T.Miyuki

とあるクリエイターやってます。 Twitterでは撮った写真をあげたり、日常的な事も呟いたりしてます。 覗いてみては?お待ちしております! https://twitter.com/miyukiMMM

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最近の記事

【音楽と読む小説】祈りの歌

まず始めに。 今から書き綴る小説は、こちらの音楽からイメージされた小説を書いています。 もっと深く物語へお連れする為に、ループ再生をオンにして聞きながら読む事をお薦めしております。 ご準備はよろしいでしょうか。 ようこそ。 呪いを断ち切る物語の始まりへ。 この世界では、大罪を犯した者は死神に魂を奪われ異形の物と化すと言われている。 そう教え込まれてきた。 だから、清く正しく、上の者にも逆らわず生きていく。 それが正しい道なのだと、生まれた時から両親や友達、その他大

    • 【音楽と読む小説】食べたいほど・・・

      始めに。 こちらの音楽を聴きながら小説を読むことをオススメしております。 今から書き綴る小説はこの音楽から想像した妄想小説でございます。 是非ループ再生をオンにしてお読みください。 ※今回の小説は少し大人な表現(微エロ)が入る可能性がございますので、 苦手な方はブラウザーバック。もしくはスマホの画面をカチ割る事を強くオススメ致します。 さて。ご準備はよろしいでしょうか。 ようこそ。 おかしな倉庫の世界へ。 交通事故に遇って。 起きたらここに居た。 【花畑の倉庫

      • 【音楽と読む小説】ーいろはにほへとー【新選組/夢想小説】

        まず初めに。 こちらの音楽を聴きながら小説を読んで頂くと、より小説の世界に深く繋がることが出来ます。 是非ループ再生オンして聞いて頂けると嬉しいです。 ご準備はよろしいでしょうか。 では。 新選組が発足する前のお話。 ようこそ試衛館道場へ。 秋風香る時節。 試衛館道場の前庭には色づいた葉が ふさふさと土を覆っていた。 風が一つ、葉を震わせて 戸が開けられていた道場に吹き込む。 竹刀がぶつかり合う音と男たちの威勢の良い声が 乾いた風に熱気を帯びさせて過ぎ去って行く。

        • 【音楽と読む小説】時の管理者-administrator-【SS】

          まず始めに。 https://www.youtube.com/watch?v=kfVmldkxgQc&t=0s こちらの音楽をループ再生をオンにして、BGM感覚で流しながらお読みいただく事を推奨いたします。 こちらの音楽を元に想像しながら、もしくは妄想しながらショートストーリを書き綴っておりますので、読んでいる際にも聞いて頂く事によってより物語の世界に深くお連れできるように書いております。 では。ご準備は宜しいでしょうか。 ようこそ。時の管理者の間へ。 -時間とは円環

          自分話【夢がなくたって楽しい】

          幼稚園の卒園アルバムの中に「将来の夢」と書かれたページがあった。 そこには子ども達が書いた様々な将来の夢があり「お花屋さん」「警察官」「パン屋さん」「サッカー選手」等、子どもの頃に抱くよくある夢から 「サンタクロース」や「空を飛ぶ」等、少々ぶっ飛んだ夢もあったのだが。 私はぶっ飛んだ発想はなかったようで「看護婦さん」と書いたのだ。 その夢は父の「手術で血を見なきゃいけないんだよ」の一言で あっけなく消え去ったのだが、小さい頃の夢はころころ変わるので大した事はない。 だがそ

          自分話【夢がなくたって楽しい】

          【短編小説】勇者が湧き出る泉3

          「なぜそんなに勇者になりたいのだ」 連れて戻ってくる間「勇者にはどうなったらなれるのか」とか 「早く勇者になりたいから稽古をつけてほしい」だの根掘り葉掘り私の横でスズメのように煩かったものだから泉に着くととりあえず畔に座らせ、私は人間の子の側に立ち、理由を尋ねてみることにした。 「おじい様が、勇者だった。誰よりも強くて、優しくて、かっこよかった。 おじい様のようになりたい。誰よりも強くて、優しい勇者に」 「では、その勇者のおじい様とやらに稽古をつけてもらえばいいだろう」

          【短編小説】勇者が湧き出る泉3

          【短編小説】勇者が湧き出る泉2

          人間の身体を生成したのはいいが… 人間というものはこんな窮屈な器によく入っていられるな。 どうやらこの人間の身体を動かすには訓練が必要なようだ。 「…ぁ…ぅ…ぅあ…」 声の出し方も練習しなければ。 しかし…あの人間の子。 村には帰らないと言っていたが…では今どこにいるのだ。 この森は人間を喰らう獣もいるというのに、迂闊な。 まあしかし、勇者になりたいというのであれば獣の一匹二匹は倒せなければただの笑い草だ。喰われるのであればそれはあの者の素質の問題であり、食物連鎖の一

          【短編小説】勇者が湧き出る泉2

          【短編小説】勇者が湧き出る泉1

          とある森の奥深く。道ならぬ道を進んだ先。 そこに、勇者が湧き出る聖なる泉があるという。 そんな噂を聞きつけて勇者を求める人間が後を絶たない。 人間界を脅かす魔王を倒してくれと救世主を求める一国の王。 魔女が「超絶上手い」と絶賛した<毒>林檎を食べた絶世の美女の命を救うには勇者からの熱い接吻が必要なのだとやってきた美女の幼馴染の小人。 隣国との冷戦状態を打破すべく勇者を求める一国の王たち。 そして今日もまた… 「泉よ!私に応えてくれ!」 その者はとても小さく。 小人よ

          【短編小説】勇者が湧き出る泉1