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ウンベラータと三男
先日、友人からウンベラータを分けてもらった。
私自身はあまり植物を愛でる習慣はないのだけれど
いや、愛でたい気持ちはあっても
すぐに可哀想な結果になってしまうので
あまり手を出さないようにしている。
だけど今回は、植物を愛でる友人が大切に株分してくれたのだから
単純にウンベラータをもらった、と言うより
そのお気持ちもいただけるという感覚で
「いる?」と言われた時に
即答で「いる!」と答えたのだ。
室内の明るいところが好きな子らしいので
部屋のどこからも見える窓際をこの子のポジションに選んだ。
カーテンを閉める時にちょいと動かさなければならないので
手間はかかるが仕方がない。
誰にでも居心地の良い場所ってあるよね。
それが例え誰かに手間をかけさせることになったとしても
その誰かもまた他の誰かに手間をかけさせているかもしれない
と思うことで、自分のバランスは保たれる。
世の中お互い様だ。
色んな考え方があって
少なからずとも子どもは親のその考え方に影響を受け
何かあった時の判断基準みたいなものが備わっていく。
末っ子高一三男がアルバイトを始めた。
慎重派の彼は、何をやるのかは先にやっている友人たちにリサーチし
結局飲食店におさまる。
私が仕事を終えて帰宅すると、先日初めてのバイトを終え
疲弊した顔の三男がいた。
めずらしく口答えもできないくらいに疲れ果てていた。
「聞いて聞いて!」という勢いはなく
ポツリポツリとバイトであった事を話し始める。
「なんかさー、こちらお済みでしょうか?って言いながら
皿とかを下げるんだけど
すげーぐちゃぐちゃに食べ終わってるのとか見ると
悲しくなるんだよねー。」と言う。
「分かるー。自分はそうしまい、って思うよね。」と言うと
めずらしく素直に「うん。」と三男。
たった一日で成長するなんて、さすが社長。
その勢いで巻き起こる全ての事象から学んでいってほしいと
欲張りな親だな、自分、とつくづく思った。
お天気いまいちな今日。
店は休みだけどやる事満載。
がんばろー。おー。