ちゅうごく大学生活-1
またPCR検査をしろと大学から言ってきた。
中国の多数の都市でコロナ感染者が増加しているからだろう、北京でも先週大学のすべての学生・職員にPCR検査をするようにと指示があった。
私の所属している大学で一体何人の学生・職員がいるんだろう。おそらく一万?それ以上?だと思うのだが。中国のすごいところはこの人数でも1日か2日で全数、無料で行ってしまうところ。
大学の講堂に10時から17時の間に行くようにと指示され、中国人は身分証、私は外国人なのでパスポートを持参し、パスポート番号と名前を係員がアプリに入力、PCR検査を喉にささっとすればそれで終了。流れ作業でスムーズに行われた。半日から1日でたてば、個人のアプリ「健康宝」に結果が送信される。
外国人は「Health Kit(健康宝)」というアプリを微信と紐付け、パスポートの写真と名前を入力して登録しておく。あとは大学等でPCR検査を受ける時に登録したパスポート番号と名前で、個人の健康宝にそのまま結果が送られるという非常に便利なシステムになっている。
それにしても、だ。先週木曜日にやったばかりなのに、職員だけだがまた受けるように指示があった。相当警戒をしている証拠だろう。というのは学生は基本キャンパス内の寮に住んでいて、外出が制限されているので、外部の人と接触する機会が少ない。ところが職員は大多数キャンパスの外の自宅に住んでいるので、外部の人と接触する機会は非常にある。なのでここから感染しないか、相当警戒しているのだろう。おそらくだが、中国のワクチンではあまり効果がないのだろうということもあり、警戒度が増しているものと思う。
私は実はワクチンは打っていない。中国のワクチンでも打つつもりなのだったのだが、万が一体調が悪くなったら大学の授業にも影響するし、自分の論文が書けなくなったら…と心配で去年は打つのをやめた。で、今年の冬休みに打ちに行くつもりだったが、北京はオリンピックやなにかで交通規制があったりやたらと面倒で結局行くのをやめてしまった。今度こそ、次の夏休みに打ちに行こうと思う…。