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日本語教育Twitter週報 Vol.58

ご訪問ありがとうございます。日本語教師、翻訳校正担当、Webライターとして細々稼働中の個人事業主・みやざきと申します。

この週報では、ツイッター上の日本語教育関連情報をピックアップして掲載しています。お時間のある時に目を通していただければ幸いです。

特に、以下のようなみなさんにおすすめです。

・日本語教育のツイッター情報を見てみたい
・Twitterに疲れてきたけど、情報はほしい
・日本語教育系セミナーの情報を入手したい
・Twitterや日本語教育のTipsを得たい


それではさっそくご覧ください💻📱


みんなでシェアする授業・レッスンのヒント

ここからは10月11日~10月17日にツイートされた「授業やレッスンに活用できそうなアイデア」をピックアップしてお届けします。シェアしてくださったみなさん、本当にありがとうございます! 

 

  

 

注目の書籍・論文・発表資料などのシェア

ここからは10月11日~10月17日にツイートされた「日本語教育関連書籍・論文・発表資料など」の情報をピックアップしました。

 

 

 

 

 

日本語教育セミナー・交流会・シンポジウム等情報

ここからは10月11日~10月17日にツイートされたオンラインセミナーや交流会等の情報をまとめています(前回の週報と一部重複する情報もあります)

※受付終了等の案件もございます。その場合は発信元のTwitterアカウントをフォローしておくと、次回のイベント情報を得られるかもしれません。

 

 

 

 

  

 

  


コラム:私は日本語教師には向いていない?


本日、「レッスン前に毎回緊張する」件についてツイートしました。

私は日本語教師として8年目なのですが、いまだに授業やレッスン前に緊張します。同じクラスで週に2回のレッスンをする時もほぼ毎回緊張します。

どなたかが「いつも緊張してしまう私は教師に向いていない」といった趣旨のツイートされていたのですが、果たして本当にそうなのでしょうか。

かくいう私も「日本語教師に向いていないのでは病」にたびたび罹患するのですが、これは一種の風邪のようなものだと思っています。もちろん、この「風邪」に全くかからないポジティブな日本語教師の方もいると思います。

この「風邪」の要因はさまざまで、例えば「字がきたない」「そもそも明るい性格じゃない」「スライド(もしくはパワーポイント)作成を楽しいと思えない」などのいろんな「向いていない(と思ってる)要素」があります。

いい機会なので、1つ1つ考えてみます。

まず、「字がきたない」こと。これは他の先生方との相対評価です。しかし、学習者にとっては「読めるので問題ありません」とのこと。ひらがな・カタカナ・漢字の導入もアニメーションなどを使えばいいので「字がきれいじゃない」ことが学習効率を下げる要因にはならないかもしれません。

そして「明るい性格じゃない」という点ですが、これは学習者によって評価が分かれます。もちろん「明るくて楽しい先生が好き」という人もいますが、「落ち着いた先生が好き」「集中できるクラスにしてくれる先生がいい」という評価もあります。これは学習者との相性次第と言えそうです。

最後は「スライド作成が楽しいと思えない」こと。これは最近感じている課題なのですが、「そもそもスライドを作る必要があるのか?」と突き詰めて考えると、意外と「スライドを作らなくてもいい」ケースもあります。やらなければならない!という思い込みが自分を苦しめていたりします。

長くなりましたが、つまり「マイナス要因だと思い込んでいるだけで、学習者はそんなに気にしていない」というパターンも結構あったりするのです。

そして盲点なのが「プラス要因だと思っていたものが、時にはマイナス要因にもなりえる」ケースもあったりするのです。

例えば私は「ぼちぼち絵を描ける」というスキルを持っていますが、授業やレッスンではこのスキルをあえて封印しています。なぜなら、学習者が「先生、絵が描けるんですね!もっと描いて!」となってしまい、授業が本筋からそれて進度が遅れてしまったことが度々あったからです。

授業中に先生が「ぼちぼちの絵を描いた」ことでクラスは一時的に盛り上がったかもしれませんが、それが果たして日本語学習を促進したのか?と考えると疑問に感じるところがあったので、それ以来、授業中は絵を描かないようにしています(むしろ、わざと下手な絵を描いて失望させたりします)

つまり、「教師側が考えている理想の教師像が、学習者にとってベストとは限らない」ということです。何が言いたいかというと、「私は日本語教師に向いていないかも」と思っている方も、学習者からしてみると「でも私は〇〇先生のクラスが好きです。私には合っていると思う。この雰囲気だといつも勉強が捗るし」という人がいるかもしれないんです。

教師を評価するのは学習者です。自分を改善したいなら、一人で悩むよりも「もっといい授業・レッスンをしたいのでフィードバックください!」と学習者に率直なアンケート回答をもらったほうがいいかもしれません。

久々に仕事関連の真面目なコラムになってしまいました。

 

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今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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次回の週報も、どうぞお楽しみに!

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