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この夏、福岡から友人が
二階の食堂デリカフェになる前
鐘ヶ淵で二階の食堂kanegafuchiとして営業してた。
その時に一緒に働いてくれていた
太田さんという人がいた。
彼女はその頃マクロビにはまっており
食材に対する考え方などを教えてくれた。
陰と陽。
それも一つの考え方だと腑に落ちた。
まあ、私ははまることはないんだけど。
その彼女は、うちにいる間に3人目を出産し
ご主人のお仕事の都合で福岡へ引っ越してしまった。
食材のことをよく知っていて
その扱いもワイルドで
大きな手が好きだった。
2~3年で戻りますよ!
なんて言っていたのに
すっかり福岡を気に入ってしまい
永住したいなんて言い出して
住んでいたマンションは売ってしまった。
まあ、それはそれとして
彼女の人生だから応援するよ。
そんな彼女が夏休みを利用して
お子さん2人と一緒に東京へ出てきた。
「しょうじさん、はりやにも行きますが
ランチでもしましょう!」
と言ってくれて嬉しかった。
滞在期間中の一日を私にくれるなんて
嬉しいじゃないか。
せっかくだからとその日はスケジュールもりもりにした。
まずは、ランチオープンと同時にこちらへ。
パクチーがどうしても食べられない私でも
その他が気に入っちゃって何度も足を運んでいる。
そこで彼女とランチ。
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食べ終わると、はす向かいの古着やさんで
冷やかし程度に試着をしてまた外へ。
そう言えば近くに
金ちゃんのtokyobaikeがあるじゃん
中でアイスコーヒーでも飲もう!
となり歩いて向かう。
中央にある大きな階段に座って
尽きない話を
アライズコーヒーさんのアイスコーヒーをにみながら。
そういえば昨夜、華子が近くでイベントがあるとかなんとか言ってたな。
ということで、猛暑の中歩いて深川蒸留所さんへ。
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深川蒸留所さんでは
現代版の「ツブロ式蒸留器」というものを
近所のリカシツさんと共に作って
その機械でクラフトジンを作っている。
地域おこし。
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せっかくだからと
ご近所さんのリカシツさんへ向かう。
リカシツさんの方が
深川蒸留所のことや
この清澄白河のことなんかを
すごく丁寧に説明してくれた。
地域おこしのはじめの一歩の話って
聞いてるだけでワクワクするし
あああ、そこに立ち会いたかったーーー!
なんて、なんの関係もない私だが
ホントにそう思ってしまうのだ。
そのチームでもあるニコ酒店さんも紹介してくれた。
『酒屋で養生』をテーマに
漢方を得意とする薬剤師さんが
深川蒸留所のジンや国産ジン、薬酒、ノンアルコールの薬膳茶、深川土産を販売する角打ちも出来る酒屋。
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オリジナルの手ぬぐいも売ってて
悪い癖、買っちゃった。
太田さんとはこんなに一緒にあちこち歩いたことはなかったけど
気を遣わずに行ってみようーってなれる関係性って
すごくいい。
彼女は福岡在住だが
その住んでいる地域とは別の場所に
家を建築予定。
その場所で、家が併設している
ご近所さんが集まれるコミュニティーが作れたらいいなと話していた。
もちろん彼女のパワーあふれる料理もあって
家の外には畑も少々。
みんなの笑顔が見えるようだ。
その時は手伝いに行くよーーー!
と言うと
その時は是非ーーーー!
と手を振って元気に福岡へ帰っていった。
そう、もう彼女にとっては福岡が
帰る場所なんだと。
帰る場所ってなにも産まれたところとは限らず
自分のエネルギーが満ちる場所ってことなんだと思った。
ま、言ってみればルンバくんが充電器に戻るように。
なんて身もふたもない落ちですんません。