27,500円の価値
資生堂のクレ・ド・ポーボーテのル・セラムを購入したお話。
こちらのル・セラム。
導入美容液で、洗顔後すぐに使用することでその後の化粧水の浸透がすこぶる良くなるだけでなく、肌自体の能力も底上げしてくれる優れもの。
だけど・・・
ル・セラムの存在を知ってから今日に至るまで、実に2年半の時間を要した。
なぜなら、こちらの商品、50mlで27,500円というなかなかの強気な値段設定だからだ。
2年半前の私はこう考えていた。
化粧品は消耗品。1〜2ヶ月で無くなるものに高価なものは使えない。
庶民には無縁のお高い化粧品。
私にはドラッグストアで買える安くて大容量のもので十分。
そもそも買うという選択肢もなかった。
なるほど、書き出してみて思ったけれど、私にはたくさんの思い込みがあったんだ。
「化粧品をただの消耗品だと感じている」
「自分は庶民だと思っている」
「私には安物がお似合い」
自分でも嫌になるくらい、貧乏な設定だったということが明らかになった・・・
本当にそれでいいの?本当はどうしたい?
『値段で選択するのではなく自分に心地よいものを選択したい』
『私にはこの世界の様々なものを知り、体験する価値がある』
『値段や口コミではなく私自身が基準で価値を決める』
お金はそれを体験するためにあるもの。
そして今、私には体験するためのお金がある。
だったら27,500円の価値を体験してみよう!!
そして、2年半越しに、ル・セラムの購入に至ることとなったのである。
デパートの売り場に行き、店員さんに「ル・セラムの購入を検討している」と伝えると、丁寧にいろんな情報を教えてくれた。
様々な化粧品も試させてもらって、クレ・ド・ポーの良さも知ったし、クレ・ド・ポーの中でも最高峰と言われるレーベルがあることも知った。
つまり、もう一つ選択肢が増えたのだ。
この経験を通して、改めて体験することの大切さを知った。
他の人の体験談をたくさん聞くよりも実際に体験する方が自分にとっての価値は明確である。
私にとっての豊かさとは『体験』であり、体験するための『選択肢が増えること』だと、知ることができた。
私には、したいと思ったことを存分にできるだけの価値があるのだから♡