第0回 何で自伝なの?
ALOHA! みゆひょんでーす♪
今回は、マガジンの紹介というか、何で自伝など書き始めようかと思ったかということなので、全部公開の投げ銭形式にいたします(投げ銭がなくてもめげません。そもそもお金を稼ぐ目的ではないので)。
まず自己紹介をしますと、わたしは主にIT系の記事を書くフリーランスライターです。「ITに強いビジネスライター」と名乗っています。執筆でお金をもらうようになってから17年、ライター専業になってからも10年経っています(2024年4月現在)。プロのフリーライターとして、ちゃんと食べていけているんですね。それって、けっこうすごいことのように思うのです。
たとえば人気ブロガーとか、noteの人気クリエーターとかいうならわかるのです。しかしわたしのnote記事には、多くてもせいぜい20個、ほとんどの記事には数個しかスキがつきません。つかない記事も多いです。
だからわたしの投稿にスキをしてくれる方には心から感謝していて、スキに対してフォローを返していたりします(漏れている方がいたらすぐにフォローしますので、DMでお知らせください)。
要するに、ぜんぜんバズらないのです。でもライターとして食べていけています。
noteでは、多くの方がライターやクリエーターとして食べていける方法を書いてくださっています。その中の大半の方がまずはスキとフォロワーを増やす方法を書いておられるようです。
わたしも参考にさせていただいたことはあるのですが、どうしてもうまくいきません。よくよく考えたら、クラスや学校の人気者だったことがないんですね。
いやいや、そうでなかった人でもバズっている人はたくさんいるよとおっしゃるかもしれませんが、人気者経験がなかった人がバズるのは、これはよっぽどの才能と努力だとわたしは思うんですよ。なので、バズるノウハウを教えていただいても本気でのめり込めなかったりするんですよね。
わたしと同じような人はほかにもいるんじゃないかと思いまして、過去何回か形を変えながら、自分のノウハウを公開したことがあったんです。ところがどれもまったくバズりませんw それで全部途中放棄しました。
バズるのは才能だと言いながら、バズらないとやめてしまうなんて矛盾していますが、人間なんてそんなものです。いやそんな人間だからバズらないのではないでしょうか。あきらめずに挑戦し続ける人を応援したいのであって、すぐやめちゃう人を応援する人などいませんもの。
それ以前に、そもそもわたしのノウハウに興味がある人などいないのかもしれません。フリーライターなんて地味なお仕事ですし、そんなものになるよりはバズるノウハウのほうが魅力的ですものね。
でも、わたしは週休3日で働いていますし、稼働している人でも今日は気が乗らないから午後は飲んじゃえという日が月に4~5日はあります。その上、月に1回以上のペースで平日にキャンプに出かけます。一時期、月の稼働時間を記録していたことがあったのですが、だいたい60~70時間で、多いときでも100時間ちょっとでした。それでも仕事が嫌いなので苦痛だったりするのですが、かなりタイムリッチなのは間違いないと思います。
またトランス女性だったりもします。取材もお打ち合わせも女性の格好でさせていただいていますし、署名も「森川ミユキ」という女性名でさせていただくようになりました。「森川ミユキ」名義の著書もございます。これってけっこうなハンデだと思うのですが、それでも食えるんです。
こんなこともチラッと書いたりしていたのですが、バズらないんですねw(自慢に聞こえるからかしら。でも、自慢ではないのです) 世間ではタイムリッチよりマネーリッチだし、LGBTQ+もしょせんはマイノリティーということなのでしょうか。
でもね、わたしは自分が好きですし、自分はなかなかすごい生き方をしていると思う(思いたい)のです。だからこそノウハウを残したいと思ったのですね。でもバズりません。
ノウハウがバズらないなら、生き様をさらしたほうがバズるのではないか――と先ほど、眠れぬ夜を過ごしていたら思いついたのでした。「それはいいアイデアかもしれない、善(?)は急げ!」ということで、さっそくマガジンを作って、最初の記事を書いているわけです。我ながら行動力がすごいです。
で、今回は有料マガジンにしました。理由は大きく2つあります。
まず無料のコンテンツはありがたがられないからです。生き様をさらすからには、やっぱり多少はありがたがられたいですw
もう1つは、バズらない言い訳を作っておきたいからです。有料だからバズらないんだと思えば、続けるモチベーションは維持できる気がします。
何だか変なことを言っているのは自分でもわかっているのですが、もはややけくそです。岡本おさみさん風にいえば<吐きすて>の歌ですね(わかる人だけわかればいいです)。
ノウハウはごく単純です。バズらないのだったら人気商売、すなわちBtoC(大衆向け)のライターは無理なので、専門性と信頼だけでやれるBtoB(法人向け)のライターになればいいということだけです。
企業のオウンドメディアや事例記事を書いたり、出版社からゴーストライターのお仕事をもらえばいいということです。いやあ地味ですねえ。でも確実に食べられます。
欲しいのは専門性があることと、納期と品質を守ることですから、長年勤めていた中高年の方に向いています。エンジニアや営業だったら言うことはありません。若い人でしたら、すぐに今の会社を辞めずに、何か専門性を身につけましょう。専門性があれば、誰でも応用可能です。
プロのライターになる確実な方法もあります。それは自伝の中で紹介します。わたしはそれでいきなりフリーライター専業になりました。
ノウハウといってもこの程度のことで、そんなことでなかなか共感してもらえないのは、これまでの経験からようやく悟りました。だったら生き様というよりは、生き恥をさらそうということなのです。
わたしの生き恥の中に、いろいろと生きるヒントがあるかもしれません。保証はしませんけれど。保証しないので、一人も有料読者はつかないかもしれませんが(なにしろ人気者経験がないので)、それでもいいのです。
生き恥ではありますが、自分の軌跡を残したい。60歳を過ぎるとそんなことでモチベーションを維持できるかもしれないと思ってチャレンジすることにしました。
独立以来、日記をつけてきましたが、何を食べたかが中心なので、ときどき(たびたび?)美化された記憶が混ざるかもしれません。ですので、自伝風フィクションと思っていただいたほうがよろしいでしょう。その辺、ご諒承いただければと存じます。
更新は週1回あるかないかと思いますが、「ちょっと空きすぎ、早く書け!」という方はDMをください。励みになります。