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マクロビアン薬剤師 タイプ別花粉症の対応
マクロビアン薬剤師 タイプ別花粉症の対応まとめ
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目に入りました。
調剤薬局での仕事は、扱うものは『薬』
わたしはその『薬』を扱う仕事をしながら、
マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えを基本とした生活を送っています。
本日は
旧暦如月六日
啓蟄
菜虫化蝶
西暦2021年3月18日
現代病ともいえる花粉症。
花粉症は免疫力が弱っている結果と考えられていますが、
ただ弱っているのではなく、過剰に反応しすぎている状態です。
つまり本来であれば、それほど反応しなくてもいい外敵に対して、
免疫のシステムが総攻撃を加えているようなものということができます。
そのために、過剰な鼻水、涙、くしゃみなどに悩まされることになるのです。
漢方の世界では、花粉症の主な原因を、体を外敵から守るバリアエネルギー『衛気』(えき)の不足と考えます。
『衛気』とは呼吸から取り込まれる空気中のエネルギーと、
飲食物から作られるエネルギーとを合わせて作られると捉えます。
『衛気』が不足して、花粉症になりやすい人の特徴として、
空気の悪い中で生活している人。
呼吸が浅く、深呼吸ができていない人。
食事に偏りがあったり、過剰な精神的ストレスを長期にわたって受けつづけている人。
暴飲暴食で胃腸が弱っている人、腸内環境が悪い人。
元々身体が弱い人。
などが考えられています。
それぞれの弱い部分を改善して対策して行くと良いでしょう。
また、花粉症はその症状から、『冷え』タイプと『熱』タイプに分かれます。
『冷え』タイプは、
水っぽくて透明な鼻水がダラダラでますので、基本的には温める対策をします。
『熱』タイプは、
目の周りが赤くなって、かゆみが強く、黄色い鼻水や痰がでますので、
こもった熱を冷ますような対策をします。
冷えタイプの日常の対策は、
体温より冷たいものを口にしないこと。
生もの、過剰な水分補給もできれば避けた方が良いでしょう。
素肌を露出させず、足首、手首、首などは特に外気から守るように。
さらに、玉ねぎ、生姜など温めるものをこまめ取り入れた食事を摂ること。
適度に動いて熱を発生させること。
シャワーで済ませず、湯船に浸かることなどが挙げられます。
熱タイプの日常の対策は、
お酒、揚げ物、香辛料の多いもの、肉類、チョコレート、味の濃い食事を出来るだけ避けること。
余分な熱を冷ましつつ、不要物を排出する力を持ったもの
例えば、どくだみ、ハトムギ、緑豆もやしなどを取り入れた食事を摂ると良いでしょう。
目のかゆみには、菊の花のお茶。
喉のイガイガにはミントティーを試して見るのも良いでしょう。
いずれにしても、良い食事と良い睡眠が、花粉症対策では大切となっていきます。
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