53歳からボイトレはじめました。
今日はボイストレーニングはじめたお話。
今年の3月末に教員を早期退職しまして。私は一応体育教師だったんですよ。外で大きな声を出して授業することも多くて、これまで30年間、日々声を張って生活をしてきたのです。
退職後の生活を考えたとき、どう考えても以前のようには声を出さない生活になるなと思いまして。
私は常々思ってるんですが(なんか久能整風)
声ってすごい大事やなと。老化って声から始まるんじゃないかと。
年を重ねるにつれ、元気なくなっていく人は
①声が出てへん
②ごはん入らへん
これ共通してるなぁと思って。逆を言うと高齢になってもよく食べ、よー喋る人は元気です。
ちなみに「あー」って声を出し続けて、12秒以上もたない人は声の老化始まってるそうですよ。試してみてください。
そんなこんなで、元気な声を守るための習慣づくりということで、退職後すぐにボイストレーニングの教室を探しました。
2つの教室に体験に行って、今行ってるところに決めました。先生が、先日書いた記事の国語の先生にそっくりで親近感湧いたから。
予約するときはちょっと緊張しました。その教室はプロを目指す若者たちも通ってるみたいで「あのぉ〜50歳過ぎてるんですけども〜…大丈夫でしょうか〜…?」と恐る恐る聞くと「全然大丈夫ですー。高齢の方も趣味で来られてますからー」と先生が軽〜い感じで言ってくれたので「よーしよしよしよし」と安心しました。
カラオケとかで歌うのはもともと好きで、まぁ、そこそこは歌えると思ってたんですよ。で、初日に行って歌ってみたら、自分の歌が聴くに堪えないくらい下手で。ほんまびっくりした。コロナでこの2年ちょい全く歌ってなくて、いざ歌ってみると全然声が出ず。しかも、カラオケではマイク音量やエコーが助けてくれるけど、教室では素の声を録音するのでごまかしようがない。
歌い始めてから、もう恥ずかしくて恥ずかしくて(ほんま、先生、すいません、こんなダミ声を……)と穴があったら入りたい気持ちになったけど
「うんにゃ!やると決めたんや!恥ずかしそうにする方が逆に恥ずかしいだろ!お前は自分が上手いとでも思ってたんか!ええからとりあえず歌え!」
上の「 」内を一瞬にして頭に巡らせ、ジャンポケ斉藤さんの「はぁーい!」並の勢いで気持ちをすぐに切り替えた私は、ダミ声のボリュームを一層上げて歌い切ったあとで、何でか開き直って「ダメだこりゃ!」と先生に叫んだ。
50代の人間はアレだな、追い込まれると最後に長介出てくるな(笑)
そもそも、声の出し方って今まで教えてもらったことあったっけか?と思う。先生はボディイメージがしやすいように丁寧に説明してくれる。喉を下げるとか、声帯の開け閉めとか、声を飛ばす方向とかいろんなことが新しい発見でおもしろい。お腹も使うし、呼吸もするし、発散できるし、体にはいいことだらけ。
教室では声を録音してフィードバックしてくれるんですが「今こうなってますから、こうやったら良くなりますよ」って言われてやってみたらほんまに録音の声が違ってて、マジかーってなります。指示が的確なんで「先生すげーな」って毎回言ってしまう。
先生は褒めて伸ばしてくれるタイプの人で「みよっさんポテンシャル高いですね〜」って励ましてくれるんですよ。50を過ぎてポテンシャル?(泣)伸びしろあるよってお世辞でも言ってくれるあなたはいい人だ、先生!がんばるよ、先生!
半年通うとね、声はほんまに以前より出るようになってきたんですよ。上手い下手は置いといて、歌うのが楽しくなってきました。いやーしかし、歌って奥深い。改めてプロの歌い手さんはほんまにすごいと思う。
…って、書いてるところで「SONGS」に原由子が出てきた!44年間歌声が変わらないと桑田圭祐に評されている原坊が大泉洋に「声帯は筋肉」って言ってます。この記事書いてるの見てるんかな、と思うほどのタイミング。神がかり的。
しかし「花咲く旅路」はええ歌やなぁ〜。これ、弾き語りで歌えるようになろう。いや〜原坊ほんま素敵。65歳かぁ。ここ目指していきたいなぁ。元気もらったわ〜。ハラボー!ブラボー!
今日は美容院に行って、頭が「どんぐり」になりました。とても気に入っています。cou couさん、ありがとう。
そしてボイトレに。
どんぐり頭で渡辺真知子の「唇よ、熱く君を語れ」と松原みきの「真夜中のドア」を熱唱してきました(笑)今日も元気です。ありがとうございます。
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