鳥さんとイノベーションと。
我が家に、ルンバe5さんをレンタルにて召喚したのです。
ことの発端は友人の言葉。
「これは、もはやイノベーションだ。」
「ロボット掃除機購入補助金をつけるべきだ。」
掃除はロボット掃除機に外注すれば、空いた時間で他のことができるし、働き方改革になるぞ!と、いうこと出そうです。素敵。
しかしながら、我が家には鳥さんが先住しております。
鳥さん1号。超絶ビビリ屋さんのオカメインコさん。
ルンバを前に、冠羽がビンビンに立ってますね。警戒モード全開。
肝は座ってるけどまだまだ雛のコザクラインコさん。
ルンバを前に、なぜか目がつり上がっている気が……
ルンバさんはといえば、我が家の細々とした廊下や家電の隙間をぬって、一生懸命掃除をしてくれている様子。たまに立ち往生してる姿も可愛い。しかし不在時に立ち往生されると困るわ……
廊下に置いているストーブもちょんちょんとつつきながら、周りを丁寧に掃除してくれたりして。
色々ぶつかりながら進みますが、ぶつかる時は本体にクッション機能があるのと、障害物に対峙するとスピードを緩めながら動いてくれるので、思いの外丁寧な仕事ぶり。
ただし、軽いものだとそのまま一緒に進みます。ちょこちょこ無理やり動かすので、床に細かい傷とかは付いていそう……
そしてルンバさんは、何度も何度も部屋を往復してくれて、少しずつ部屋の形を調査しながら掃除をなさるのですよ。部屋の全体を何度も何度も往復するので、ぽろっと落ちてる羽とかいつ吸い込んでくれるのか、めちゃめちゃ気になります。あら、ゴミ落ちてるわよとか、もはや姑のような気分。
この羽を取ってくれるのに10分くらい往復してたかな。でもしっかり取ってくれました。見てるから気になるだけ、ほんと。
では、不在時にルンバさんにお掃除を任せられるかと言うと。
鳥さんがね……やっぱりめちゃくちゃ怖がるんですよ。
オカメインコは、通称”オカメパニック”と呼ばれる大暴れをしたりします。バタバタと飛び回ってしまって、パニックがパニックを呼び、制御不能に。
ルンバさんを動かしている間、爪をしっかりと立てて床から一番遠い頭の上にしがみ付いていたり、プルプル震えていたり。そして動画の通り、ルンバさんが近寄ってきたり、段差を越える大きな音でビックリして、すぐに何度でも飛び回ります。
コザクラインコちゃんも、ビビるオカメにビビって、一緒にパタパタ。家に我々が居る時でこれなので、不在時にルンバさんにお任せするのはちょっと……
ルンバさんはすごく魅力的なのです。
帰ってきたら家にホコリが無くなってるとか。
て言うか、むしろ毎日ホコリなんて溜まることがないとか。
スケジュール機能を活用すれば勝手に掃除してくれるとか。
しかしながら、向き不向きの御宅はあろうかと。
全てルンバさんを中心に、家具やら家電やコードの配置を変えることは可能です。ですが、鳥さんのメンタルは変えられないし、命は何かあってからじゃ遅いのです。パニックの後に血まみれになっちゃうオカメも居るそうなのでね。鳥さんのいない部屋だけ掃除する選択肢も考えましたが、鳥さん部屋が一番汚れるので、本末転倒です。
「ルンバ中心の家づくりとかしたくない」と、
ボソッと言った夫の発言に激しく同意してしまったりもしました。
ルンバの掃除のために、毎朝床のものを机の上に上げてから外出とか、とてもめんどくさい……いや、もの減らせばいいんだけど、いいんだけどもね。
結局はどんな暮らしがしたいのか、ってことかなーと。
今回は買わずにいったんレンタルという形をとりました。やってみてよかったなぁと思っています。買ってからだと後悔していたであろう、鳥との共存とかルンバさん自体の置き場所の困ったとか。意外と大きかったし。
悩んでるなら一度試してみるのがいいかと。
憧れのまま、いつかいつかと思っていて、ダメだった時のダメージは結構大きいです。ダメならダメって分かった方が楽。
いけそうなら、試してから資金貯めるとか家を工夫するとか、色々次の一手が打てるかと。
我が家は音や本体サイズがもっと小さい機種を探すか、掃除機の方がフィットしてるってことで諦めるか、もうしばらくレンタル中に悩んでみます。
ルンバさんにお米つぶがくっついてたり、本人自体がホコリっぽくなってたり、一生懸命働く姿がかなり愛おしいんですけどねー。
けどねー。もうちょっと、もうちょっとなー。
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