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「シュタイナー学校の面接試験」



石には何か特別な意味があるのでしょうか?

石にまつわる記憶



自宅の棚に置いている水晶玉が
いつの間に消えて、いつも息子のおもちゃ箱から出てきます。

「これはおもちゃじゃぁないよ」と言うと

「持っていると落ち着くから・・」と息子。

「ぼくもほしいなあー!」

そう言っていた息子が

ついに石をもらえる日がきます。

それは

スイスのシュタイナー学校の面接日



教室へ案内されてから

8歳の息子が覚えたてホヤホヤのドイツ語で名前と日本から来た事を告げると・・

先生は机の上にある木箱を息子に差し出しました。

蓋を開けると中には色とりどりの石が入っています。

「この中から3つ好きな石を選んで」と言われて・・

最初に選んだのは透明クリスタル、

次はピンクがかったクリスタル、

最後は白っぽいクリスタルを

選びました。


先生はニコニコしながら

「それは君にあげるよ」と

伝えられたのです。



そして私たちに向かって

「いつからスイスへこれますか?
来るなら早い方がいい」と
あっさり留学許可されました。


一番課題になりそうな
私たちが英語もドイツ語も
話せないことについては・・


帰国後のメールに
「言葉がなくても大切な事は伝わる、言葉は便利だがそれはサポートにしか過ぎない」とありました。





息子を観察していて「日本は合わないなぁ」と思いました。

もちろん、日本に住んでいても試練はあるし、海外に住んでも試練はあります。

ただ、どちらの試練を積極的に乗り越えていけるのか・・・

それを息子に選択できる機会を与えたいと10歳の時にスイスのシュタイナー学校へ留学をしました。

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