江藤拓農水大臣 政治資金収支報告書に記載漏れを訂正し謝罪。政治資金パーティー券を購入した団体名を一部記載せず

衆院宮崎2区選出の江藤拓農水大臣が、自らが代表を務める政治団体で、2021年度分の政治資金収支報告書に記載漏れがあったことを明らかにし、謝罪したそうです。

江藤大臣の事務所によりますと、記載していなかったのは県建設業政治連盟が支払ったパーティー券の代金50万円分です。 政治資金規正法は、1回の政治資金パーティーで同じ人から20万円を超える支払いを受けた場合は、名前や金額などを収支報告書に記載するよう定めています。 江藤大臣は、事務的なミスで収入の総額に変更はないと説明しています。 (江藤拓農水大臣) 「このようなことになったことを内閣の一員として、国民の皆様方に大変申し訳ないと思っております」 江藤大臣は、収支報告書を、22日朝、訂正したということです。

MRTのニュースから引用

飛雄会は昨年も、22年に開かれた政治資金パーティーでJAグループ宮崎の政治団体「宮崎県農民連盟」が購入した計46万円分の報告書への記載漏れが判明し、訂正している。

産経新聞の記事から引用

またですか。

前回は 農協関連でしたが、今回は建設業協会ですか。

大臣になって、よそから指摘されてからの訂正だとまずいから自分から発表した感じでしょうかね。

以前、

長峯参議院議員が陳謝 派閥キックバックを適切に記載せず。宮崎市が選挙区の自民党議員は全員味噌がついちゃった、という話。|宮崎県政ウォッチ

という記事にも書きましたが、政治に近く官公需依存の強い中小企業や中小企業でつくる団体(農業を含む)が、政治家に献金をして、その見返りとして官公需を受託するというようなエコシステムこそが、適切な自由主義経済下での新陳代謝が起こりやすい大都市との格差を拡大させ、地方の生産性向上意欲を阻害し、衰退をもたらす元凶ですらあるのではないか、と個人的には思っています。

報告の上限が10万になっても、5万になっても結局は団体を小分けにしたりして対応するだけでしょうし、今回の件も20万以下に小分けした献金が色々とあるんでしょう。

そんな金額のレベルの献金で国益に関する政策が左右されるのはあまりに非合理です。

国会議員は、国益に資する政策を作成して立法化することに注力すべきだと思いますし、自由主義経済の合理性を歪めるような政策が実行されにくくするためにも、中小企業本体や小規模事業者がつくる団体からの一切の献金は原則禁止にすべきだと思いますけどね。


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