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【最重要】黙々とやっているとそのうちゾーン?に入る

割引あり

 ALOHA! みゆひょんでーす♪

 禅が大事にしていることって、それこそたくさんあると思うんだけど、一番大切なのは、わたしは「無」じゃないかと思うの。無の象徴が、円相というやつ。

▲円相
https://www.photo-ac.com/main/detail/2718021&title=%E6%9B%B8%E9%81%93%E3%80%80%E7%A6%85%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8 よりダウンロードして加工

 ただの丸なんだけど、何もないと同時に、無限であることも表現してる。円環って無限の象徴なんだよね。

 禅って、こういう矛盾する概念が多くって、無とよく似ているくうも、おおざっぱに言っちゃうと「あるけどない」けど「ないけどある」みたいな感じかしら。

 あまり調子に乗らないほうがいいぞ(知ってる人から指摘されちゃうから)と思いつつ、もっと言っちゃうと、無は空であり、空は無であり、無は空でなく、空は無でない、みたいな。書いてるわたしもわけわかんない。西田幾多郎先生風に言うと、「絶対矛盾的自己同一」かしら。知らんけど。

 ここまでで、ほとんどの人が離脱していったのを感じつつ、残ってくださった奇特な方々のために、ここから先は実用的なことを中心に書くように努めます。


始めてしまえば終わるという真理

 わたしはフリーライターをやってるんだけど、会社員時代のトラウマで、仕事という行為があまり好きでない。書くのは好きなんだけど、納期があって、それまでにやり切るためにいろいろ段取りして、段取り通りに進めるみたいなことが苦痛なのよ。あとお金をいただくことで責任が発生することもつらかったりする。ただ、この苦痛って仕事を始めるまでで、始まってしまえば、そもそも書くのが好きなので、徐々に乗ってくるわけ。

 つまり、始めさえすれば終わるし、やっている間はむしろ楽しかったりする。だから、「何かやだなあ」と思うことは、「やだなあ」と思う前に始めちゃえばいいってことなの。

 なんて書くと、「そんなんでやる気が出るなら苦労しない」という反論が絶対あると思う。正直、わたし自身がやる気のなさで悩んできた人間だから、その気持ち、ホント痛いほどわかる。

 でもね、長年悩み続けて、やる気に関する本を100冊ぐらい読んで、いちおう試してきたわたしには、これしかない、というのも断言できるのよ。

ソロキャンプはまさに修行?

 実際、ソロキャンプを始めたころは、新しく買ったギヤを使うこととかに心ときめいていたのだけど、だんだん、「ラッピング→移動→設営、ラッピング→撤収→帰宅」という、キャンプを楽しんでいる以外のルーチンの占める割合が、やたら大きいことに嫌気が差してきたの。

 いちおうベテランなんで、テントとタープは一人でもすぐに張れるんだけど、でも、自宅から自転車で1時間ぐらいのキャンプ場を想定すると、だいたいこんなスケジュールになるのよね。

07:30~09:00 荷物のラッピング&積載
09:00~10:30 移動(途中、お買い物)
10:30~12:30 チェックイン&設営
       ※テント&タープ張りより、道具を並べるのに時間がかかる
12:30~13:00 昼食(既に飲んでる)
13:00~16:30 お酒を飲んだり、散歩したりしてぼーっとする
16:30~17:00 夕食準備
17:00~20:30 お酒を飲みながら夕食をいただきぼーっとする
20:30~21:00 食器を洗い、歯を磨き、顔を洗う
21:00~05:00 睡眠
05:00~06:00 顔を洗って、お茶を飲んだり、散歩したりしてぼーっとする
06:00~06:45 朝食準備&朝食
06:45~07:00 食器を洗い、歯を磨く
07:00~10:00 撤収作業
10:00~11:00 移動
11:00~12:30 片付け

 ラッピングから片付けまでがキャンプとすると、1泊2日でトータル29時間。睡眠を除くと21時間。そのうち準備したり片付けたりしている時間が11時間。なんと起きている時間の半分以上は作務をしているわけ。

 改めて書いてみて、ちょっと嫌になったけど、禅寺の1日もこんな感じじゃないかしら。まあ当たらずとも遠からずと思う。なのでキャンプ、特にソロキャンプは修行と言ってもいいんじゃないかしら。

心を無にして黙々とやっていると・・・

 禅の修行だなんて言われると、それだけでキャンプをやめちゃう人が続出するかもしれないんだけど、修行っていうのは厳しい一方で、楽しいというか、快楽を伴うとわたしは思う。

 宗教的法悦という言葉があるじゃない? どっちかというとキリスト教なんかでよく言われるけど、無我夢中で信仰していたらエクスタシーに達しちゃうみたいなやつ。素人考えだけど、脳内麻薬が出まくるんじゃないかしら。

 密教なんか、絶対あるよね。昔、成田山で車の祈祷を受けたことがあるんだけど、まず音楽的にすごい。主に打楽器だけど、どんどん気分が高まっていくの。で、お寺だからお香もすごいんだよね。うっとりしちゃう。

 参禅も何回かしたけど、夜の会だとホント別世界で、暗がりの中で薄目を開けていると、トランスしそうになるの。本当にトランスしちゃうと、警策で叩かれるんだろうけど。

 冒頭の無の話とようやく結びつくんだけど、心を無にすると、あるいは空っぽにするでもいいんだけど、そうすると空いたところに「うれしい」「楽しい」「生きてる!」みたいなポジティブな気持ちや言葉がどんどん入ってくるのよ。で、そのうち、トランスとかエクスタシーまではいかないのだけど(いったら逆に困るし)、何だか楽しくなってくるのね。

 楽しいっていうのとちょっと違うか? とにかく捗るの。捗るとルンルンしちゃうじゃん。そういう感じ。いわゆるゾーンってやつ?

 「心を無にする」といっても、よくわからないと思うから、具体的なやり方を説明するね。前述したけど、本を100冊ほど読んでたどり着いた方法です。

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自分のしたいことと向き合うことで、わたしはしあわせになれたと思っています。わたしの生き方を知って、ちょっとでも癒やされる人がいればいいなあという気持ちで書いています。スキやフォローは本当に励みになりますので、よろしくお願いいたします。