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第50回衆議院選挙終盤情勢 保守王国の宮崎でも自民党は苦戦らしい

最近、全然記事を書くモチベーションが上がりませんw

とはいえ、「政治ウォッチャー」を自称しているのに、日本政治のスーパーメインイベントの衆議院選挙期間中に一つも記事をかかないというわけにもいかんだろうと思いますので、簡単に終盤選挙情勢を記録しておこうと思います。

まず全国的な情勢として、選挙戦が始まった頃は

「自民党が単独過半数行くかどうか」

というような報道がほとんどでしたが、終盤戦に入ってから

「自民党の過半数割れ確実、自公で過半数が微妙」

というような論調が増えてきていますね。

SNS上では、各社の情勢調査を総合すると「自公過半数割れ」の確率が99.9%と言ってるものさえあるようです。ホントかよ。

この Note は宮崎県政ウォッチなので、宮崎県内の選挙情勢を確認すると

1区 立憲民主党 渡辺候補 優勢
2区 自民 vs 国民 大激戦
3区 自民党 古川氏 楽勝

という情勢のようですね。

私は宮崎1区民ですが、前回の選挙結果は以下の通りでした。

渡辺創 44 立憲民主党 新 60,719票 当選
武井俊輔 46 自由民主党 前 59,649票 比例復活
脇谷のりこ 64 無所属 新 43,555票
外山斎 45 日本維新の会 新 22,350票

前回の選挙は、渡辺候補が良かったというよりは、六本木で無車検車でひき逃げ事故を起こした武井候補の自滅という感じでした。むしろ、党本部が武井氏を公認したことに反発し県議を辞職して無所属で立候補した脇谷候補が出ていなければ武井候補の比例復活もなかったでしょう。

今回も武井候補は今年不祥事を起こしています。

自民党の武井俊輔衆議院議員が乗った車が宮崎県日南市の国道220号で制限速度を大幅に超えて走行した疑いで記者会見|宮崎県政ウォッチ

今回の宮崎1区の情勢を見ても

「武井候補がいやだ」
「イデオロギー左派の立憲もいやだ」
「他の候補いないのかよ」

というような消去法の基準の中で、より

「武井候補を今度こそ比例復活を許さず落選させる」

みたいな感情が勝って現状のような情勢になっていそうです。

1区以外の選挙区では、3区の古川氏がいつも通り楽勝ムードなのと対象的に、宮崎2区もなかなかの情勢ですね。

国民民主党の長友氏は前回は惜敗率60%程度でギリギリで比例復活でしたが、今回は国民民主党の全国的な躍進が見込まれる情勢に加えて、自身も国会で幾度も積極的に質問をするなどし一定の評価は得ています。

江藤氏は5月に自民党宮崎県連の会長に就任していますが、自身のJAからの献金の不記載の問題もありましたし、年齢的にもあまり伸びしろや上がり目もなさそうですから、ひょっとしたらひょっとするかもしれませんね。

そうすると、保守王国の宮崎の選挙区で立候補した候補の当選者が 

自民 1、非自民2

というこれまでではほぼ考えられなかった結果になるかもしれません。


と言っても、前回49回衆議院選挙でのマスコミの調査は、当日の出口調査でさえ、自民党の議席を一番高く見積もったNHKの予想議席数が253だったのに、実際には261でした。 

民主党政権が誕生したときほどの野党への期待感とかもなさそうですし、それほど投票率が上がりそうな感じもしないんですよね。

厳しい選挙情勢が伝えられるに比例して、組織的な最後の強烈な引き締め・追い込みが起こるのが自民党の凄さでもあります。そうなると、自公が得意な地道な活動が効いてきますから、あまりバイアスを持たずに選挙結果を待ちたいですね。


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