懐かしのあの味2
夏に必ず一度は食べたい物が有った
それは
母方の祖母が作ってくれた
胡桃汁のひやむぎ
母方の祖母は料理上手で
前にもココに書いた事が有るけど
季節ごとに我が家に来て
よもぎ餅とかおはぎを作ってくれたり
それが とても楽しみだった
中でも晩年 疲れるからと
あまり積極的では無かった「胡桃汁」
フードプロセッサーとかが無い時代だから
一からすり鉢であたらなければ
作れない汁だったので
滑らかにするのに
かなり根気がいる作業だった
まず、とにかく胡桃をすり鉢で
ペースト状になるまで
根気よく潰してする
とにかくする
食べたい一心でココのパートを
買って出た私でしたが
腕をふりふり欲に負けて
頑張ったものでした
材料は
胡桃
味噌
砂糖
だし汁
茗荷
氷
要は
胡桃をペースト状にして味噌を入れて
だし汁でのばして
千切りにした茗荷をあく抜きして
氷と一緒に汁に入れたら出来上がり
1番めんどくさいのが
すり鉢のパートだったのね
でも、食べ盛りの子供の頃の私にとって
この「こく」のある汁が
とても神がかって美味しく感じた
母の家の末っ子が結婚した事で
あまり私の家に来なくなってしまった祖母
なので「胡桃汁」は幻の味になってしまった
何故かと言うと
家業の手伝いをしなければならなかった母は
食事まで手が回らず
そんな手の込んだ(?)事は
してくれなかった
そこで
最近、気がついた
自分で作れば良いのでは?
…
なんで今まで思いつかなかったのか
自分でもびっくりしたけど
アレは
作ってもらったから
美味しいのか?
今度 実験で試してみる事に
結果はどうでるかな?楽しみ