
語学オタクのアラ還主婦のこんぴらさん参り〜#3〜
こんにちは。あいも変わらずペーパーガイドのGerryです。
通訳案内士の実態調査のようなアンケートが送られてきました。国全体のものと、住んでいる自治体からのものと2つのアンケートに答えました。インバウンドの増加に伴い通訳ガイドの掘り起こしを図ろうとしているのでしょうか。掘り起こされる予定はないのですけれど・・・。
さて、いよいよこんぴらさん参りも終わりです。
行き当たりばったりが裏目に・・・
御本宮のさらに奥にある奥社まで行って帰ってきたその日は、こんぴらさん近くのホテルに泊まって温泉とご馳走三昧。

翌日は琴電に乗って高松へ行き、栗林公園へ行くつもりだったのに、疲れていたせいもあり公園についてろくに調べもせず、10時には寝てしまったのでした。せめて琴電の時刻表くらいチェックしておくんだった・・・。
朝食は7時半。6時に目が覚めたのでひとっ風呂浴びてこようと大浴場へ。
な〜んて余裕かましていたらホテルを出るのが9時前になってしまいました。
高松行きの琴電は9時12分発。栗林公園駅には10時5分着。帰りは高松を12時40分の快速に乗らないといけません。お昼ご飯も食べなきゃだし・・・。
え?
栗林公園まで歩きながら計算したら、公園には40分ほどしかいられないことが判明。栗林公園ってどれくらい広いんだっけ?
名は体を表さない公園
入ってすぐ分かったんですが、この公園はすぐ後ろにある紫雲山という山を背景にしているくらいスケールの大きいものでした。
想像してたのと違う・・・。
おいおい、このものすごーく広い公園を40分でどうやって回る?
大丈夫です。こういう時はガイドさんの力を借りましょう。
観光地のお城や大きな公園などには大抵ボランティアガイドの方々がスタンバイしています。効率よく見て回るなら使わない手はありません。だって、無料ですよ。
今まで何度もボランティアガイドのお世話になりましたが、とっても良かったですよ。知らないことばかりなので勉強になるし、効率よく見て回れるし。
「すみません、40分足らずしか時間がないのですがお願いできますか?」
「いいですよ。本来なら1時間はかかるのですが、省エネコースで参りましょう」
あぁ、なんてありがたい・・・。
見所だけかいつまんで説明していただきながら、園内を歩き回り、見事な景色を楽しんだのでした。
ちなみに、栗林公園と書きますが実際には栗の木は4本ほどしかなく、1400本近い松の木が見事な枝ぶりを披露しています。そのうち1000本はきちんと手入れがされているというのも驚きです。

名は体を表す・・・いや、表してません。
栗林公園というより松林公園じゃん・・・。
元々は栗林があったとか、名前の由来には諸説あるようです。公式HPを参照してください。
それはさておき、手入れが行き届いた公園はそれはそれは見事でした。
公園の起こりは16世紀後半、当時の豪族佐藤氏によって造園されたことによるのですが、その後初代高松藩主・松平頼重公(水戸光圀公の兄)に引き継がれ、松平家11代の下屋敷として使われたそうです。なるほど、松平家が絡んでいるのならそりゃ立派にもなるわって感じですかね。
もっと時間があったら、池で舟遊びとかもできたんですけどね。和船に乗ってお殿様/お姫様気分で船遊びっていいじゃないですか!!悔しいからもう一回来るかな?

ボランティアガイドさんには大変お世話になりました。きっちり40分でハイライトだけ見せていただき、栗林公園を堪能することができました。ペーパーガイドの私なんか、足元にも及ばないなぁとひたすら感心です。
さようなら、香川県
栗林公園を見た後、高松駅へ向かうための琴電に乗るためにまたもや駅までダッシュ。コインロッカーに入れてあった荷物を取り出し、ちょうどホームに入ってきた琴電に飛び乗りました。
2日続けて高齢者を走らせてしまいました。反省してます!!
(私は国内旅行業務取扱管理者の資格を有しているのですが、こういうツアーの組み方は絶対ダメですよね・・・間違いなくクレームが来ます)
何はともあれ、高松駅でうどんととり天(鶏肉の天ぷら)を食べ、スタバでコーヒーを飲み、電車に乗って瀬戸大橋を渡り、元来た道を戻りました。
母は最後は自分で車を運転して帰らなくてはならないので、とっぷり日が暮れてしまわないうちに最寄駅に着く必要があったんです。なので朝からバタバタしてしまったのですが、最後まで気を抜かずに安全運転で帰ってくれました。次はちゃんと余裕のあるスケジュールを組まなきゃね。
私の方はといえば、順調に最後のローカル線に揺られていたのですが、前を走る電車が故障して止まってしまったとかで最寄駅の一つ前で電車が止まってしまい、予定より30分遅れて自宅に着きました。
こういうプチトラブルは列車旅ではつきものです。ネタになると思えばどうってことない(笑笑)。
振り返れば弾丸ツアーのような旅でしたが、楽しい時間を過ごすことができたかな。二人とも筋肉痛にならなかったし。
母とは毎年旅行しているのですが、次は奈良にあるクラシックホテル、奈良ホテルに滞在して奈良のお寺を満喫する予定です。
ここまで読んでいただいて本当にありがとうございました。
「こんぴらさん参り日記」はこれにて終了です。
また何か書きますので、よかったらお読みくださいませ。
いいなと思ったら応援しよう!
