自己紹介|40代、美大入学を目指すまで|はじめてのnote
自己紹介
はじめまして、Mizukiです。
2024年春に美大の学部1年生として入学し、気がつけばもう2025年。1年次を終えたところです。(1年があっという間でした…!)
それまで長い間、仕事に全力投球する生活を送っていましたが、40代で美大入学を決意。受験を経て晴れて入学し、現在は仕事を続けながら社会人大学生をしています。
自分のことを書くことに少し躊躇いもありましたが、日々の新鮮な体験や気づきを記録しておきたいと思い、また、読んでくださる方に少しでも役立つ情報をお届けできたらと願って、ブログを立ち上げました。
初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします!
学生時代まで
子どものころから絵を描くのが大好きで、美術の授業も楽しんでいました。でも、自分で絵を描いていたのは中学生ぐらいまで。高校に進学すると、美術史には興味を持ちながらも、アートは美術館で「観る」ものという位置づけに変わっていきました。
通っていたのはそこそこの進学校で、特に疑問を持たずに受験勉強に励んでいました(今思うと、なんて素直だったんだろう)。美大の「び」の字も意識することなく、当時最も興味があった国際関係学部のある大学に進学しました。
大学では文化人類学にのめり込み、バングラデシュやフィリピンでフィールドワークをしているうちに大学院まで進学。自分なりに充実した学生生活を終えました。
その後は外資系企業に就職し、ワーク&ライフバランスという言葉も知らぬままハードワークの毎日。6年ほど働き続け、ようやく「そろそろ次にやりたいことを考えようかな」と思ったとき、ずっと心の片隅にあった「アート」という言葉が頭をよぎりました。
仕事とアート
大人になってからも観るのが大好きで、国内外を問わず美術館にはかなり行ってたし、部屋の一番いいコーナーには買い集めたアートカタログたちが鎮座していました。
一人旅に行ったときにスケッチブックに筆ペンで描くシリーズを描きためていて、何よりも好きな時間でした。
やっぱりずっとアートが好き。
でも、今から学芸員になれるわけじゃないし、アート業界に転職って難しいよね。。
ということで、当時、自分の仕事と接点のあった中で、アートのワークショップを導入する事業をみつけて転職。そこで4年間、新規事業を立ち上げ。当初は色々苦労したけど、チームでわちゃわちゃ作り上げるのは楽しかったし、かけがえのない経験になりました。でも、アートのワークショップを企画する側だったので、仕事と自分の趣味の創作活動はまた別、と切り離したままでした。
その後は、ご縁があったベンチャーの日本の新事業立ち上げに転職、そこでたっぷりまた立ち上げの苦しみからブレイクスルーまでを体験。10人程度で始まった事業は、気づけば社員100名にもなり、私も総責任者を任されるに至りました。(自分、どんだけ立ち上げ好きなんだ…)
もう一度アートを思い出した
そして迎えた2020年。コロナ禍で事業は大打撃を受け、縮小せざるを得ない状況に直面。苦しい経営の舵取りが3年も続き、本当に今までの人生で一番の”青天の霹靂”でした。(今思い出してもきつかったわ、、)
そんな苦しいもがきの中で思い出したのが、アートでした。
仕事は好きだし、責任もあるし、ブランドも社員も超大事。
だけど、コロナのような周りの環境ですべてがひっくりかえってしまうこともある。自分の人生だってどこでどうなるか分からない。
もしこれで人生終わり、ってなったら、やり残したことないのかな。
「・・・・・」(仕事の種類じゃないな)
とはいえ、私、基本的にかなり健康体だから、あと人生50年生きる可能性もあるんだよね。その時に、今の仕事人の延長でずっとやっていけるのかな。
「・・・・」(50年飽きずに続けられることって何・・・?)
という自己問答を繰り返した結果、
たとえ明日死んでも50年生きても、後悔しないよう、自分が人生で一番テーマにしたかったことで、ずっと後回しにしてきたこと、一生続けられることを、「今」やろう。と決めました。
それは、「アート」を自分の人生の真ん中において、しかも、観る側やサポートする側ではなく、自らの手で創り出す側になる。ということでした。
・・・前振りが長くてすいません。
なんで創る側か。今までは、ずっと、誰かの作ったものを売る仕事をしてきて、もちろんそれは大事な役割だってわかってる。でも私がやってこなかったのは、自分でゼロから創ること、自分が産み出したものを世に出すことだと思ったから。
そして何よりも私は、美しさで人の心を打つものと生きていきたい。
だったら、いつかは、いちばんの夢だった、それを産み出せる側の人になることにチャレンジしようじゃないか。
人生そろそろ後半戦。
20年来、頭の片隅からずっと離れず、自分の生活からずっと離れなかったことなんだから、きっと、続けられる。
自分の直感を信じて、「アートを創る」の扉を開ける決意をしました。
といってもいきなり美大受験!にはさすがに向かいませんでした。
次回、アート制作のはじまり~受験までお送りします。
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