語学オタクのアラ還主婦とお城めぐり〜壱〜
こんにちは、Gerryです。
高校生の頃には世界史が好きで、大学受験(今でいう共通テスト)の時も世界史を選択しました。日本史の授業はほとんど聞いていなかったので、何を勉強したのか全く記憶にございません・・・。
ところが、全国通訳案内士の資格をとるのに日本史を勉強しなければならなくなり、やむなく始めた日本史の復習ですっかりハマってしまいました。
日本史って面白いじゃん。今さらだけど。
ま、そんな経緯があって今ではお城や寺社仏閣、史跡などを見にいくのが楽しくなりました。
ボランティアガイドのすすめ
皆さまは現地に着いたらまずはチケットを買って、そのまま施設見学に行かれますか?
私は可能であればボランティアガイドを探して案内してもらうことが多いです。ガイドさんは施設の中には入れないこともあるのですが、周辺を歩きながら1時間くらいかけて施設の沿革やら、それにまつわるいろんな話をしてくれます。パンフレットには載っていない話もあるのでお得感が半端ないです。
しかも、無料です。
わからないことは質問すると、たいてい答えが返ってきます。ガイドさんたちの知識量も半端ないです。
こんないいものを利用しないのはもったいない。
観光地でボランティアガイドを見つけたらぜひ利用してみてください。
私は通訳案内士ですが実際にガイドをすることはないので、色々と勉強になるなと思い利用させてもらっています。
では、お城の話。まずは有名すぎるこちらのお城から。
姫路城
白鷺城としても有名なこのお城は、現存十二天守のひとつであり、国宝であり、世界遺産にも指定されている超メジャーなお城です。平成の大修理が施された直後は漆喰の色があまりにも白くて「白すぎ城」と揶揄されましたが、今では落ち着いた風合いになっています。これ、通訳案内士のネタ帳にも書いたな・・・。
姫路城の見どころはなんと言っても大きな心柱です。東と西に1本ずつ、それはそれは太い柱が城を貫いています。よくもまぁ、こんな柱を立てたもんだと感心しちゃいます。ほとんど人力ですからね。記録には残っていないだろうけれど、多くの人夫が怪我をしたり命を落としたりしているんだろうなぁ。なんてことも考えてしまいます。
天守にたやすくたどり着けないように道が曲がっていたり、あちこちから狙い撃ちできるような様々な仕掛けがあるのも面白いところですね。「こんなところを歩いていたらあそこから狙撃されるな」などと考えながら歩くのも楽しいです。
石垣もとても美しいです。これもほぼ人力で積み上げたものですよね。クレーンなどない時代によくもまぁこんなに石を積んだもんだと感心します。崩れていないのもすごいです。構造計算・・・しているのか???昔の人たちの経験から導き出された知恵と工夫ってすごいですよね。
播州皿屋敷
井戸から現れた幽霊が「いちま~い、にま〜い・・・」と恨めしげに皿を数える怪談、番町皿屋敷。これは姫路が舞台の播州皿屋敷の方が古いとされています。元はお家騒動なども絡んだ複雑な話のようですが、今では夏の怪談の定番となっていますね。主人公のお菊が放り込まれたというお菊井戸があるのもこの姫路城です。
忘れちゃダメダメ!アナゴご飯
そして、姫路に来たら食べたいのがアナゴ。ここではアナゴご飯が美味しいです。鰻重のウナギの代わりにアナゴの蒲焼がのっているんです。タレはウナギのそれよりは甘くなく、私が食べたお店では焼きアナゴの下に卵焼きが敷いてありました。ウナギほど脂っこくないのでさらっと食べられました。醤油の味がキリッとしていて美味しかったです。
美味しかったです。
さて、現存十二天守のうち姫路城、彦根城、松本城、犬山城、松江城は国宝にも指定されています。これ、全部見たくなってきました。十二天守をコンプする前にまずは国宝の五天守をコンプしたい。
さぁ、どこまで頑張れるかしら?島根県の松江城は遠いけどなぁ・・・。
次回もお城のお話です。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。お城の話はもう少し続きます。