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自分らしさを。


私が愛知県に住んでいた頃、名古屋の一等地に住んでるにも関わらず「ここには何も無い」という人がいました。
24時間やってるコンビニやたくさんの飲食店、娯楽施設も買い物も何ひとつ不便さを感じさせないはずの土地ですが、その人にとって何も見えていないのです。

人には"慣れ"というものが生じます。
何かを習得するにしても「あとは慣れだよ」とアドバイスを言う人もいます。
その反対に自分の環境に慣れて、それがあるのが当たり前となってしまうのです。
よく聞くのが「彼氏に振られて初めてありがたみが分かった」「家を出て親の偉大さがわかった」など失って初めて人は知るのです。
仕事に関しても最初から大手企業に勤めてる人にとって、その環境が当たり前で比べる対象もない為すんなり受け入れてしまいます。
ですが、転職を繰り返してようやく大手企業に落ち着いた人にとっては天国となることでしょう。
その差は同じ会社にいる人なのに天と地ほどの差があります。

その為、定期的に自分のいる環境から外に出ることはとても大切なことだと私は思います。
仕事に関して言えばただ全く違う業種のひとと話をする機会を設けるだけでもいいかも知れません。
いま見えている世界がどんなに小さいかに気づき、自分の選択肢がどれだけあるかを知ることにより、たくさんの可能性を感じることがきっと出来ると思います。
そしてようやく自分らしさを見つけることができるのだと私は思います。

これは私の父親のセリフです。

「成功するかしないかより
   やるかやらないかのが意味がある」

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