鮭魚群に『鮭』をいただきます
西暦2022年12月18日(日)
旧暦霜月廿五日
大雪
第六十三侯 鮭魚群(さけのうおむらがる)
西暦2022年12月17日(土)〜21日(水)
旧暦霜月廿四日から廿八日
季節はまた巡り
七十二侯は昨日、
『大雪』の末候
『鮭魚群』に入りました。
鮭が群れをなして川を上っていく時期となりました。
それは、
『鮭の遡上』(そじょう)と呼ばれます。
鮭は群れをなして、生まれた川に産卵のために帰っていきます。
激流を飛び跳ねてながら、川の流れを逆行して登って行く姿は、
しばしば、感動を覚える光景として紹介されています。
鮭が川に産んだ卵は『孵化』(ふか)して、鮭の稚魚(ちぎょ)となって、
また大海原へと出ていきます。
鮭は、海で栄養を補給しながら成長していきます。
海に出てから3~4年かけて、また、生まれた川に産卵のために戻っていく。
これが『鮭の遡上』です。
昔の人々は、この『鮭の遡上』を神秘的なものとしてとらえてきました。
鮭は、不思議なことに彼らは自分の生まれた川をよく覚えていて、
海で数年生活し、成長した後でも、ほとんどの鮭はもとの川に戻ってくるそうです。
それは、鮭の鋭い嗅覚によるものだと考えられています。
遡上してくる鮭は、まったく食物もとらずに、
産卵という役目を終えると力尽き、次の命を育んでいきます。
それぞれの動物が、それぞれのやり方で生命の継承をし、
人間はその動物の恩恵を受けて、生きています。
鮭はときどきいただく大好きなお魚の一つです。
お刺身も、スモークも、焼き鮭も、お味噌汁やお鍋に入れても美味しいものです。
鮭にはビタミン類やアスタキサンチン、DHAやEPAなどの栄養素が豊富に含まれていて、
さまざまな健康効果や美容効果が期待できることから『スーパーフード』と呼ばれることも、、
マクロビ生活の中での、たまのお魚として、ヘビーローテーションになります。