在宅で自分探しの旅はじめました。 step2
前回に引き続いて、旅行計画は次の通り
<当分の旅行計画>
・岸田奈美さんの文章分析・研究
かけない文章は、書ける人の文章を真似るのが一番!
骨格にどのような要素で肉付けをし文章を構成しているのか分析と研究
(済)エピソードがありそうな自分の要素(経験)を抽出
失敗したシートに加えて、自分が夢中になったことや
喜びを感じることを抽出する
(継続中)在宅で自分探しの旅の発信
自分の一人での自己分析連敗中!
フィードバックもらえるかわからんが発信さえすれば可能性はある!
2020.6.6時点
前回step1で
『エピソードがありそうな自分の要素(経験)を抽出』を終えて
『写真』についてエピソードを掘り下げることにした。
今回は、1つ目の『岸田奈美さんの文章分析・研究』をやってみよう!
題材はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
個人的に良太さんのエピソードが好きなので、これにします。
<注意>
これから私は、一発ギャグを何がどうなってどう面白いかみたいな
野暮ったいことをします。
岸田奈美さんを愛してやまない方、リスペクトしてやまない方は
ここで読むのをやめることをおすすめします。
ここから先足を踏み入れると下手くそな運転する人にドライブに
連れ回されるみたいなことになります。
分析・研究手順
①文章の要素分析
②文章の構成の分析
③事実ベースの骨格(あらすじ)を分析
④骨格を修飾する文章の分析
⑤技術分析
かっこよく書いてみましたが、
本当にできているかの判断はみなさんに委ねます。
自分ではできていると信じたい!
①文章の要素分析
文章を次の要素に分析しました。
<客観的事実>
以下の引用のように第三者的視点から書かれた事実と思われる文章
高校から帰ったら、母が大騒ぎしていた。
<会話>
以下の引用のように著者と他者との会話を表す文章
「良太が万引きしたかも」
<内心>
以下の引用のように著者の内心を表す文章
この手の岸田家大騒動は、本気にしてなかった。
どうせ勘違いだろうと。
<説明>
以下の引用のように前述の文章に対する理由や用語の説明する文章
「良太が万引き?あるわけないやろ」
ヒヤリハットを、そういう帽子だと思っていた母のことなので。
<所感>
以下の引用のように事象に対する著者の所感を表す文章
ヒトの細胞の染色体が一本多いと、ダウン症になるらしい。
一本得してるはずなのに、不思議ね。
<経験との照会>
以下の引用のように事象に対して著者の経験を照らし合わせた文章
私は昔、拾った空のペットボトルに、
泥水と雑草を絞った汁を混ぜて「ジェネリック綾鷹」を作り、
いじめっ子を騙して遊んでたんだけど。
<ツッコミ>
以下の引用のように事象に対して著者がツッコむ文章
……大丈夫ちゃうやんけ!!!!!!!!
