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初めての田舎暮らし#2

田舎暮らしと聞いてまず思い浮かばれるのは「自由」や「スローライフ」と言ったポジティブな一面だと思います。
たしかに都会に疲れた人にとってその言葉はとても魅力的なものに感じます。
ですが、隣の芝生は青いと言うように自分にないものがよく見えるだけで実際にその生活にもそれなりの困難があるのです。

私がここに来てつまずいた問題を3つ取り上げます。
1つ目はコミュニティのなさです。
正確に言えばそれなりに仲のいい人同士で集まってるものがあるのかもしれませんが、そこに入り込む術や方法が限りなく少ないのです。
なのでとてつもない孤独感に襲われることになります。
2つ目は選択肢の少なさです。
仕事を決めるにしろ住む場所にしろあまりにも選択肢がなく、結局やりたくもない仕事や住みたくもない家に住むことになったりします。
3つ目はなんと言っても小さい組織が言えに全部が知られてしまうということです。1度も話したことも無い相手でも職業や家族構成などが平気で耳に入ってくるのです。それは外からの防犯面でいえばいいことなのですが、実際その生活に慣れてない身からすれば全部監視されてるような感覚に陥ります。

私はここに来てまだ2週間ですが、この3つの問題にぶち当たりとても苦しい思いをしました。
思っていた理想とのギャップがありすぎたのです。
それにより全部捨て小さな村に住むという大きな決断を下したのにすぐにまた引越しの話が出るくらいまで追い詰められました。
ですがここでも救ってくれたのが父親でした。
何より移住者のサポートが少なすぎるのがこの村の問題でした。
なのでそれを私たちが作ろうという方向で今動き出した所です。

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