結局はインデックス投資が最強な理由

2024/8/18投稿

先月末から今月前半にかけて、株価が暴落して新NISAの損切りをした人が結構いたらしい。

新NISA積み立て民の俺的には

「やっと下がってきたか」

という感じでこれからが楽しみだった所だけど、ここのところ普通に株価が復調してきてしまった。

今月頭くらいにはマイナス3万くらいにはなってたのに、今日マネーフォワード見たら早くもプラ転していた。

ホーリーシット!!

個人的に新NISAは

「1800万円の枠をいかに早くインデックスで埋めて放置するかのゲーム」

というスタンスなんで、極論を言えば

「俺が1800万埋めるまで株価下がってろ」

とすら思ってる。

ただ、今回の暴落は歴史的に見ても中々に大きい下がり方だったそうで、新NISAから始めた人が今回の暴落で狼狽売りしてしまったのも分からなくはない。

言うて俺も新NISAから投資始めたクソ素人なんだけど、積み立てを売ろうなんてことは微塵も考えなかった。

何故ならインデックス投資が最強だと思ってるからだ。

投資ド素人のクソにわかながら、一応

「完全放置の高配当株で〜」

とか

「ズボラな主婦が資産5000万築いた〜」

みたいなそれ系の書籍は一通り読んだり、ネットで検索したりと、それなりの情報を摂取してきて思ったのは

「いや、これって結局インデックス投資が最強じゃね?」

ってこと。

インデックス投資は俺みたいな貧乏底辺介護士がすがるべき唯一の希望であり、もはや信仰すべき宗教と言っても過言ではない。

というわけで、俺なりにインデックス投資が最強であると思ってる理由をつらつらと述べてみる。

インデックス投資が最強な理由①めちゃくちゃ暇

インデックス投資を行うと言っても、実際にやる事は以下の3点です。

1、証券口座で新NISAの口座を開設
2、銘柄を決める
3、証券口座の画面で積み立て金額を設定する

終わり。

インデックス投資なんてもんは、これ以上でもこれ以下でもない。

もちろん何(銘柄)に投資するかは当たり前に大事だけど、そもそも新NISAで選べる銘柄なんかは一応名目上は金融庁のお墨付きの比較的安全な銘柄しか選べないんで、大事故にはなりようがない。

一応人気なのは「S&P500」と「オルカン」だけど、正直どっちでも良い。

ちなみに俺は「オルカン」。

で、上記3点の初期設定を終えれば後はやることがない。

強いてやる事と言えば「ないもしないこと」です。

今回の暴落の例で言えば、狼狽売りなどの余計な事は何もするなということです。

投資界隈だと投資成績が良かった人として良く例に挙げられるのが

・死んだ人
・投資してるのを忘れてる人

この2つが良く言われてるが、これは要するにどちらも「何もしてない人」と言うことだ。

まあこの投資成績のソースがどっから出てるかは知らんけど、「何もしないこと」が最強となるインデックス投資の再現性を高める例としてはイメージしやすいんじゃないかと思う。

