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ブラック企業で夢と思って希望と喜びの感情を失った話。

今日は、ブラック企業勤めで失ったものの話をお伝えします。

私の勤めたブラック企は…
まず社風。絶対に他の社員を助けようとしない、自分で責任を取らない、人事制度がない、悪口、告げ口。過剰労働、上がらない賃金、みなし残業、休みが少ない。
ワンマン経営者の中小企業で、周囲はイエスマンでガチガチに固めています。経営者に歯向かう社員は左遷・解雇

とまぁ、盛りだくさん(笑)
絵にかいたようなブラック企業でした。
パワハラ気質の方もおられましたが、どちらかというと他人にかかわらない方が多かったです。責任を取りたくなかったよう。
ニコニコにながらその人のことを聞き出して上司に告げ口。
あることないこと告げ口して上司もそれを鵜呑み。
その情報が悪意のある嘘かどうか見分ける力がある管理職はいませんでした。

とにかく毎日忙しくて、
でも誰を信用していいのかわからないのでヘルプは頼めない。
給与が上がることはありませんが、下がることはあるので「できない」は言えない。

会社のホームページには、HP制作会社に100万以上出してつくっているのいいことしか書いてありません。これを見て応募してくる人は多いですが、実際の会社は真反対でした。

そんな中、この会社で働いて一番最初に失ったのが、ポジティブな感情でした。ネガティブな社員しかいなかったので、とうぜんネガティブに傾いていきました。まさに何を考えてもネガティブ!!

朝、出社したらすぐため息で
「ああ、つまらない。いつまでこんなこと続くんだろ?はぁ〜」という感じ。人のうわさも大好きな社員ばかりで「人の不幸は蜜の味」。探偵か!?と思うほどの社員もいました。

こんな感じなので誰を信用していいのかわからなくなりました。
もう人間不信ですね。

同じ部署のメンバーは、探偵のように人のうわさが大好きな後輩と、漫画に出てくるような意地悪なお局。「なんでこんな最悪な部署なのかな・・」と自分の境遇に嘆いていました

そうしていると、プロジェクトメンバーやら兼務やらで激務になってきました。忙しい!とにかく忙しい!
なのに、一円も賃金が上がらない。
そもそも人事制度がないので昇給も昇格もない。

自分自身につけたあだ名が「定額のサブスク人間」!!

この時点で未来が感じられ無くなりました。
未来の希望ってなんだっけ?
どうせ頑張った所で何にもならないんでしょ?
いつまでこんなこと続くんだろ。。。

なんだかグチっぽい人間が出来上がってきました。

余裕がなくなり毎日イライラトゲトゲ!

グチっぽくてイライラトゲトゲ…
こわいですね…

この時点で約2年。
将来の夢というものがなくなりました。
いや、正確に言うと、本来、夢や希望を考えたり感じたりする機能がマヒしているようでした。

そのうち喜怒哀楽の喜楽を感じる機能もマヒしてきました。
何を聞いてもうれしくないんです。楽しくないんです。

もう末期ですね。

この時の自分の心の中は
「早く仕事を辞めて自由になりたい」でした。

2年が過ぎたこと、人事異動の話がありました。
今まで私が育ててきたプロジェクトはもう他の人に引き継いで別のものを・・という話でした。
私が任せられたプレジェクトは売り上げも赤字から黒字へ、すべて順調に立て直したにも関わらず
「仕事面だけはよかったんだけど・・・・・・・・←ダメ出し」身に覚えのないことを並べてダメ出しされたんです!

ものすごく腹が立ちました。
人間腹が立ちすぎると、シレっと冷めていくんですね。

次の日、退職届を出しました。

幸運にもすぐに次の仕事が見つかったのでさっさと職場を去りました。

そこで自分の異変に気が付いたのです。

・喜べない
・楽しめない
・ネガティブ

な、自分がいることを!!!!!
なんだか底辺のほうの意識レベルで思考している自分がいる!!!

たった2年の間にこうも変わってしまった自分にびっくりしました。
2年で離脱しましたが、もっと長期間いたらどうなっていたんだとう・・・

考えただけでも恐ろしい・・。

なので、今は、自分自身のリハビリ期間と位置付けて、あせらずゆっくりと人が幸せになるお手伝いをしたいと思い、noteにつづっています。

私の体験が何かの参考になれば・・。

ここまで読んでくださってありがとうございました。


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