夫の趣味に巻き込まれに
秩父郡横瀬町、移住して1ヶ月弱。引っ越しの片付けもボチボチ終わりが見えてきたので、夫の趣味の1つ、渓流釣りのお供をしてきました。
目指すは武甲山の渓流。
自宅から沢登りの格好に着替え、そのまま二人で身軽にスクーターGO🛵💨
夫の後ろに乗せてもらい、20分ほどで目的地に到着。そうか、こんな森の近くに住んでるのか、わぁ、すごい、って改めて思いました。秩父地域の85%は森なのです。
さて、沢を目指します。
少し歩くと、綺麗な水が流れています。岩もゴロゴロ。コケもこんもり。ああ、ジブリだわぁ、と思いながら、上流に向かって歩きます。
この沢を登りながら釣りをするのが渓流釣りだそう。沢を登っていく魚に、身を潜めながらフライを飛ばし、上流に向かってパクパクしているところを狙うとのこと🦗🐟💨
今回狙うはイワナ。警戒心がとても強く、人影が見えたらすぐに隠れてしまうようで、低い姿勢で狙っていきます。
魚影、まったく見えません。
こりゃ釣れないかなー、と言いながらすぐにヒット。見えないけれど、いるんですね。20㎝以下のサイズはリリース。水に入れた瞬間岩陰に逃げ込み、すぐに見失いました。すばしっこくて面白い。
一度挑戦したポイントは、イワナにバレてしまっているので、トライしては登り、トライしては登り、を繰り返して進むのです。
夫は釣りを、私はジブリ感を楽しみながら応援。ボーッとしてるとすぐに置いていかれます。
こんな感じの岩とコケのコンボを、竿を持ったままひょいひょいっと登っていく夫。
私は両手が空いているのに全然登れなかったり転んでばかり。足を突っ込んだら意外に深いところもあって、小さな悲鳴を上げては尻餅をつく、の繰り返し。
筋力使うし、お散歩にしてはハードだけど、夏に向けて身体を引き締めるには良い運動になりそうです(笑)
水がないところもあって、登りやすいかと思いきや、枯葉がフワフワになっていて、滑って落ちたり。フワフワの下の石の塊がジャラジャラと崩れたり。子供の頃に遊んだ記憶とかが蘇りますね。傷の治りは遅そうだけど。
途中途中、森に落ちているものを見回してみると、可愛いデザインのものがたくさんあるなぁと。これはカエデの種かな。天使の羽みたい。
こちらもカエデの種。さっきのよりだいぶ小さくて色づき方も可愛らしい。羽の角度も緩やか。カエデについて調べてみると、どうやら種から育てて盆栽にできるらしいです。これは、いずれ挑戦ですね。
私が森を楽しんでいる間に、夫はコツコツと釣り上げております。イワナちゃん、こうやって見るととっても綺麗。水玉模様もグラデーションがかってるし、お腹ちょっとオレンジだし。
アジサイも咲いていました。花弁が3枚のものもあるのですね。4枚のしか知らなかった。まだ少し涼しくてお花も咲いて、いい季節ですね。
岩場を登りながら、たまに出てくる。黄色いお花は元気が出るなぁと、お花や色の力を感じてみたり。
水辺に浮かぶ白いお花に癒されたり。
可憐な小さなお花に癒されたり。
まとめて、こんど名前を調べてあげないと。
ところどころ獣臭いところもありました。最近武甲山の山頂付近で熊の目撃情報もあったようなので、熊鈴は必須ですね。
我々は一応これも持っていきました。
熊よけのスプレー。
予行演習にと噴射してみたところ、茶色っぽい、深緑っぽい粉が出ます。
噴射した時に風向きがこちらに向いており、謝って夫婦揃って吸い込みました(笑)目と鼻と喉、やられます。かなり刺激が強く、効きそうです。熊は犬よりも嗅覚が優れているそうで、ちょっと吸った人でこれだけダメージがあるのだから、熊へのダメージは相当かと。
使うときは、息を止めて目を閉じることをオススメします。
3時間ほどの沢登りでした。17時にもなるのちょっとずつ空気が冷たくなってきて、日が落ちたら大変なのでタイムアップ。
夫を見守り、森の空気をたっぷり吸い込み、贅沢な休日。獲れたイワナは8尾。惜しくも全て20㎝未満だったのでお土産はなし。また改めて挑戦しましょう。
木が多くて、初心者がフライを投げるとすぐに、引っかかりそう。私が挑戦する日はまだまだ先になりそうです(笑)