個別株なんかをガチャガチャする暇があるなら、スキマ時間に副業でもして入金力上げてインデックス投資に突っ込む方がよほど期待値は高いと個人的には踏んでいる。

そもそも株に時間をかけることが楽しいかと言えば、これは個人の感性に左右されると思う。

例えば俺なんかは今年初めに新NISAで積み立て始めた後でも優待株とか高配当株が魅力的に見えていた。

そんで、それ系の書籍を読み漁れば読み漁るほど

「クソ面倒くせえ!」

と思ってしまったタイプだ。

やれPBRがどうだ、やれEPSだ、やれPERだと、とにかく常日頃からチェックすべき要因や項目が多すぎてかったるい。

おまけにポートフォリオのバランス管理なんかもしなきゃならんそうで、はっきり言って「やってられん」というのが率直な感想。

俺には常日頃にそんなことを悠長にチェックしている暇がない。

アマプラとU-NEXTで視聴しなければならない映像作品があるからだ。

今の時点でもマイリストの消化が追いつかないのに、そんな個別株のことに時間を割いていたら、今見てる聖闘士星矢の見終わりがいつになるか知れんからね。

それとスコット・ノートンばりのぶっとい腕を目指してるプリティボーイの俺としてはジムにも行かねばならない。

やはり俺の中の優先順位としては「個別株のチェック」よりも「インクラインダンベルカール」と「プリーチャーカール」なのは揺るぎない。

あとは実家の断捨離もせねばならない。

いつ親が亡くなるか施設に入るか知らんが、来たるべきその日までに実家を明け渡せる状態を作り上げねばならないのだ。

という俺のライフスタイルを考えると、やはりインデックス投資が最強と言わざるを得ない。

何故ならインデックス投資は暇だからだ。

そのくせ、インデックス投資であれば獅子座の黄金聖闘士アイオリアのライトニングボルト並の稲妻が市場に走ろうが、ドルコスト平均法でその場に居ることが出来るメリットもある。

投資とは市場に居続ける事が大事なのである。

その他、上述したとおり空いた時間で副業などに取り組んでその収益をインデックス投資に入金し続ければ、無事に完全勝利の無限ループの完成だ。

暇だから故に、インデックスは最強なのである。

インデックス投資が最強な理由②凡人でも80点を叩き出せる

今回最強と論じているインデックス投資とは、その名の通りインデックスファンドに投資する手法である。

で、そのインデックスファンドというものは、いわゆる日経平均株価とかTOPIX等の指数に連動するように市場平均を狙っていく投資信託になるわけです。

この「指数に連動」というのがミソで、要は成績が良いものに後乗り出来るということで、尚且つ、指数を追いかけるだけなので手数料が安いというのもメリット。

後出しジャンケンなんで、負けるはずがない。

正確には誰でも平均点を叩き出せるということです。

平均点を目指すインデックスファンドに対してアクティブファンドってのがあるが、これはインデックスを上回ることを目指した投資信託のこと。

投資のプロ達が当然あれやこれやとガチャガチャするので、手数料が高いのがネック。

しかも

「手数料が高いならアクティブファンドの方が儲かるんじゃね?」

と思いがちだけど、

残念ながら長期になればなるほどアクティブファンドはインデックスファンドに勝てないようになっている。

これは「ウォール街のランダムウォーカー」という書籍で過去のデータとして出ており、1年目の成績こそ五分五分となっている。
(それでもインデックスファンドの方がわずかに成績が良い)

が、これが1年、3年、5年、10年と経過していくうちにどんどんインデックスファンドの方が勝率が良くなり、20年経過した時点ではインデックスファンドの勝率が8割になっている。

