語学オタクのアラ還主婦 in 大阪の美術館
こんにちは。
絵を見るのが好きなGerryです。
お気に入りの画家はシャガールとフェルメールとレオナール・フジタ。
関東エリアに住んでいた頃はよく都内の美術館を訪れていました。
国立西洋美術館
東京都美術館
上野の森美術館
東京ステーションギャラリー
国立美術館
新国立美術館
などなど
これだけあれば見るものに困ることはありません。
このほかに国立博物館や科学博物館などもあり、知的欲求を満たしてくれるものがたくさんありました。
さて、
関東を離れた今は、地元や近県の美術館を訪れる機会が増えました。
先日友人と行ったのが大阪淀屋橋にある美術館です。
歌川国芳展
フライヤーのコピーがいいですねぇ。
江戸っ子アートのラスボス!
となってます。大きな髑髏が描かれていますよ。すごい迫力です。
歌川豊国、広重と並ぶ江戸の人気絵師だった国芳の大規模な個展だそうです。
約400点もの浮世絵版画や肉筆画が展示されるのですから、気合いが入ってますね。
それも、美人画や役者絵だけではなく、ユーモアに富んだ戯画、西洋画法を取り入れた風景画などを一気に見せてくれるというのです。
NHKでは蔦屋重三郎(1750-1797)を主人公にした大河ドラマが始まりましたから、浮世絵繋がりでの展覧会ということなのでしょうか。
見応えありましたし、面白かったです。お腹いっぱい浮世絵を見たって感じ。
一部撮影可能な絵もありましたので、ここに載せておきます。
ガラスが入った額装なので、色々写りこんでしまうのが難点ですね。
色々やらかしたおばさん2人
連れはフランスに30年以上住んでいる学生時代からの友人です。
冬休みを利用して単身で一時帰国していました。
フランスの美術館では写真撮影はもちろんですが、多少お喋りしていても問題ありません。モナリザのような絵でない限り、かなり自由に見て回ることができます。
そんな彼の地からやってきた友人。
まずはやらかしました。
絵の前に貼ってあるテープ(ここから先入るなってやつ)を踏み越えて絵を眺めます。
「あのぉ・・・お客様、そのテープから先にはお出にならないようにお願いします」
すかさず監視員がやってきました。
すみません、と頭を下げつつ彼女が
「ねぇ、ここ暑くない?」
と手にした作品の目録でパタパタとあおぎ始めました。上着はロッカーに入れてきたけれど、ちょっと汗ばむくらいでした。ここまで来るのに結構歩いたからかしら?
「あのぉ・・・お客様、それであおぐのは安全上の問題がございますのでおやめください」
すかさず監視員がやってきました。
「安全上の問題ってなんだろうねぇ・・・」
と彼女も頭を傾げています。平日の午前中なのでさほど混んではいないんですけれどね。まぁ、人に当たったらダメってことなのか。
何はともあれ次から次へと現れる浮世絵を堪能しながら歩を進めました。どれもこれも色鮮やかで美しいものです。
近づくと注意されるのでちょっと離れたところから鑑賞します。
「うん、これいいねぇ」
「うん、あの色使いがいいよ」
「え?どれ??」
「ほら、あのあたり・・・」
と2人で絵を指差しながら話しているところへ
「あのぉ・・・お客様、指差しはご遠慮ください」
すかさず監視員がやってきました。3度目!
平日の午前中ですよ。そんなに混んでないんですよ。絵からは離れているんですよ。
「あ、はい、すみません
・・・・・・・・・・・・」
なんだかなぁ。
これまで行った美術館では、絵に近づきすぎた時には注意はされたけれど、指差しまで注意されたことはなかったです。
安全上の問題??
過去に何かあった??
きっとそういうマニュアルがあるんだろうな。
すみません、ご迷惑おかけしました。
でも、展覧会自体はとてもよかったです。誘ってくれた友人に感謝。
3月には上村松園展をするらしいので、また行ってみようかな。
今度は、線をふまず、あおがず、指さしをせず、を徹底します。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
どこの美術館だったのか気になる方はお調べくださいね………。