備忘録:中国博論生活:審査第三段階!
そして博士課程四年目後期が始まった。2022年1月初めに「预答辩」をやってなんとかクリア。だがもちろんたくさんの改善点があるし、書けていない部分もあり、指導教官がデータとしてまとめて付録として添付しろと指示している言語データの処理がまったく終わっていない。課題が山積なのに、終わってほっとしすぎて、2022年1月2月の冬休みはほぼ何もできなかった…。毎日パソコンの前に座って書こうとするのだが、ほとんど書けないという日々が続いた。そうこうしている間に3月。中国では2月後半から後期の授業が始まる。日本語学部での授業も始まるし、何より博論の最終段階に入り、クリアすればとうとう!卒業!という、博士課程最終学期に突入した。
博論の審査には段階がある。第一段階が「开题」で論文の方向性を決める。第二段階が「预答辩」で、ほぼ完成した論文をチェックし改善点などを指摘され、さらにブラッシュアップする。第三段階が「学术不端首次检测(查重)」と「送外审」。論文に不正行為がないか大学の方で専用ソフトなどにかけてチェックする。他者の論文と重複する部分(引用部分)が自分の論文の10%以下になるよう求められる。そのチェックに合格すれば、外部専門家に審査が依頼される。外部審査に約2ヵ月かかり、合格すれば、また論文を修正して、最後の段階に臨む。論文審査の最終段階、第四段階が「学术不端二次检测(查重)」、それで再度の論文不正行為チェックに合格したら、最後に「答辩」、面談形式で会議を開き、合格すれば卒業が決まる。
なんとか論文を形にし、今週論文の不正行為チェックに合格、外部専門家審査の段階に入った。外部専門家に審査を依頼するのにも大学の申請システムで自分で操作しないとならず、初めての操作にとまどいながらなんとか論文を審査システムに送信。ちょっと嬉しく、ほっとして、昨晩は久しぶりに旦那と食事に出かけることができた。とはいえ、論文はまだまだいい加減で形になっていないので、外部審査中の2ケ月でもっと磨きをかけておかないといけない。まだまだ論文修正は続く。