要するに、どんなプロが運用しようが、アクティブファンドはインデックスファンドに勝てないのである。

時々インデックス投資してる人を馬鹿にする奴がいるが、そういう奴に問いたい。

「君たちが見下してるインデックス投資してる馬鹿な人らが、プロでも勝てないアクティブ投資で勝てると思うか?」

と。

ちなみに上で挙げた「ウォール街のランダムウォーカー」は投資界隈ではかなり絶賛されてる書籍であるが、個人的にはそこまでオススメではない。

翻訳本なんではっきり言って読みづらく、頭に入りにくく感じた。

適当に書籍要約系YouTuberの動画でも見てさらっと内容をなぞる程度に留めて、書籍を買う金を新NISAのスポット購入に回してガチホした方が有意義だと思う。

これ系の書籍がお勧めされる理由は「握力を高めるため」なのが多いんで、要するにインデックス投資のメリットをしっかり認識出来ればそれで良しと。

というわけで、凡人でも80点を叩き出せるからインデックス投資は最強なわけです。

インデックス投資が最強な理由③センス不要で再現性が高い

個人的に5年程情報商材のアフィリエイトをやっていたが、商材アフィ界隈は良くこんなコピーで溢れている。

「この商材は月収100万円稼げる再現性が高いです」

と。

はっきり言って嘘である。

アフィリの場合は自分で作業する工程や必要となるスキルが多いため、再現性というのはどうしても薄くなる。

例えばブログアフィであれば

・キーワード選定
・上位表示させるブログ記事の書き方
・記事を量産する継続力
・商品を成約させるコピーライティングスキル

などなど、個人のスキルやその精度によってどう考えても再現性はマチマチになる。

ただ、インデックス投資の場合は上記の最強な理由①でも述べたように、やる事(作業)が少ない。

前述したとおり、作業というのは

1、証券口座で新NISAの口座を開設
2、銘柄を決める
3、証券口座の画面で積み立て金額を設定する

この3点のみで、後は積み上がった金額見て一喜一憂して終わり。

いや、というかそもそもが最低でも20年先のためのインデックス投資なんで、積み立ててる金額を見る必要すらないけども。

同じ銘柄に同じ積み立て額を入れてれば誰でも結果は同じになる。

作業が少ないからこそ個人のスキル等で結果に上振れ下振れがないため、それがそのまま再現性の高さに繋がってるわけです。

極論、めちゃくちゃ投資の勉強してる投資系YouTuberが言う

「僕は新NISAはオルカンで月に10万積み立て設定します!」

という言葉を信じて、何の知識もない素人がオルカンに月10万入れてりゃ、そのめちゃくちゃ勉強してる人と全く同じ結果を得ることが出来る。

これを再現性が高いと言わず何と言おうか。

しかも要領やセンスも不要。

なんせ入金設定にセンスもクソもないからね。

カップラーメンを作るのに料理のセンスが必要ないのと同様に。

しかも頑張るのは我々投資する側じゃなくて、投資されてる一流企業のエリート達です。

彼らの頑張りによって上がる株価という甘い汁をチューチューと吸い尽くす、他人のふんどし戦法で資産を増やせるのが俺のような底辺貧乏介護士でも資産を構築出来るインデックス投資の最強たる所以。

頭の良い人だろうが馬鹿だろうが、入金する金額の価値は同じなわけですから。

強いて差が出る要素といえば「入金力」という部分。

やはり月1万円と月10万円とでは将来的な複利の力も変わってくるんで、結局の所良く言われる「入金力が全て」という要素は揺るぎない事実だと思う。

まあそれでもゴミみたいな年利の銀行預金とは比べ物にならないレベルでマシだけど。

というと

「そんな投資する金がない」

と言う人がいるが、それは知らん。

節約しろ。

そして働いて稼げ。

そういう意味で、

「借金持ちの◯◯だった私が〜」

とか

「手取り20万の社畜だった僕が〜」

みたいな事を言ってるYouTuberが公開してる何千万円とかの資産の再現性を高めるにはやはり副業だと思う。

何か上手いことYouTubeでの収益だとか、本業以外の資金力を隠してる人らが多いが、やはりその人達は他ならぬそうしたYouTube等での収益(副業)も投資に回してるからほんの数年間で資産が爆増してるわけですから。

故に、そういうインフルエンサー系の人たちの言葉を信じるなら、あくまで副業込みだということは頭に入れておいた方が建設的である。

と、元商材アフィカスが申してみる。

ということで、センス不要で再現性が高いというのもインデックス投資が最強という要因のひとつなのである。

インデックス投資が最強な理由④メンタル面も低コスト

前提としてだけど、インデックス投資は20年とか30年とかの長期間の投資が基本になる。

と言うのも、株価は小さな下落や上昇を繰り返しながらも、20年や30年の長期で見ると右肩上がりに上昇しているからである。

要するに、短期間で狼狽売りして利益を確定してしまえば「負け」も確定するが、長期でガチホしてれば儲かる可能性が高くなっていくというのは、これまでの株式の歴史が証明している。

