メモ、得意ですか?
皆さんは、メモは得意ですか?
私はあまり得意ではありませんので、メモ力を付けたいなと思い「メモの魔力」を読みました。
この本の気になったところを書き留めておきます。
知的生産を生み出すメモの取り方
①ファクトを書く
➁抽象化する
③転用する
抽象化とは?
抽象化は、複雑な現実世界から特定の側面や要素を取り出し、それに焦点を当てて単純化するプロセスです。具体的な事物や概念を一般的で抽象的な形に変換することで、情報の取り扱いを容易にし、理解を助けることができます。
簡単に言うと、抽象化は複雑なものを単純化し、重要な部分に焦点を当てるプロセスです。
例えば、みかん、イチゴ、バナナそれぞれを具体的に説明すると
みかん:橙色の果皮を持ち、中には甘酸っぱい果肉が詰まっている。
イチゴ:赤い実が小さな種に覆われ、甘く香りがあり、食べる部分は実の周りにある。
バナナ:黄色くなる成熟した果皮を持ち、内部はクリーミーで甘い果肉となっている。
となりますが、抽象化すれば「果物」として捉えることができます。
もう一例として、自動車について考えてみましょう。
自動車は様々な部品や機能で構成されていますが、抽象化を行うと「移動手段」という一般的で抽象的な概念になります。この抽象化によって、特定の車種やメーカーに依存せずに移動手段について考えることができます
転用とは?
転用とは、あるタスクで学習したモデルや知識を、別の関連するタスクに適用する手法です。
学校の勉強は、実生活に転用できてこそ、初めて効果を発揮しますよね。
知的生産のメモでいう所の転用は、
自分の身に置き換えて考えるということ。
例えば学校で学んだ数学の転用は、
買い物の場面では、割引やセールの際に、商品の実際の価格や値引き後の価格を計算することが出来たり、
料理をする場面ではレシピを調整したり、材料を計量する際に、分数や割合の理解が使いますよね。例えば、レシピが4人分だった時に、2人分に調整するなどは、調理される人なら日常的に使っていることでしょう。
前田さんの場合、
大ヒットプラットフォーム「SHOWROOM」を生み出したのは、このメモを使っていたということです。
ファクト:前田さんは以前、路上ライブをしていた際、リクエストに応えるほうがお客さんも喜んでくれるし、チップも多かった。
抽象化:アーティストがお金を稼ぐ方法は、芸術性や質の高い演奏をするのではなく、お客さんとのインタラクティブなコミュニケーションや関係性ができることが大切だ。
転用:アーティストとお客さんが双方向でコミュニケーションが取れたり、投げ銭できる「SHOWROOM」というプラットフォームを実現。
まとめ
メモは日常をアイデアに変える、メモで夢をかなえる。
メモは成功の秘訣である。
メモを取ることで、情報が整理され、構造化することができるようになる。
記録としてのメモだけでなく、知的生産のレベルまで引きあげるためには
ファクト→抽象化→転用を記載することを習慣化していくことが重要。
前田さんのように成功したい!と思ったらぜひ読んでみてはいかがでしょう。
ではでは。
合格するよ~🌸