看護師国家試験、コロナ影響受けず。現場が受け入れ対応する必要性高まる
看護師国家試験について、大体8月の第1月曜日に出るんですが、今年もでましたね。
看護師国家試験の施行(厚生労働省)
コロナの影響は願書を取りに来るんじゃなくて郵送でやりとりしてね、という以外に基本ないようです。
10月願書請求して提出。
2/14(日)に試験
3/26(木)に発表。
というのも、例年とあまり変わらないようです。
逆にいうと、公的機関でのコロナの影響への救済はないよということです。
21卒が活躍できるように環境を整える必要あり
個人的な経験なんですが、新卒を大量に入れて1年後には3割残ってない、叱りまくって自分で学んで伸びるやつ以外はいらない!という企業に勤めていたんです。金融系の新規開拓営業という、まぁ一般職の中では心折れやすい種類の職種でした。
新人の教育はないし、できなかったら詰められる。詰められて心が折れて辞める人を「あれはだめだ!」って社長がいうような企業です。どんどこ人が辞めました。つぶれました。ははは。
今でもそういう気風の企業って少なからずあると思います。というか、医療・介護の現場だってそういうところはあると聞きます。上に言えないだけで。
コロナで組織が疲弊してフォローがしんどい可能性があります。そこに、要はインターンを経験してない看護師さんやってきます。
「なんでこんなことも知らないの?!」
「ほんと使えないね」
「看護師(介護)なめてる?」
そう言われ慣れてない看護師さんが病院に入って、潰れた会社で使い潰された若い営業マンのようになってしまわないだろうか。今年はことさら余裕がありません。早目に、手厚く見積もって準備しないとまずいだろうなぁと思うのです。
なお、8月で新卒看護師に対して試験でなにか補助が・・・と思いましたが、なにもなかったので、新卒看護師を採用する病院・介護施設は対策必須になりそうです。
給与よりも、信頼関係
こういう話をすると、必ず「給与が低いからムリ」といわれるので、東京女子医大の記事を共有します。400人看護師離職の可能性が出た後、夏のボーナス(賞与)がでることが決まったようです。(よかった!)
その際のインタビュー記事が離職率の反面教師としてものすごく的確でした。
金額のことより、今回発表された文章に、いつもより賞与が下がったことに対して『申し訳なく思っている』というような経営側のお詫びの気持ちが書かれていないことが残念でした。
賞与の出る出ないだけではなく、そういう部分で職員の気持ちが病院から離れていることを、経営者は理解していないんだなと感じました。
(出典:文春オンライン 8/1)
「信頼してるから」「愛のムチ」といわれたこともありますが、コロナの影響もあって、従業員に対して経営層やマネジメント層は思いやりを持ってるとは思われていません。
(出典:2020エデルマン トラストバロメーター中間レポート(5月版))
あと半年、早目早目に行動したいものです。ほんと。
つぶやき
社内のニュース配信をしているんですが、気がついたらもう5年になっていました。スタッフの知識も、人数も5年前よりずっと増えました。嬉しいことです。
noteも毎日発信して少しでも日本の医療・介護に携わる人にとってプラスなことができたらいいな、と思っています。
2020-08-05 はるよし