また、もうひとつの前提として「余剰資金で投資する」というものがある。

余剰資金というのは読んで字のごとく、無くても普段の生活に困らない金の事。

無くても困らない金なんで、それが減ろうが増えようが20年程は寝かせてく前提なんで、日常生活に何ら支障がないため精神的に非常によろしい。

投資初心者にありがちらしいけど、有り金全ツッパして評価額が下がれば慌てて狼狽売りするらしい。

これは「余剰資金で投資してないから」という理由にそのまま直結する典型的な例だと思う。

そういう視点で見ると、俺みたいな貧乏介護士は新NISAの年初一括360万円投資が出来ないのはメリットとも取れる。

過去のデータ的には年初一括で投資の方が勝率(期待リターン)が高いらしいけど、初心者の場合だといきなりデカい金額投資すると前提した通り少しの下落でビビって売ってしまうからだ。

無い袖は振れないというのは、見方によっては投資初心者のメンタル的には有効に作用したりする。

上記2つの前提である

・長期で投資する
・余剰資金で投資する

この原則を守っていけば、誰でもゆっくりと金持ちになれるというのが、インデックス投資の最強たる所以のひとつ。

ウォーレン・バフェットの発言で

「ゆっくり金持ちになりたい奴はいない」

みたいなのがあるけど、これってまさに投資で失敗する初心者に当てはまる行為になっている。

短期で儲けたいから自分のリスク許容度を超えた投資をして、ちょっと株価が下がれば慌てて損切りするっていうね。

そういや短期で欲をかくと碌な事がないと言えば、アフィリ業界でもそんな感じだったな。

売れ筋の商材って割りかし

「短期間で稼げまっせ〜」

的なノリのが多かった。

やっぱ人って手っ取り早く稼ぎたいからね。

とは言え、まあ短期で稼ぐのは無理なんだけど。

そうそう、それと最近ユーチューブで見たんだけど

「NISAじゃ1億は稼げないので、本当に稼ぎたいならビットコイン等の仮想通貨に投資しましょう」

とか言ってるアホ丸出しな商材屋がいたけど、そもそも1億稼ごうと思って新NISAやってる人いないだろと(笑)

もしいるとしたら新NISAの制度とインデックス投資の概要なんかをサラッと調べる事をお勧めしておくか、投資自体をやめたほうがいいかもしれない。

とは言え、老後資金の足しにと新NISAの積み立てしてる人が多いと思うが、そもそも1億とはいかずとも満額1800万積み立てて寝かせておけば、年数にもよるが複利で3、4千万ほどには膨れ上がるんで老後資金としては十分でしょ。

先人達が言うように、凡人は短期で儲けようと考えない方が無難です。

よほどセンスとかがあればワンチャンいけるかもしれんけど、多分俺もあなたも残念ながら天才ではない。

諦めて、「長期・分散・低コスト」のベタなインデックス投資で着実に資産増やした方が、期待値がプラスになる確実性が高い。

無駄な時間や労力はない方が良いに決まっている。

インデックス投資が最強である理由のまとめ

ということで、インデックス投資が最強であるという理由として、ここまでつらつらと述べてきた以下の4点である

・めちゃくちゃ暇
・凡人でも80点を叩き出せる
・センス不要で再現性が高い
・メンタル面も底コスト

これらの理由からインデックス投資が最強だと言うことを提唱したい。

まあそもそも、俺みたいな底辺貧乏介護士は一括投資する事が出来ないので、選択肢としてもインデックス投資一択なので、投資手法を考える必要がないのである意味ありがたい(笑)

そしてその唯一の手にできる選択肢が、割と最適解なインデックス投資という最強の手法であることも、覇王翔吼拳を使わざるを得ないレベルでラッキーと言わざるを得ない。

無敵の龍、最強ノ虎もびっくりな幸運やで。

てな感じでこの投資手法に藁をもすがる覚悟で、これからも淡々と満額1800万円を埋めていきたいところ。

なので節約頑張ろうと改めて思いつつ、タバコという超絶金食い虫を吸いながらこの記事を書いてるヤニカスの俺であった。

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