原田マハ『独立記念日』

珈琲屋で豆焙煎してもらってる間に、向かいのBOOKOFFで何気なく買った1冊…が、超ハイパー良かった!!

タイトルの通り、老若を問わず女性が小さな"独立"を果たしていく話のアンソロジー。有川浩の『阪急電車』よろしく、ひとつひとつの短編が登場人物を介して緩やかに繋がっているのもまた良い。
それも、密な関係ではなく、日常的な行きずりの関係だから、余計に、どこにでもある出来事に思えてくる。(つまひは共感を呼びまくる) .
畢竟、オンナにとっての"独立"とは自らの殻を破ることであり、新しい自分への生まれ変わりであり、自由を手に入れることであり、つまりは幸せな人生のスタートを切ることを意味する。

"独立"のあり方は本当に多種多様で、どんなことがその人にとっての"独立"になり得るのかは未知数。一生の間に、何度も何度も独立を果たす場合だってある。
やっぱりそれにはある程度の痛みを伴ったり、苦難があったり、それなりに大変ではある。
でも、"独立後“の幸福を思うと、私たちはそのために色々頑張れたり戦ったりできるんだろうな。

私も6年前の7/4(アメリカの独立記念日)に"独立"を果たしたけれど、やっぱりあの日を境に私の人生はしっかりと私の手の中にあるって実感できるし、それ以前と比べて光彩を放っている。

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