご機嫌になっていくのを感じてしまったのです。
以来すっかり病みつきになり、ぬる湯ファンに。
夏の猛暑、酷暑はからだにこたえるものがあります。
ストレスだってかなり溜まる。
ぬる湯に入るとカラダはどうなるのか?
人間の体温に近い36℃前後の温泉は、
温泉と体温が同化、一体化したかのようになり、
しばらく浸かっていると、
自分の存在がわからなくなってしまうかのような感覚になります。
これにより体への負担がかからない、ストレスとならないことから
とても癒され、日常の疲れがほぐれていくのです。
あつ湯と違ってぬる湯には肌を乾燥させないことから、
温泉が持つ泉質の良さをダイレクトに浴びてしっかり肌に閉じ込めるから
お肌もよろこぶし、
また胃腸の働きが活発になることで、
食事のおいしさをいつも以上に実感・・・
と、いいこと三昧。
ね、”ぬる湯”ってすごくないですか?
ただぬる湯を選んで浸かるだけなのに。
とことん癒される温泉って。
ぬる湯の魅力を知ってしまってから、うだるように暑い夏は特に、
からだがぬる湯を求めるようになりました。
では、その”ぬる湯”ってどこで入ることができるの?
参考にしていただけたら嬉しいです。