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現代の働き方とは?
今、私は非常勤職員として、週4日の勤務をしています。
今までは、男として、夫として(子供はいません)、社会人として、『正社員』で働かなければならないと思って生きてきました。職を数回変えましたが、当然正社員での転職でした。
しかしながら、私は、人間関係や職場環境で、メンタルが大きく左右するHSPのような気質を持っています。情けない話ですが、正社員として10年以上勤めてきて、ほとほと疲れ果ててしまいました。
そこで、私は非常勤職員として働いて、勤務日数を減らすことで、心身への負担を減らす選択をし、その代わりに自宅での役割を増やすようにしました。今では食事の準備や買い物など、全ての家事が私の日課となっています。
(よろしければ過去の記事をご覧ください。ここまでの経緯を記載しています。)
こんな生活を始めて2か月が経ち、次のようなことを感じています。
①家事が楽しくて、生活が充実するようになった。
②職場の人間関係で疲弊するのは変わらない。
『①家事が楽しくて、生活が充実するようになった。』
家事はもともとやってはいましたが、妻と分担して行っていました。仕事をしながらの家事は、当然仕事優先になるので、残業があった際は重荷となりますし、手を抜いてしまってどんどん溜まっていくなんてこともよくありました。
それが今は自分が専属として、全てを行っています。冷蔵庫の中身の把握、仕事帰りの食材の買い物、ゴミ出し、洗濯など、計画的に全ての家事をつぶしていくのがとても楽しいと感じるようになりました。また、仕事とは違い、全て自分のペースで行えます。また、在宅ワークの妻が働きやすい環境を整えるのも面白いところです。
これってHSPの特性に当てはまっているんじゃないかと最近感じています。計画的に完璧を目指したくなるところや相手の気持ちを察して細かい配慮を得意とするところなど、「自分の性格」と「今の生活」がマッチしていて、充実感がとてもあるのです。
『②職場の人間関係の疲弊は変わらない』
私はとても人の目や評価を気にするところがあります。自分の言動になかなか自信を持てないため、人と接するのにエネルギーの消費がとてつもないのです。だから帰りの電車はグッタリ。さらに脳内では一人反省会が始まる。それが過去の私でした。今はどうかというと、実はそれは今も同じ状況で、変わりはありません。HSPの方の話を聴いていると、考え方や視点を変えることで、克服された方がたくさんいるようですが、私はまだその領域には達していないようです。職場にいる間はとても気疲れしますし、帰り道はついついその日のことを振り返っている自分がいます。
ただ、今は物理的に疲弊する時間を減らしています。冒頭で記載したように、私は週4日勤務の非常勤です。土日以外にも休みを作ることで、体力・メンタルの回復にあてる日を増やしました。また、非常勤なので、今のところ残業もありません。
このように休みの日を増やすことで、今はいいリズムで働くことができています。いいリズムで働いて、休みの日に家事をしているといい循環に入っていくのも感じられます。
もちろん働く日数が少なければ収入が減るというデメリットがありますが、このように精神的な疲れをカバーする働き方もあるということを知りました。
現代の働き方はとても多様化しています。会社に雇用されるだけではなく、個人事業主として収入を得たり、雇用されながら副業で収入を得たりと、多岐に渡っています。
しかし、そのなかでも私の場合は、働かない日数を増やすという、普通とは違うおかしな選択をしました。これが本当に正しい選択だったのかはまだ分かりません。ただ、今の時点では後悔はありません。
もし、この記事が皆さまの今後の生き方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次の記事では、今の働き方になって社会からどのように見られているか、私が感じていることを書いていきたいと思います。