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元気よく始まったのだけど
2020/4/19(日) 晴れ
私は今日も元気です! 昨日の反省で、ちょっと顔に照明を当ててみましたw。
――って感じだったんだけど、どうも私が朝からこんなカッコをしているのでヨメが不機嫌のようだ。まだ完全に認めたわけじゃないのに、そんなに毎日毎日女装しなくてもいいじゃないという圧を感じたの。
用事があって話しかけても、ぞんざいな受け答えだし、しばらくしたら自室に籠もって、ドアをしっかりと閉める。これってメッセージ性、強くない?
ヨメはいま、私が女性化することに慣れようとしてくれているだけで、いつ「やっぱりムリ」って言われるか分からない不安定な状態。
その辺の顛末はこの日記の初日に書いたので、詳しく知りたい方は↓を読んでください。
ま、本当に不機嫌だったかどうかは分からない。そんなこと聞く勇気も無い。
今日はなかなか面倒な昼食を作ることにしたので、それを作り終えるまでは女でいたかった。
パートナーに尽くすのは女性でなくてもいいと私は思っている。ただ私の中では、尽くすことと女でいることがセットになっている。尽くすことが女としての私の幸せなのだ。それは私の自由じゃない?
そもそも女性であるヨメに私は尽くすことなど求めていないのだから、これは男女差別とは違う感覚なのだ。
――という考えに至るまでにかなり葛藤したの。「昭和」な男女の役割分担(≒ジェンダー)に私はこだわっているんじゃないかと。私は男女差別主義者じゃないのかと。
でも女性であるヨメに求めるのではなく、私がそうしたいなら私の自由よねと気づいてからは、これでいいと思うようになった。
ジェンダーというのは一筋縄ではいかない。フェミニストを応援しない女性が実際に多いらしい。これはジェンダーの難しさを物語っているのだと思う。
単に料理ができるまで女装していたかっただけのことなんだけど、ちょっと大げさな議論になってしまったようね。
この辺、踏み込み始めると私の力では収集がつかなくなりそう。トランスジェンダーとしての当事者意識で書いただけのことだと大目にみてください。
ということで、料理がほぼできた段階で化粧を落とし、ブラジャーを外し、スカートをジーンズに穿き替えた。下着から何から着てるものは全部レディースなんだけど、見た目は男モードに戻ったの。
トラブルのリスクは避けて、楽しく夫婦で昼飲みをしたいからね。
実際、着替えた後、ヨメは上機嫌になった。結果オーライ。
ヨメとの関係はバランスを取りながら、一気に谷底に落ちないよう気をつけて進んでいくことが肝心。じっくり数年かける粘り強さが必要。
用意したのは、こんな料理。ほうれん草とニンジンの白和え、大根と手羽元の煮物、明太しらたき炒め、五味納豆。そこそこ手がかかってるでしょ?
日曜の昼間に夫婦で飲みたいということで、こういう料理を作る私っていい奥さんだと思わない?
女性でも「いい奥さん」って言われて喜ぶ人は多いわよね? で、喜ぶ女性って男女差別主義者? そうではないわよね。
私の考えはそういうことなの。いい奥さんと言われて幸せを感じる女になりたいだけなのよ。
ところで、自分がトランスジェンダーだと認識して楽になったというのは、↓に書いた。
だけどトランスジェンダーってもっと切実で、56歳になるまで本来のジェンダーにならないで我慢できるのか?という疑問を持った方もいるかもしれない。
今日は本当はそのことを書こうと思ってたのだけど、既に結構長くなったわ。
日を改めて書くことにします。
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