AsakoMiyoshi

都内で働くSE。夫と二人暮らし。東京、熊本、長野、石垣島をこよなく愛する。 ヒマがあればAXNミステリーばかり見ている。ポアロとシャーロックホームズの足跡をたどるのが夢。 本とオシャレが好き。杉山律子主宰「スタイリストマスター」を2020年2月取得。

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都内で働くSE。夫と二人暮らし。東京、熊本、長野、石垣島をこよなく愛する。 ヒマがあればAXNミステリーばかり見ている。ポアロとシャーロックホームズの足跡をたどるのが夢。 本とオシャレが好き。杉山律子主宰「スタイリストマスター」を2020年2月取得。

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    好きなこと、心惹かれること、気付いたこと、心に浮かんだことをツレヅレに書いていきます。

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noteに書く3つの理由

最初に、noteを表現の場に選んだ理由を書いてみたい。 「アメブロで書けないことが書きたい」 これが理由だ。 わたしはアメブロにブログを持っている。(https://ameblo.jp/miyo-coasa) 更新頻度が低いわりにはそこそこアクセスがある。 順調に育ったともいえるであろう。 ブログをはじめた理由は「自己表現」であった。 自分の思っていること、感じていること、考えていること、知っていることをテキストで表現したい。 しかし何をテーマにすればいいかわから

    • 私にとっての仕事とお金(7)

      前回からだいぶ時間がたってしまった。小骨が喉に刺さるようにという表現がぴったり当てはまるように、ずっと「続きを書かなければ」と気になっていたが、書けないでいた。 理由としては2つある。 1つはパートナーがワクチン後遺症になったり(幸いにも、ほとんど全快という回復をとげた)、自分が転職したりで、忙しかったからだ。 時間がないというより心を他に配る余裕がなかった。いやなくはなかったが、あえて他には目を向けないようにした。 ただ暗く過ごしていたわけでもなく、わきゃわきゃと暮

      • 私にとっての仕事とお金(6)

        自分の仕事について振り返っている。 前回記事はこちら その1はこちら 大炎上したプロジェクトがようやく終わり、穏やかな日常が戻ってきた。そしてプロジェクトの終わりと共に、チームはまた解散した。 次の案件の話が来たのは2005年3月だった。私はあと3ヶ月で32歳という時だった。 1人で担当する案件にアサインされる ある客先に常駐して、あるツールを保守してほしいという。保守とは、プログラムのメンテナンス(バグが見つかった場合の修正や、改善)をすることである。 その企業

        • 私にとっての仕事とお金(5)

          自分の仕事について振り返っている。 事務職からシステム開発に異動したものの、プログラミングスキルも上がらないまま、社内評価は低空飛行。リーダーとも関係性が悪くなり、周囲に相談できる人もいない。 孤独感を強めた私は、会社を、というよりもシステム開発の仕事からきっぱりと決別する決心をした。資格の学校に通いだし、会社を辞めると伝えた話の続きである。 2002年、わたしは30歳になっていた。 個人業務委託への切り替え 部長に辞職を申し出ると、こんなことを聞かれた。 「どうし

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        noteに書く3つの理由

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          私にとっての仕事とお金(4)

          自分の仕事を振り返っている。 これはその4回目。 Webのシステム開発案件に参加していた頃の話の続きである。 2000年の春、28歳になろうとしていた。 これまでの会社員人生で、何度も怒ったり、泣いたりした。でもここから2004年までの4年間、ちょうど28歳〜30歳前後の頃が精神的に一番しんどかった。 私は今でも、別の道を選ぶならこのときだったなと思っている。システム開発の仕事と決別するチャンスは、まさにこの時だったのだと。 最終的にその道を選ばなかったわけだが、良か

          私にとっての仕事とお金(4)

          私にとっての仕事とお金(3)

          自分の仕事について、来た道を書いている。 これはその3回目だ。 前回書いたように、最初のプロジェクトが破綻してチームが解散した。1999年2月。私は26歳だった。 だんだんこのへんから当時の記憶が曖昧になっていく。 20代後半から30歳半ばまで、仕事に関しては暗黒時代、どん底だった。 友達との食事や気楽な旅行。余るほどの自由なひとり時間。楽しいことはたくさん日常にあったけれど、仕事について複雑な気持ちをいつも抱いていた私は、不幸感が強かった。 あの頃の私は、今よりも

          私にとっての仕事とお金(3)

          母はパンとお菓子でできている

          母について書いてみたい。 正確に言うと、母の食生活についてだ。 私の母は、昭和12年生まれ。今年で85歳になる。 10月半ばに3年ぶりに帰省を果たし、母と再会した。しばらく会わないうちに驚くほど年を取ったと思ったが、同じくらい改めて驚いたのは、その独特の食生活だった。 彼女に会うたび、私の中にこんな言葉が浮かぶ。 「ああ、母の身体は、パンとお菓子でできている。」 「パンがなければお菓子を食べればいいのよ」は、かの有名なマリー・アントワネットの言葉だと言うが(違うという

          母はパンとお菓子でできている

          私にとっての仕事とお金(2)

          自分の記録として仕事について書いている。 前回のnoteで、過去の選択で良かったなと思っていることは2つあると書いた。 1つ目は、システム開発の仕事についたこと。 2つ目は、1年ほど個人業務委託に転換したこと。(現在は雇用されている) 人生にあまり大きな悩みがない私だが、仕事については悩んでいる時間が長かった。今こんなふうに思えているのは、幸せなことだと思う。 ここに至るまでの経緯を、気が変わらないうちに書いておきたいと思った。 人生は長いから、また悩んだり逡巡したり

