好きな映画『フランシス・ハ』
こんにちは、Holly(@__one__01)です。
今回は好きな映画『フランシス・ハ』をご紹介します。
この映画に出てくる主人公が大好きで、応援される人ってこうゆう人なんだろうなと思わせてくれます。
『フランシス・ハ』について
2012年公開のアメリカ映画。 ニューヨークを舞台に、夢を追う27歳という微妙な年齢のモダンダンサーを描いた作品です。
サウンドトラックには、ジョルジュ・ドルリューの音楽が多く使用されています。軽やかで楽しくなる音楽。ドルリューの音楽はフランソワ・トリュフォーの映画でもよく使われているそう。
主題歌は80年代デビッド・ボウイの「モダンラブ」、これが映画のラストの気持ち良さに繋がってくる。
監督・ノア・バームバックってどんな人?
『イカとクジラ』『ヤング・アダルト・ニューヨーク』を監督、『フランシス・ハ』で主役演じた「グレタ・ガーウィグ」と交際し子供もいる。
ノア・バームバックの映画には、俳優「アダム・ドライバー」がよく出てくるイメージなのですが、印象的で一度見たら忘れられないお顔で私も好きです。
主人公を演じるグレタ・ガーウィグってどんな人?
主人公のフランシスを演じるのは、映画監督・女優・脚本家と多彩な才能を持つ「グレタ・ガーウィグ」。映画『レディーバード』を監督しアカデミー賞にノミネートされました。
ガーウィグの監督する映画は、基本的に「自分」をベースにしており、具体的な実体験をもとにフィクション化しているので、各作品にどこか連続性が見られるのが特徴です。
ガーウィグが影響を受けているのは、1979年のウディ・アレン監督『 マンハッタン』。
そして1950年代末に始まったフランスにおける映画運動を牽引したヌーヴェル・ヴァーグの映画たちです。
ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、クロード・シャブロル、ジャック・リヴェット、エリック・ロメール、ピエール・カスト、ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ、アレクサンドル・アストリュック、リュック・ムレ、ジャン・ドゥーシェ、アラン・レネ、ジャック・ドゥミ、アニエス・ヴァルダ、クリス・マルケル、ジャン・ルーシュ などなど。
感想
この映画の最大の魅力はなんといっても主人公「フランシス」のキャラクター。
からかわれても面白くジョークで返すところ、「大人ぶって恥ずかしい」と素直に言うところ、掃除ができないところ、落ち込んでるときも明るく振る舞おうとするいじらしさが可愛くて仕方ない。
夢が報われないフランシスの状況は、私も感情移入できて苦しい部分でもあるのですが、このキャラクターのおかげで全体的に明るく笑えるトーンに仕上がっています。
『フランシス・ハ』という不思議なタイトルの謎はラストで解けるのですが、溶けたときの爽快感といったら…最後の最後までフランシスらしくパッピーなラストでした。