夏の思い出4

夏休みの真ん中
最高に楽しかったお盆までの
1人おばあちゃん家暮らしから 
おむかえに来た
家族での田舎暮らしになり
一緒に帰宅する
ここからが
毎年の夏の恒例行事
地獄の宿題祭り
おばあちゃん家に持って行っただけの
放置された宿題とそれ以外の
後でやるつもりだった
絵、工作、読書感想文などなど
目が回って頭が痛くなって
気絶しそうな日々

そんな中でも少しだけ
やる気が出るのが
全部終わらせたら
おばちゃん家にお泊まりが
許される
前にも書きましたが
私、昭和の次女なので
我が家では全く扱いが悪くて
かまってちゃんだった事もあり
他所の家へのお泊まりは大好きでした
だって好きなテレビ見れるし
好きな物食べられるし
好きなだけ遊んでくれるし

おばちゃんの家は
母親のいとこの家で
子供は男の子2人の4人家族
なので女の子の私は可愛いらしく
チヤホヤされ放題だったのでした

母には「わがままなんか言わないで良い子にしてよ!私が恥ずかしいんだから」
と言われながら右から左へ聞き流す

おばちゃんの家は団地で
私の家からはバスで15分ほど
終点なので乗り間違えなければ
確実に着く
方向音痴の私でも
1人で行ける場所でした
小学6年生までお世話になっていたから
自分でもかなりずーずーしいなと
大人になってから恥ずかしく思ったものです

必死に護摩化しながら
やっつけた宿題を親に見せ
なんとかお泊まりの許可を貰い
いざっ!おばちゃんの団地へ
電話で知らせた到着時間には
おばちゃんがバス停まで迎えに来てくれていて
バス停前のスーパーで
今夜の夕飯の買い物をする
毎回なので迎えに来なくても大丈夫と言っても
迷子になったら大変だからと
いつも来てくれた
正直なところ団地は、どの建物も同じで
B-3とかD-5とか建物に番号が書いて有るけど
そこまでの道のりが覚えられなかったから
助かりました

部屋に着くと先ずはオヤツ
もらい物のクッキーとか私の好きなナッツ類とか
我が家では考えられない程
おばちゃんは私の好みを知っていて
何にでもソースをかけちゃう父親に
真似してくれないかなーと
幼心に思ったのでした
きゃっきゃっと遊んでいると
楽し過ぎて時間が早い
さぁお風呂に入って寝ましょうね
それでも諦められずに
風呂上がりでもごろごろしながら
テレビを見たりお話したり
いつのまにか寝入ってしまったのでしょう
変な格好で寝てしまい
腕が動かない
昨夜は夜更かし出来て 怒られないものだから
布団に行かずソファーで ごろ寝
自分を支える為に腕を床に着けたりして
その内の寝落ちだったみたい
起きちゃうと可哀想だから
「そのままにしよう」って事になって
そのまま一晩中
床に腕を伸ばして着いたままに
神経痛みたいになってしまい
その後は痛くて散々でした
その夏以来
寝る時は布団でと決めました

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