          私にとっての仕事とお金(2)

          私にとっての仕事とお金(1)

          自分の仕事について、ずっと考えている。 何のために働くのか。 働いていてどんなときが楽しいのか。 そもそも仕事は楽しいのか。 22歳で大学を卒業して以来、いつも考えていたような気がする。 あまりに考えすぎて、夫以外の人にはあまり話してこなかった。 若い頃は悩みが多く、いつも愚痴っぽくて、友人を悩ませたこともあると思う。読んでいないと思うけど、お詫びしたい。ごめんなさい。 人生には選択肢が無数にある。 どの選択だってその人にとっては正しい。他人がとやかく言うようなことで

          私にとっての仕事とお金(1)

          「コロナ後遺症外来」に通う家族がいる私の今の心境

          コロナって本当に厄介だ。 病気の厄介さもさることながら、意見の対立に疲れてしまう。 なぜなら、みんな意見が違って、違うことは全然いいのだけれど、尖ってしまうから。 コロナで厄介なのは、「公共性」というものをどうとらえるのかが、人によって違うからだろう。また相手が目に見えないために、自分自身で行動指針を決めるのが難しい。 何かが正解かはわからない。正解なんてないかもしれない。 何年かたてば、あんなことあったねと笑えることかもしれない。 でもこうも信じたい。 人は1つの

          「コロナ後遺症外来」に通う家族がいる私の今の心境

          いったんお金のことは忘れることにした

          「お金について考えていること」。 なんですか、これは。わたしのためにあるようなテーマじゃないか。 というのは私は「お金」をテーマに別のブログを書いていたからだ。(今も閉鎖はしていないが、更新頻度が低い上に関係ないことを書くことが増えているので、過去形にしておく。) そのブログのテーマをお金に据えたのは、単純な理由で、お金のことなら色んなネタを持っていたからだ。 家計管理の考え方やコツ、税金のこと、住宅ローンのこと、保険のこと、そして投資信託を使ったコツコツ投資を15年以

          いったんお金のことは忘れることにした

          夫がワクチン接種後に急性心筋炎で倒れて、それから

          2021年秋、私達を悩ませたコロナ感染者数が東京でも激減している。 外出する人も増えて、自分自身も含めて、街全体にウキウキした感じが漂ってきたと実感している。 感染者数が5,000人目前となっていた今年の夏、夫がファイザー1回目のワクチン接種直後に急性心筋炎で倒れ、私は文字通り、伴侶を突然死で失いかけた。 その時のことは以前書いた。 あんな状況でよく書けたねと時たま言われるが、わたしにとっては、表現することで気持ちを落ち着けるこ

          夫がワクチン接種後に急性心筋炎で倒れて、それから

          夫が急性心筋炎で倒れた話の続き

          2021年8月18日に夫が急性心筋炎で倒れ、救急搬送された。 8月13日にワクチン(ファイザー1回目)を接種してから劇的に体調が悪化したのだが、その後の経過について記録しておく。 倒れた経過は以前のnoteに記載した。 また前回も書いたが、このnoteは「ワクチンは怖い」「ワクチンを打たないで」というメッセージではない。 夫がGICUに入った後の経緯 8月19日(木) 前回の続き 夫が救急搬送されGICUに入って2日目。 深夜から早朝に電話が来ないので、少しだけホ

          夫が急性心筋炎で倒れた話の続き

          急性心筋炎で大切な人を失いかけた日

          夫が急性心筋炎で重篤な状態になった。原因は不明だが、ワクチン接種1回目直後から起きたことである。その経過を今記録しておく。 はじめに伝えておきたいこと この記事を書くのは勇気がいる。昨年からのコロナ騒ぎ、色んなことを色んな人が語るのをSNSで目にして、ちょっと気持ちが塞いでいたからだ。 私は「リアルに対応現場にいる人」や「感染医療の専門家以外の人」が、この未知の病気の対策や方針について語ることが好きではない。 1人1人が個人的経験を語るのは大切だと思うけど、あたかも自分が

          急性心筋炎で大切な人を失いかけた日

          名もなき小さい君へ(たまに見かけるジャックラッセルテリア君に捧ぐ)

          通勤する途中、滝のように背中を流れる汗を感じながらバスを待っていると、たまに見かけるワンコが通りかかった。 私が夫の実家で一番仲良しだったジャックラッセルテリアと同じ犬種。 私の友達のクリスがよく訓練されていたのと違って、その子は、ギャンギャン鳴くわ、歯をむき出しにするわ、飼い主のオジサンが行きたい方向と逆に行こうとリードを引っ張りまくるわ、まあまあ厄介そうな犬だった。 すごい形相で吠えるので、「クリスのほうが可愛いわ」なんて感じていた。 オジサンもなんだか可愛がって

          名もなき小さい君へ(たまに見かけるジャックラッセルテリア君に捧ぐ)

          その時、再現してほしいと願う映像は

          「ワンダフルライフ」という映画がある。是枝裕和監督の作品だ。 会社員になってすぐの22、23歳の頃に、映画好きの友人が見つけてきて一緒に見た。友人は単館映画が好きで、渋谷の単館映画館に連れ立ってよく見に行った。 彼女とは色んな映画を見た。知的な友人が選ぶ映画はどれも面白くて、変わっていて、印象に残った作品はたくさんあった。今でも大好きな作品は当時見たものが多い。 しかし映画のストーリーやシーン、セリフよりも、その映画の「存在そのもの」みたいな重さで私の中に残り、繰り返し

          その時、再現してほしいと願う映像は