やりたいことって?
どうしても一緒に住んでいる高校一年三男の話になる。
そういえば長男長女が高校生だった時も
高校生との会話って面白いなぁと思っていたもんだ。
テレビを一緒に見る時間ってほとんどなくて
私が休みの日の、主にご飯を食べる時なんだけど
今夜も大量に作ったミートソースをもりもり食べながら
売れっ子俳優さんたちが出ている番組を観ていた時の事。
「いいなぁ、どんだけお金持ってるんだろう・・。」と高校生。
「じゃあ役者になればいいじゃん。」と私が言うと
「なれるわけないじゃん。堀越学園じゃないし。」とか言うわけ。
「学校なんて関係ないよ。」そう言うと、
「無理無理。エキストラでセリフ3行ぐらいだよ。」
なんて知ったようなことを言うもんだから、つい
「エキストラで3行のセルフをもらえるなんてすごいことだよ。
そこまでが大変なんだから。」と言うと
「じゃあ、もっと無理だよ。」
なんて、まるで『なりたいものになれるわけない』話をしているかのようになってしまったので、
「俳優になりたいの?」と言うと
「お金持ちになりたいんだよ。」
と言われ、ああ、そうか。そこから始まったんだった、と我に返る。
この子と話をしていると、ついムキになってしまう自分がいる。
傷つくのが怖い自分を擁護する発想で物事を図る。
そんな風にいつも発言するからだ。
「あなたなんてどんなものにもなれるんだよ。
そりゃあこれからスポーツ選手だ、パイロットだ
なんて話は分かんないけど、やりたい事が仕事になるのが一番いいよ。」
「例えば?」
「〇〇(長男)みたいにさ。」と
大学を半年で辞めて芸人といういばらの道を歩んでいる長男を引き合いに出すと
ふ~ん、とほんの一瞬動きを止め
神妙な顔をする三男。
こんな話で劇的に彼が考えをがらりと変えるとは思えないけど
こうした小さな会話の積み重ねで
残り2年の高校生活にどんな影響を及ぼすか、とても楽しみ。
さて、人のことは何でも言える。自分はどうなんだ。
今年も残り一か月となり、色々あった今年を思い返す。
もう少し休む時間を作らないとな、というのが今年の感想だなんて
まるで歳を重ねてきたことにちっともウキウキしていないみたいだけど
そんなこともないんだよな。
歳を重ねたことで見えてくることもあって
色んなモノ、コトなんかを断捨離していくことに
躊躇しなくなってきた自分にも出会えたり。
その代わりに、猛烈にやりたい事、会いたい人には
もっとグイグイ前のめりに動いていいんだ、って感じている。
まずは体調管理。
睡眠時間を確保、だね。