<例え>
以下の引用のように他のものに例えながら表現している文章
姉のユーモアが、かっぱ寿司のすし特急のようにただ滑りしていく。
<考察>
以下の引用のように事象に対して著者が考察している文章
良太の発音は、不明瞭でとてもわかりづらいのに。
コミュニケーションがしっかり成立していた。
店員さんが、いつも耳を傾けてくれたからだと、思う。
②文章の構成の分析
文章の構成を次のように分析した
<登場人物>
私、母、弟、コンビニ店員
<内容>
万引疑惑の騒ぎ、騒動後の状況、弟のこと①、弟のこと②、結び
<文章から受けたイメージ>
本文章は、一つの事象に対して関連する情報が磁石に引き寄せられた
砂鉄のようなボリューム感を出しながら、全体がうまく連動して一つ
になっているイメージ
③事実ベースの骨格(あらすじ)を分析
実に味気ないことをするが事実ベースで骨格(あらすじ)を洗い出す
<万引疑惑の騒ぎ>
ある日、帰宅すると弟が万引したと母が騒いでいた。
弟が持っていたレシートにより、コンビニ店員の配慮で
喉の渇いた弟に後日支払いを商品を渡したとのことがわかった。
<騒動後の状況>
弟は、お使いをするようになった。
<弟のこと①>
弟は、日々たくさんの人の優しさでお使いをはじめ生活できている。
<弟のこと②>
弟は、助けられてばかりではなく
弟のできることで周りの人も助けている。
<結び>
弟への餞の言葉。
なんか本当にすみません。
④骨格を修飾する文章の分析
<補足説明>
「何個下の兄弟」のような理解するための補足説明。
これによって読者は、記事の状況を理解し当事者の気持ちに近づく
<感想>
「~と思う」のように自称に対しての著者の感想
感想を記すことで、読者の著者への理解が深まる
<エピソード>
「以前〇〇だった」「△△な☓☓だから」のように著者以外過去の
エピソードを根拠にしたり、関連付けることで、読者が登場人物の
人間性や容姿を理解できる
<経験>
著者自らの経験を事象と照らし合わせる
今回の場合は、事象と似た経験を照らし合わせることで
脱線しているように見えるが、読者の状況の理解を促進している
<例え>
今回でいえば、「赤べこ」や「かっぱ寿司のすし特急」のように
人や状況を別の者に例える事により、読者は著者のユーモアを
感じるとともに、状況の理解が深まる
<ツッコミ>
事象等に対してツッコむことで、事象を強調できる
<ものまね>
芸能人や特徴的な言い回しを使用することで、メリハリが付く上に、
場面転換や読者が一息つくことができる
<考察>
状況に対して冷静にかつ真面目に考察することで、
著者の思いが読者に一気に伝わる
⑤技術分析
①~④の分析を終えて(分析といえるかは怪しいが…。)
私が感じた凄さを列挙したい
<メリハリ>
岸田さんのこの記事は、ジェットコースターの
上下運動、回転運動のようにメリハリがある。
それを作り上げているのが、例えのワードセンスやものまね、
考察だと思う。また、終わりそうで終わらない感じだとか
急に転換する感じがより一層メリハリを強く感じさせる。
<余白>
読者が入り込める余白がこの文章にはあるように感じる
一緒になってツッコめたり、著者のボケにツッコめたり
おまけに自動的に一緒になって考える。
狩猟用の罠に仕掛けられた餌用な余白がある
<オチ>
知らんけど。
この一文で全部持っていかれる。
さっきまで真面目な話ししてたじゃん!
ちょっと泣きそうになってたのに!みたいな…。
さすが関西出身と言うか自分にはできない芸当。
でもこの一文で記事全体が重くならない。
<印象付け>
伏線を回収するように、前述のキーワードを再度登場させ印象づけ、
タイトルにつなげる。
今回であれば「神戸市北区の赤べこ事件」で終わらず、
ちょくちょく 「赤べこ」を使用しながら
後半で「神戸区北区の新しい民芸品」と昇華させる。
これによって、タイトルの赤べこがめちゃくちゃ馴染む。
<ワードセンス>
童話「マッチポンプ売りの少女」
を始めとする。読者が入り込むのを促進する言葉選び
<岸田奈美と言う人の強さ>
一見、コミカルで真面目なでもコミカルな記事であるが、
これを文章にして公開できる岸田奈美さんの強さ。
自分の器の小ささを醤油差しと表現しながらさらけ出させる強さ。
なんか言葉にうまくできないが、
この人の人間力というか魅力というかようわからん強さを感じた。
ここまで、分析・研究と称してやってきたが
やっぱ野暮ったいことをしたと思う…。
しかし、後悔はない!がもうしない…。
弱者である自分の戦略としては、間違っていないように感じる。
エピソードの抽出のしかたもイメージが掴めたしたし、
今回の愚行を糧に自己分析のためエピソード出しをしていきたいと思う。
本当に、岸田さんすみません。なんか、すみません。
気に障ることがあれば遠慮なくお申し付けください。
最後まで読んでくださった方も、何かあれば遠慮なく申し付けください。